(Q)ストレスが原因らしいんですが私にはそんなに心当たりがありません。
(A)そんなことはないでしょう。
「まだ18歳なんですが、この程度の生活で心も関係する病気になったら、就職したらどうなってしまうんだと不安になってしまいます。
どうしたら治るんでしょう‥
友達とバイキングに行く約束もキャンセルしました。
学校に行くのも辛く感じてしまいます」
十分すぎるほど、ストレスを訴えているではありませんか。
ストレスと言うのは、何も、強烈な重圧感である必要はないのです。
軽いストレスでも、それを四六時中感じていれば、
強いストレスと同じように、体がおかしくなります。
また、多くの方が誤解していますが、
ストレスは、体に必要な機能なのです。
例えば、動物が天敵に襲われそうな場所へ行ったとき、
いつでも逃げ出せるように、体の準備をしておく……
そのことをストレスというのです。
なので、何も、危険な場合だけでなく、
チャンスの時もストレスを感じます。
例えば、好きな異性とデートをするときのドキドキも、
何かあったとき、自分をかっこよく見せたいなどの
ストレスなのです。
もっと単純なのは、TVでスポーツやクイズ番組などを見て、
ドキドキするのもストレスの一種です。
一般的には、負のストレスを言いますが、
プラスのストレスもあるのです。
こう考えると、人間生活は、常にストレスにさらされていると
思って良いでしょう。
これをうまく消化できない人が、ストレス性の病気になるのです。
機能性胃腸炎もその一つです。
先天的に胃腸の働きが弱いならば別ですが、
ある時を境にして、突然に現れるならば、
ストレスが原因の可能性が高い。
まずは、心身共に休める方法を見つけることです。
言い方を変えれば、ぼーっとしている時間を作りましょう
ということです。
いわゆる環境音楽(意味が分からないならば、検索してください)を
聞きながら、体を休めると言うのも良いでしょう。