一般に法面の勾配は一定に保たれるのが普通ですが、法肩のラインが直線でなかったり下の状況
(工事出来る範囲の敷地など)によって、特に切土の場合岩盤の影響などからその勾配が許容の範囲で
変わることもあります。
測点での成果はもちろん記録や検査の対象になります。
(また、工事着手前に現場を実測点検しておくことは、設計変更の対象の糧です)
詳しく図面や設計書(工事共通仕様書なども)を見てみないとわかりませんが、色々な面で特記されて
いる事柄もありますからご注意ください。
そんな中で先輩たちはどうしていたのでしょうか? それに見習うのが一番手っ取り早いのです。
他には中間測点を設けたり、補助杭(丁張り)を設けるのは工事上の都合ということになります。
これはオペレーターの技能や現場での作業の性質から判断し会社での慣習によるところが多いです。
それらの具体的なやり方については施工計画書の中にうたわれるのが常識と思われます。
もっとも、法面肩のポイントが決まればその相手先真下の位置に関しては、最近のトランシットや
セオドライトでは簡単にポイントをその中間も設定求めるうることができるでしょう。
高低差が大きく影響するような場所では、完成形になるようあらかじめ計算されたその点での
高さの指示も必要になってくるのではありませんか。
そうして合算された土の移動量(切土・盛土)が設計書にも掲載されていると思います。