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明治大学記念館と日銀本店の建物について
今はリバティタワーになってしまいましたが、以前そこにあった明治大学の記念館と 日本銀行本店(旧館)は非常に似ているような気がするのですが、設計者は同一ですか? それとも明治時代にありがちな建物の形なのでしょうか。
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日銀本店は、最初の日本人建築家として東大教授を務めた辰野金吾の作品です。辰野の作品としては、修復なった東京駅丸の内駅舎、奈良ホテル、大阪中央公会堂などが知られています。19世紀末のヨーロッパの公共建築を日本に伝えた堂々たる作風が特徴でしょう。 辰野は、第1次大戦直後に世界的に流行したスペイン風邪で亡くなりました。1919年のことです。 一方、明治大学旧記念館は、関東大震災で崩壊した校舎を復旧したもので、1923年以後のことです。建築設計は大森茂です。大森には、ほかに和敬塾本館(旧細川侯爵邸)、興風会館などの作品があります。第1次大戦後のヨーロッパのデザインや、和風の意匠を取り入れるなど、辰野より新しいデザインが特徴のようです。 苦労して探したデータなので、以下に添付します。 http://pub.ne.jp/lot49/?daily_id=20110331