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ピル 偽薬服用中の避妊の仕組みについて、他
- ピルを服用して1週間の大学生です。ピルの偽薬服用期間中の避妊効果や体の反応について質問があります。
- 偽薬期間中でも避妊効果がある理由や偽薬服用後の排卵や子宮内膜などの変化について疑問を持っています。
- また、ピルの飲み忘れや嘔吐などの場合における避妊効果の変化や服用の続行についても教えていただきたいです。
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>偽薬服用中は、どうして避妊効果があるのでしょうか。 身体の中に受精できる健康に成長した卵胞(卵子)が居ないからです。 >有効成分の入っていない錠剤を服用すると(偽薬服用期間に入ると)卵胞が目覚めて排卵を起こしてしまったり、子宮内膜が厚くなったり、精子が子宮に侵入するのを防ぐ効能が無くなったりしないのでしょうか? 偽薬を飲む時は、妊娠が成立せず月経が始まる状況と同じです。 従って、次の卵胞も成長しませんし、子宮内膜を剥がそうとしていますし、精子が子宮内に侵入できるのは排卵時期だけだから、月経が始まろうとしている時期は黄体期間の最後頃と同じなので侵入できない機能は維持されたままです。 妊娠が成立せず月経が始まる状況とは、卵子が飛び出た後の卵胞の殻が黄体に変化し黄体ホルモンを分泌しますが、その黄体ホルモンが無くなってしまった時(使い切ってしまった状態)なのです。 黄体ホルモンが無くなって(急激に)しまったことも、各神経系統を経由して脳へ状況を伝達しています。 脳は、その状況を判断し(妊娠しなかったと)月経を起こさせるのです。 >なぜ、偽薬服用期間に入ると、体は「妊娠しなかったのだ」と認識して消退出血が起こるのでしょうか。 前述で書いたとおり黄体ホルモンが無くなって(消失)しまうと、身体は子宮内膜を剥がそうとします。 すなわち月経の始まりです。 >少量の嘔吐では避妊効果にどのくらいの影響があるのでしょうか。 今回の質問者さんの状況では、殆ど影響ないのでは!? 既に1週間分の女性ホルモン剤が身体の中に蓄積(消失はされているでしょうが。)されています。 ピルの効果が4時間後(本当かどうかは判りませんが!)に発揮するとは、血液中などに女性ホルモンが行き渡る状況なのでしょう。 血液中に女性ホルモンが満たされていると、それを脳が検知して、今は既に妊娠していると判断します。 そうなると、脳からは「次の卵胞を育てなさいホルモン(FSH)」や、「成長した卵胞に排卵させなさい命令ホルモン(LH)」を分泌しなくなります。 これがピルの避妊メカニズムなのです。 卵巣内の卵胞を大きく成長させたり、成長した卵胞に卵子を排卵させたり、精子と受精した受精卵を無事に子宮へ着床させたりするのは、卵巣や子宮だけの機能ではなく、脳からの様々な命令が密接に関連しているのです。 >その後、今日はいつも通り18時に今日の分の錠剤を服用しましたが、このまま服用を続けて問題は無いのでしょうか。 問題無いと思います。 ちなみに、偽薬を飲んで消退出血(月経)が起きるのは!? ピルを飲んでいると子宮内膜は厚くならないと言われていますが、実は少しは厚くなっているのです。 薬の飲み忘れなどで万が一排卵し、精子と受精してしまった場合に、その薄い内膜に着床してしまうかも知れません。 それを防ぐために定期的に子宮内膜を剥がすのです。
お礼
詳しくありがとうございました! 大変良くわかりました!! もっと勉強しようと思います。ありがとうございました。