こんにちは alterd1953 様
天秤を持つ女
… 諸説 ある よう ですが、 個人的には 彼女は おめでたで、 初産 …
夫は 裕福な 商人で 商用にて 旅の 途上 …、 無事を 祈ると 共に
胎内の 子に 語りかけ ながら、 その 幽かな動きに、 男児か 女児か …
勿論 どちら でも 夫婦には 限りない 歓び … を 早朝の 光に 訊ねている …
恋文
… 背後の 荒れ模様の 海を 疾走する 帆船と 振り返る 女性の 動きに
手紙の 相手が 無事 である のか …、 文を 交わす ことは 知られては
ならない のか …、 幾つかの 不安が 光り 輝く 碁盤目 模様の 床を
チェスの 駒の ように あちら こちらへと 滑ってゆく … 開口部の
手前の 小さな 道具 部屋の 暗がりと、 壁の 染みを 含め、 そこに
配された 物共が 彼女の 子ども 時代から ずっと 遡ってゆく、 幾世代
もの 待つ 女たちを 見守り、 彼女たちの ため息を 聴いていた、 一族の
記憶を 明滅させ ながら ひっそりと 聴き 耳を 立て、 女主人の 幸せを
祈り、 光の ほうへ 漂っていく …
最初の 美術館 勤務 時代に、 仕事で … マウリッツハイスの フェルメール
展に 行かせて もらった ことが あります … その 時は 声も 出ず、 目の前
に これらの 絵が 全て あり、 一つ 一つ 通り 過ぎて、 ああ … 終わって
しまう … こんな ことが、 … こんな ことが、 と … 物凄い 混雑 … と
いっても 日本の 展覧会の 比では なく、 手前に 貼りつく ような 人は なく、
時折の フラッシュに 顰蹙の 眼差しを 送りつつ 皆 部屋の 真中から ざわめき
ながらも 落ち着いて 見入っており、 当日券も なく、 何カ月も 前から 全て
売切で、 ツアー 会社が 確保 していた 深夜の 回の 入場券で 眠くて (時差
ぼけが ようやく 治っていた のに …) 意識が 時折 遠のく よう でしたが、
ゆっくり 時間を かけて 観た ように …
お礼
どうもです(笑) 「オランダの光」知りませんでした。 ジャケ写だけでやられました。 早速リストに入れておきます。 ありがとうございます。 オランダというと緯度はドイツと同じぐらいですから暗めな感じはしますよね。 まぁ夏でもパキッっとは明るくならないんでしょうね。 ジェームズ・タレルも知りませんでした。 作品を観た感想では怖れ多いですが私と似たセンスのある人だと思いました。 あんなでかい作品を展示出来たら例え売れなくても幸せでしょうね。 光はホント曲者ですよね。 大体、あの大天才のニュートンですら波動性を否定したらしいですからね。 岩波現代文庫から出てる、ファインマンの「光と物質のふしぎな理論」は 頭くらくらするぐらい面白かったですよ。 日本でも面白いのはいくつも出てますが アインシュタインとかファインマンとか超一流の文章は一味も二味も違いますね。 対象に対するのめり方の深さが格段に違うように思います。 そして子供のような心を沢山持ってますね。 滅茶苦茶純真ですからね。 日本でいうと森毅さんなんかが、ちょっとそんな感じだったでしょうか。 ではまた(笑)
補足
そろそろ締め切らせて頂きます。 さすが日本人好みのフェルメールだけあって 充実のご回答を頂けました。 皆様ご回答ありがとうございました。