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サマータイムマシンブルース(ネタバレ注意)
こんにちは 最近、久しぶりにサマータイムマシンブルースを見たんですが、衝撃的なことに気付いてしまいました。 エアコンのリモコンは99年間埋まった後、30年使われ、また30年前に戻って壊れた訳ですが、これってもしリモコンが壊れず30年使われてたら、リモコンは無限の年月経過したことにならないでしょうか。 その場合、宇宙の年齢を超える時間経過経過してるので、何やら深刻な事にならないでしょうか。
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すみません。NO1です。 質問者様の質問を読みまちがえていました。 大変失礼しました。 リモコンがコーラをかぶらずに(つまり壊れずに)、 そのまま田村君の時代まで使い続けられ、 そのリモコンを田村君が現代に持ってくる行為を続ければ、どうなるか、 ということですね。 >リモコンは無限の年月経過したことにならないでしょうか いえ、それどころではおさまりません。 最初ひとつだったリモコンが、二つになり、三つになり……と、 無限に増えていきます。 するとSF研には、現代から30年後まで リモコンが一つの歴史、 リモコンが二つの歴史、 リモコンが三つの歴史…… と、いくつもの歴史が生まれることになります。 つまり田村君がリモコンを現代に持ち帰る行為をやめるまで、 新しいパラレルワールドが次々と生産されつづけるわけです。 そればかりではありません。 上記の設定は、未来のリモコンをひとつだけ現代に持ってきた時のものです。 もしも未来に伝わった全てのリモコンを現代に持ってきたとしたら…… 1つが2つ 2つが4つ 4つが8つ…… 考えるだけに恐ろしい事態になりそうです。 ならば、田村君が最初にリモコンを持って来たとき、 元からSF研にあったリモコンを処分すれば、 つねにリモコンはひとつになるから、矛盾は生じないのではないか。 が、矛盾は生じます。 なぜなら、ひとつのリモコンに無限の時間を経過させようとするならば、 常に田村君が持ってきたリモコンを使い続けなければならない、 という条件がつきます。 ということは、田村君がリモコンを現代に持ってくるたびに、 そのリモコンは30年ずつ、古びていくわけです。 すると、 リモコンが製造された年から物語の年までをAとすると、 SF研の歴史は、リモコンの経年年数が、 A+99年+30年 A+99年+30年+30年 A+99年+30年+30年+30年…… と、いくつも作られることになります。 どうしても、いくつものパラレルワールド生み出さざるを得なくなります。 やはり、大変です。 いや、それで収まればいいです。 時間の神様が 「ええい、30年ごとなど面倒くさい。一度にやってしまえ」 などといたずら心を起こした日には、おおごとです。 何の前触れもなく唐突に、 SF研の部室がクーラーのリモコンであふれかえり、 リモコンと同数の田村君が現代を徘徊する事態になるかもしれません。 やはり映画のように、現在の自分とタイムスリップする自分が、 微妙にすれ違うくらいが、面白いかもしれません。 ちなみになんですが、 部室にリモコンが溢れかえるというエピソードは、 ある短篇小説をヒントに思いつきました。 筒井康隆さんの「チューリップ・チューリップ」です。 タイムパラドックスをテーマにしたハチャメチャものです。 もしも機会があるならば、ご一読の程を。 最後に。 小生が、またもや質問者様の質問を読み間違っていたのなら、 ごめんなさい。 その際は深くお詫び申し上げます。
こんばんは。 リモコンの立場からすれば、 コーラをかけれらた時点で、ジ・エンドです。 製造された日~コーラが降りかかった日 (厳密にいえば、99年前にタイムスリップする時)+99年+30年が、 リモコンの天寿です。 リモコンを観察する人間(つまり登場人物たち)の立場からすれば、 永遠に同じ事象が繰り返されるわけではなく、 決して過去には戻れない、現在から未来への一方通行の現実あるのみ、なのだと 個人的には、解釈しております。 なお、あの映画のテーマのひとつは、歴史という巨大な流れにおいては、 所詮人間の為すことなど、些細なことであるのだと、 受け取っています。