まずHTML5でもタイピングゲームが実現可能であるかという質問については「可能」。
HTML5で作るメリットはスマートフォン/タブレットなどの端末で動作する点。
逆にHTML5で作るデメリットは次のとおり。
・今もなお32%という大きなシェアを誇る旧式IE (6~8)がHTML5に対応していない
※ http://news.mynavi.jp/news/2013/01/07/062/index.html 参照
・動的型付け言語でレガシーなJavaScriptを使うためコンパイル時の型チェックを使うことができないためデバッグ工数が増加
・Web標準と言われながらもブラウザ毎の挙動の差があるため、コンテンツ開発者がコードで吸収する必要がある
・Android標準ブラウザなどHTML5の挙動が不安定な端末が多い(Android OSというよりはメーカー毎のカスタマイズのため)
・マルチメディア(ビデオやオーディオ)においてブラウザ毎でサポートするコーデックやAPIが大きく異る (H.264, WebM, WebAudioあたり…)
いずれもHTML5は開発者泣かせな現状かと。。
そもそもタイピングゲームであればキーボードを必要とするため、PCでの体験が想定されるのでFlashでも差し支えないはず。スマートフォンでタイピングゲームを提供するのであればHTML5での開発をしてもいいかもしれないが、そのようなケースは考えにくいと思う。
ちなみに…
・Flash Playerは11で開発は打ち切られていないし、まだまだ新機能の搭載が進んでいる
・HTML5 CanvasはFlashに比べてパフォーマンスが優れない (さらにHTML5 Canvasは再描画における消費電力が非常に高い)
・Flashの実行ファイルであるSWFファイルのフォーマットは仕様が公開されているのでブラックボックスではない
・Flash+ASの技術はHTML5+JSに比較的容易に転用が可能 (CreateJS+Haxeなどの技術を用いることで)
・Flashは表現系・ユーティリティなどのフレームワークが充実している
個人的には動作環境の選択をベースとして最適な技術を都度検討すればいいのではないかと考えている。
エンドユーザー的にそのコンテンツがHTML5であろうがFlashであろうが何で作られているかは気にしないと思うので。
お礼
ありがとうございます。 私も色々と調べで、実際に audioタグ を使用してみましたが IEでMP3を再生できるが、FFでは再生できない現象に遭遇していましたので JavaScriptの方がテスト工数は増加する印象で私もいました。 上の物が「●●社に Flash で作ると言ったら鼻で笑われ”無くなるのに今更、Flash? HTML5でしょ”」と言われて HTML5+JavaScript で作成する事になりましたので、お教え頂いた情報で制限をかけながら作成したいと思います。