猫のワクチン接種直後の、他の猫との接触について

質問

猫のワクチンについて教えてください。
ワクチン接種とは、その病気に一時的に軽くかかることだと知りました。
ということは、例えば白血病予防を含む4種以上の混合ワクチンを接種した猫は
一時的に軽く白血病にかかっていて、
その状態でワクチン未接種の猫となめ合ったりして接触した場合、
ワクチン未接種の方の猫に白血病が感染する、なんてことはあり得るのでしょうか。
ご存知の方いらっしゃれば教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。

回答No.3

Sauce2000 · ベストアンサー

補足です。

猫白血病ワクチンは、不活化ワクチン（死菌ワクチン）…

化学物質などで微生物（ウィルス）の蛋白質や核酸を変性させ、「感染性を消失したもの」です。※
体内で免疫系が異物として認識し反応します。

（副作用は少ないが、免疫力が上がりにくい）

※ということで、猫白血病ワクチンを打っても、それ自体で感染性のあるウィルスを取り込むことはありません。

お礼

Sauce2000さん、再度ご回答いただきありがとうございました。
＞猫白血病ワクチンを打っても、それ自体で感染性のあるウィルスを取り込むことはありません。
とのこと、安心しました。
何度も親身に教えてくださり本当にありがとうございました！

回答No.2

Sauce2000

＞ワクチン接種直後（つまり一時的に軽く白血病にかかっている状態）の猫と
ワクチン未接種の猫が接触して、
ワクチン未接種の方の猫が白血病に感染する可能性はあるのでしょうか。

猫白血病ワクチンは、猫白血病に既になっている猫には打てません。

ですので、一時的に軽くも重症でも、マジで白血病になっているわけではないです。

ワクチン打つ前に、猫白血病ではないと確定診断とって打ちますから、猫白血病ウィルスが体内にないことを前提としているわけです。

従って、猫白血病ワクチンを打つ前も打った後も、その個体は猫白血病ウィルスを保有していないはずというか、保有していたらそもそもワクチン接種できないはずです。

これが簡易検査で骨髄に潜んだウィルスを見落としていたら、
陰性の診断はでていても実はウィルス持ってます
という猫で、かつ数％のエラーに入ってしまって陽性に転じていたら、
もしくは早すぎた検査で陰性と出てしまっていて実は陽性でしたなら、
ワクチン接種直後に未接種の猫が接触して罹患することはあり得るでしょう。

この検査をどこまでやるかは病院で違いがあるかもしれません。

検査キット一回で「大丈夫でした～」と猫白血病ワクチン打ってしまう病院もあるかもしれないし、緻密な検査の結果でようやく接種する病院もあるでしょう。

ですので、
ワクチン接種直後に未接種猫に感染するか否かも、それに関係すると思います。

ちなみに、
3種混合ワクチンに猫白血病と猫エイズのワクチンは入ってないですよね。

(エイズワクチンはメーカーが謎の突然販売中止で日本では現在引き上げですが。これは日本獣医師会も事情を把握していない模様です。)

3種混合以外のノンコアワクチンは、
「3種混合ワクチン接種したら、時期をずらして打ってください」と説明書に明記しています。

なので、3種混合ワクチンとそれ以外のワクチンを同日に打つことはありえないし、もし同日に打ったら、相当ヤバい病院です。

説明下手ですみません、これで伝わるかに(;´д｀)

回答No.1

Sauce2000

まず、ワクチンは、健康診断で問題がない状態での接種となります。

ワクチンを接種して、抗体ができてくるのはおよそ2週間以降です。

ですので、接種直後に猫白血病ウィルスのキャリアもしくは発症した猫に密な接触をしたら、感染する可能性はあります。

ワクチン接種しても完全ガードできない、とは厳密には違いまして、

たとえば猫風邪の主たるヘルペスウィルスですが、実はほとんどの猫が生まれた時から持っていて、それは一生ものです。

(人も同じで、日本人ですと90％以上がヒトヘルペスウィルスを保有しています。)

低気温や精神的ストレスなど、激しい負荷がかかると、潜んでいたウィルスが暴れ出して、症状に出ることがあります。
つまり、ワクチンは効果があるけれど、接種前から体内に潜んでいるウィルスはそのままということです。

猫白血病のワクチン接種に関して。

猫白血病の検査で陰性と出ましても、4ヶ月～半年後に陽転することがあります。
逆に、陽性でも陰転することがあります。

ですので、初回の検査から時間をおいて再度検査する必要があります。

ただし、病院での検査キットでは、骨髄にウィルスが侵入していた時、陽性反応が検出されないことがあります。

(通常病院で行われるこの簡易検査では、猫エイズともども、数％のエラーが出るそうです。)

確定診断には外注でIFA法（免疫蛍光抗体法）などの緻密な検査が必要です。
併せて、血液検査やレントゲン検査、超音波検査などで、全身の状態を把握することが大切です。

この検査で陰性と確定して、初めてワクチン接種となります。

万が一ウィルスを保有していて、かつ陰性判定が出た状態でワクチン接種しますと、陽性に転じる場合があるので、緻密な検査が大切です。

猫白血病ウィルスをもらった猫は、その時期に依って生存率が大幅に変わります。

母猫が猫白血病ですと、子猫の持続感染率は100％です。

これが、離乳期以降に感染した場合は約50％、1歳以上で10％の持続感染になります。

(持続感染とは、ウィルスが排除されず、ウィルスを体内に保有した状態＝キャリアのことです。)

猫白血病ワクチンは、抗体価検査の下、国が厳正に取り扱いを決めていますので、効果がなければ販売しません。
ですので、ワクチン接種すれば、猫白血病は完全に予防できます。

補足

Sauce2000さん、ご回答ありがとうございます。
ワクチン接種について詳しく教えていただきありがとうございました。
とても参考になりました。
質問がわかりにくく申し訳ないのですが、
ワクチン接種直後（つまり一時的に軽く白血病にかかっている状態）の猫と
ワクチン未接種の猫が接触して、
ワクチン未接種の方の猫が白血病に感染する可能性はあるのでしょうか。