無精ひげ ルーツ
無精ひげが市民権を得るなんて昔は考えられなかったと思います。そこに至ったのは様々な因果関係の賜物だと思います。思い起こせば以下の伝播ではないかと思いますがどうでしょうか?。ご意見宜しくお願いします。
黒澤明の「用心棒」(61)「椿三十郎」(63)に影響された「レイダース失われたアーク」(81)「マッドマックス2」(81)が、主人公に「無精ひげ」をつけた。
この「レイダース」と「マッドマックス」を見て「カッコエエなあ」と思っていたリュック・ベッソンが「レオン」(94)でジャン・レノとゲイリー・オールドマンに無精ひげをやらせた(又は本人が勝手にやった)。
「レオン」は単館系やレンタルで女性に人気が出て世の女性の間で「無精ひげってカッコイイな」という免疫が形成される。ジャン・レノよりゲイリー・オールドマンの似合い具合が決め手となった公算大。
「レオン」の余熱冷めやらぬ時に「ロンバケ」(96)でおそらくゲイリーを真似た竹野内豊が無精ひげで女性のハートを根こそぎかっさらう。しかし、男性はまだ気づかず、江口洋介やキムタクの「ロン毛」ばかり真似する。
マリナーズ移籍で、竹野内豊の感じを採用した「ICHIRO」が無精ひげを蓄えた段階でようやく男性も無精ひげを真似る様になる。男性としては「レイダース」「マッドマックス」の記憶からも「アリやな」とスンナリと行った。
この様に、女性側、男性側、絶妙なタイミングで徐々に効果的に免疫が付けられ、「ありえない」が「ありえる」となったのではないでしょうか?。ひとつでもボタンの掛け違いや順序を間違えていたら「グレート義太夫かよ」の捨てせリフで無精ひげの市民権は葬られていたのですから。
どうでしょう?。諸説あれば。