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- からあげ ミームン(@marc2bolanti)
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こんにちは、「デルフト眺望」で一寸思い出しました。 >あれだけ、どっか~んと抜けてますよね。何かふっきれたんですかね。> 「オランダの光」というドキュマン映画は御覧になられましたか? 広大な人造湖が空の青を反射し、その光がさらにオランダの空に反映して漂って、。フェルメールやレンブラントらもその反映影響下にあると言う話だったと思う。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AE%E5%85%89-DVD-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%83%AB/dp/B0009J8K22 このアマゾンのカスタマーレビュー、オランダ出張人の話も参考になりました。 古いモニターで見たので良くは解らなかったけど、暗い空の国だと思ってたら確かに光線は、何とも独特な明るさなのかも知れません。 出演:ジャームズ・タレル、となってるけど。ジェームズ・タレル?御存知でしたか。 出てたかなぁ? 光の建築の現代アーティストで、この古老の‘青’の演出は素晴らしいです。 http://gensun.org/wid/344289 私見たのは、天窓ではなくて、壁に抽象画;一面イブクラインの青で塗りつぶされたようなのが掛かっていて、何か吸い込まれるような感じが、。 近づくと絵画ではなくて只の窓、青は空なのでした。その瞬間に図と地が反転する感じ、。 タレルによる室内照明の効果で起きるマジック。体験し、動く抽象ミニマルアートですかね。 「光」は驚く程多様なのですね、相対論と量子力学の狭間で現実光は未だまだ逃げ続けてるのか知らん?
- kitamura rusei(@rusei)
- ベストアンサー率30% (376/1250)
No.6です。 「真珠の耳飾りの少女」 と 「真珠の首飾りの少女」 のふたつの作品があるのですよ。 首飾りの少女の落ち着いた感じが、好きですね。
お礼
あ~。 あれ、そんなタイトルでしたか。 確かに素晴らしい作品ですね。 光の感じは相変わらずですが 回りに置かれている物は割にすっきりしてますし 手前の暗いところとのコントラストもはっきりしてますね。 そして陶然とした女性の表情が凄く良いです。 フェルメールは女性を描くのが本当に上手ですね。 ご訂正ありがとうございました。
- からあげ ミームン(@marc2bolanti)
- ベストアンサー率35% (160/445)
こんばんは。「デルフト眺望」は奇跡ですよね、。 百年前にプルーストが「失われた時を求めて」で絶賛してたそうで、さすがですね。既にフォビズム・キュビズム未来派デュシャンの泉も出てた頃ですから。オランダどころか「史上最も美しい絵画」だそうで具象の極致、でも細部を良く見ると抽象で、砂粒や岩絵具とからしいですね。 私が見たのは★「画家のアトリエ」後ろ姿のヤツです。既に大人気で人だかり途切れず隙間から覗いて、。でも他展示のフランドル絵画とは別次元なの判りました。セザンヌ・ダリ・バルテュス・ベーコンとかも各々好みは有っても、同時展示品と比べると格が違うのは一目瞭然でした。 フェルメール全て傑作なので敢えて一番好きでは無いヤツ。 ★真珠の耳飾りの少女」青いターバンの方) 私、美少女苦手なもんで(#^.^#)。見つめられると蛇に睨まれた蛙のようになって、つい謝ってしまいそうになります(*_ _)。この絵も見つめてくるでしょう? 上野国立西洋美術館’84年、この頃は人気なんか無くて、 私ほぼ1体1で彼女と対面できました、15分間位でしょうか。ずっと見つめ合ってはいられないし、半身振り向き見返りの視線なので、こっちも背を向けワザと帰りかけて振り返って見てみたりしたんだけど、。今では考えられない贅沢ですねフフフ、自慢かよ。 歓迎すべき事か?!今やフェルメル最人気だそうで、紀伊國屋書店ウェブストアで 【新宿本店】 フェルメールとスピノザの時代 17世紀ヨーロッパで何が起こったのか http://www.kinokuniya.co.jp/contents/pc/store/Shinjuku-Main-Store/20120223203717.html 史上最もクールな二人、正に天才の世紀。 生誕1632同い年ですね。さあそこで二人は出会ってるのか? 話題になったのが「フェルメ-ルとスピノザ 〈永遠〉の公式」ドゥルーズの2冊のスピノザ本を踏まえた内容らしい。スピノザ人気まで昨年から高まってるそう。当然ですね、最も美しいエチックスの本書いた人だもの。一昨年コンビニでニーチェが売れたのよりも良い事です、ついに俺達の時代か? ★天文学者」1668 顔の長さ、鼻の形、耳下までの長髪、。 http://nam-students.blogspot.jp/2012/10/blog-post_1956.html この2枚目がスピノザの自画像です。マチガイ無い? ワクワク、二人が交流してたら、。両者に共通してたのは、光学的知性ですね、カメラオプスキュアとレンズ磨きのプロ、の心の眼で万象を可能な限り見切ろうとしたのでしょう。 ところで主様は猫をお飼いとか? お絵かきページで描かれたら如何?猫絵売れますよ~。あまりキャラクタっぽく無ければ私も欲しいです、勝手ながら、。 猫は描く者です(=‘x‘=)。 それでは、。
お礼
>「デルフト眺望」は奇跡ですよね、。 ホントですよね。 描かれた順番は知らないんですが それまで割と狭いとこで細々描いてたのが あれだけ、どっか~んと抜けてますよね。 何かふっきれたんですかね。 >「画家のアトリエ」 これは例によって計算され尽くしたロマンティシズムを感じますが 他で天文学者なんかを描いてるのをみても分かるように この人、どこかに理系を感じますね。 >真珠の耳飾りの少女」青いターバンの方) 私も、ただ女性を描いてる絵はあまり興味がないんですが まぁ、さすがの色使いと女の子のためらいがちな表情 そして、少しだけ開いた口元は魅力的ですね。 >今では考えられない贅沢ですねフフフ、自慢かよ。 まぁ、生涯にそう何度も無い僥倖だと思いますよ(笑) > フェルメールとスピノザの時代 スピノザはあの時代ではぶっちぎりのモダンさのようですね。 「無限の中で疑いつつ生きる」にはシビれました(笑) 恐らく、あの頃からモノホンの近代がスタートしたんではないかと睨んでます。 >ついに俺達の時代か? 誠に悲しいお知らせですが Mステに出て来る歌詞を見る限りまだまだのようです(笑) >お絵かきページで描かれたら如何?猫絵売れますよ~ 仰る通り、ネコのことを考えたらほとんど気が狂いそうになるくらい好きなんですが どういうわけか、今、テイストがミニマリスムに加速してまして あの完璧な造形をデザインする自信が全く無いですね。 それはそうと「優雅なハリネズミ」って言う、ちょっと小洒落た小説がありますが その中でネコのことを「動くインテリア」と言ってたのは少し「やるな」と思いました(笑) ではまた(笑)
- kitamura rusei(@rusei)
- ベストアンサー率30% (376/1250)
「真珠の耳飾りの少女」ではなく、 「真珠の首飾りの少女」ですかね。 リンクを探したのですが、見つかりませんでした。 去年でしたっけ。来日したのは。 両方ともほぼ同時に上野に来日していて いっぺんに観てしまいました。 贅沢。
お礼
「耳飾り」で合っていると思いますが一応リンクを貼り付けておきます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%8F%A0%E3%81%AE%E8%80%B3%E9%A3%BE%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%B0%91%E5%A5%B3 他に 「青いターバンの少女」とも言うようですね。 じかにご覧になったんですね。 羨ましいです(笑) ご回答ありがとうございました。
- hazar
- ベストアンサー率46% (124/267)
すみません … 荒れ模様 では なく … 入道雲が 出ている のですが、 室内では この 絵が かかっている 其処は 翳っており、 やがて 雷雲と なって 荒れ模様が 想起される ような 効果が 持たせられている … という … 日本で 観たのは 学生の頃 『真珠の耳飾り』 が 来た ので、 それが 最初 ですが、 いつまでも 心に 残る 作品は、 この 順で この 二点 です … 画面 構成は 『恋文』 が 好き かも 知れない のですが、 女性と 光と 幸福感で 『天秤』 が …
お礼
「デルフト眺望」や「小路」なんかの雲もそうですが フェルメールは雲の暗い描写に相当なこだわりがあったかもしれませんね。 >女性と 光と 幸福感で 『天秤』 が … 女性の表情を見ると正に「拈華微笑」ですね。 人間の真の幸福は、平常心にほんの僅かな喜びがある状態かもしれませんね。 ではまた(笑)
- hazar
- ベストアンサー率46% (124/267)
うわ すみません … 貼り忘れました … 天秤を持つ女 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Woman-with-a-balance-by-Vermeer.jpg 恋文 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Vermeer,_Johannes_-_The_Loveletter.jpg
お礼
わざわざすみません(笑)
- hazar
- ベストアンサー率46% (124/267)
こんにちは alterd1953 様 天秤を持つ女 … 諸説 ある よう ですが、 個人的には 彼女は おめでたで、 初産 … 夫は 裕福な 商人で 商用にて 旅の 途上 …、 無事を 祈ると 共に 胎内の 子に 語りかけ ながら、 その 幽かな動きに、 男児か 女児か … 勿論 どちら でも 夫婦には 限りない 歓び … を 早朝の 光に 訊ねている … 恋文 … 背後の 荒れ模様の 海を 疾走する 帆船と 振り返る 女性の 動きに 手紙の 相手が 無事 である のか …、 文を 交わす ことは 知られては ならない のか …、 幾つかの 不安が 光り 輝く 碁盤目 模様の 床を チェスの 駒の ように あちら こちらへと 滑ってゆく … 開口部の 手前の 小さな 道具 部屋の 暗がりと、 壁の 染みを 含め、 そこに 配された 物共が 彼女の 子ども 時代から ずっと 遡ってゆく、 幾世代 もの 待つ 女たちを 見守り、 彼女たちの ため息を 聴いていた、 一族の 記憶を 明滅させ ながら ひっそりと 聴き 耳を 立て、 女主人の 幸せを 祈り、 光の ほうへ 漂っていく … 最初の 美術館 勤務 時代に、 仕事で … マウリッツハイスの フェルメール 展に 行かせて もらった ことが あります … その 時は 声も 出ず、 目の前 に これらの 絵が 全て あり、 一つ 一つ 通り 過ぎて、 ああ … 終わって しまう … こんな ことが、 … こんな ことが、 と … 物凄い 混雑 … と いっても 日本の 展覧会の 比では なく、 手前に 貼りつく ような 人は なく、 時折の フラッシュに 顰蹙の 眼差しを 送りつつ 皆 部屋の 真中から ざわめき ながらも 落ち着いて 見入っており、 当日券も なく、 何カ月も 前から 全て 売切で、 ツアー 会社が 確保 していた 深夜の 回の 入場券で 眠くて (時差 ぼけが ようやく 治っていた のに …) 意識が 時折 遠のく よう でしたが、 ゆっくり 時間を かけて 観た ように …
お礼
おお。 これらをじかにご覧になりましたか。 正に僥倖ですね。 フェルメールは光の使い方の巧さは良く言われますし 静謐さも良く言われるようですが それらが表わす「聖」と、手紙やほうきなどの日常的なものを描き込むことによって 「聖」と「俗」の対比を狙ったんでしょうね。 芭蕉やシェイクスピアなんかもその線じゃないかと思います。 オペラや歌舞伎なんかもそうかもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。
- 31192525
- ベストアンサー率19% (705/3543)
alterd1953さん、こんにちは。 私も『デルフト眺望』が好きです! 他は、謎めいた 『絵画芸術』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Jan_Vermeer_van_Delft_011.jpg そして、 『小路』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Jan_Vermeer_van_Delft_025.jpg
お礼
>私も『デルフト眺望』が好きです! 『デルフト眺望』良いですよね。 風景を描いてもフェルメールらしい静謐な感じがありますし 遠望の明るさと手前に大きく覆いかぶさる黒い雲の不安な感じとの対比は絶妙だと思います。 >『絵画芸術』 これは手前左のまくられたカーテンの構図がまるでサスペンス映画を観てるみたいですね。 >『小路』 ああ。私もこれ大好きです。 やはり静謐でどこか不安感を感じます。 フェルメール、繊細でモダンな人ですよね。 ご回答ありがとうございました。
牛乳を注ぐ女、です
お礼
光の使い方と静謐さは勿論ですが 当時の素朴な生活が偲ばれて良いですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
どうもです(笑) 「オランダの光」知りませんでした。 ジャケ写だけでやられました。 早速リストに入れておきます。 ありがとうございます。 オランダというと緯度はドイツと同じぐらいですから暗めな感じはしますよね。 まぁ夏でもパキッっとは明るくならないんでしょうね。 ジェームズ・タレルも知りませんでした。 作品を観た感想では怖れ多いですが私と似たセンスのある人だと思いました。 あんなでかい作品を展示出来たら例え売れなくても幸せでしょうね。 光はホント曲者ですよね。 大体、あの大天才のニュートンですら波動性を否定したらしいですからね。 岩波現代文庫から出てる、ファインマンの「光と物質のふしぎな理論」は 頭くらくらするぐらい面白かったですよ。 日本でも面白いのはいくつも出てますが アインシュタインとかファインマンとか超一流の文章は一味も二味も違いますね。 対象に対するのめり方の深さが格段に違うように思います。 そして子供のような心を沢山持ってますね。 滅茶苦茶純真ですからね。 日本でいうと森毅さんなんかが、ちょっとそんな感じだったでしょうか。 ではまた(笑)
補足
そろそろ締め切らせて頂きます。 さすが日本人好みのフェルメールだけあって 充実のご回答を頂けました。 皆様ご回答ありがとうございました。