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日本のアパレルブランドについて
海外の人に説明できる程度(海外でも通じる)ブランドとして、 (1)日本ヤング メンズプランド(高校生~大人)を教えてください。 昔から、JUN VAN DURBANなどありますよね。 今は、他にどんなのが有名なのですか? (2) 日本のヤングレディスブランド(高校生からおとな)を教えてください。 どうかよろしくお願いします。
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体系的に語れるほど業界通でではないのですが、よろしいでしょうか。 メンズで、外国で通用するブランドといえば コムデ・ギャルソン(オム) ヨウジヤマモト イッセイミヤケ がまずうかびますが、もうみなさん代替わり、主力のパターンナーとか 独立してしまったり、往年の勢いがないですね。 服でないけど、オニヅカは外国で名の通ったブランド。運動靴ですけど。 そして何より有名なのが、ユニクロ。 日本のアパレルでダントツの売り上げ。世界企業を目指している。 デザイナーブランドの終焉を招いた一因はSPA(製造直販)のGAP やファーストファッションのZARA、H&M. デザイナーは元気がないのは、1980年代の活躍した有名人があらかた70代。 跡を継ぐデザイナーが欧州メゾンのように豊富でない日本の現状。 慶応大学を出てファッション界を目指す山本耀司のような人物は今考えにくい ですね。 さて、ビジネスとしてのメンズアパレルは元気です。ことにデザイナーブランドの あとから隆盛を極めたのがセレクトショップ。もとはバーニーズニューヨークなど の模倣にすぎなかった業態がいつしか「ブランド化」していったのも、日本のメンズ アパレルが相変わらず根の浅い文化だからかもしれません。 人気は、BEAMS、ユナイテッドアローズ、トゥモローランド。 ほんとうに趣味のいいバイヤーと模倣のうまいデザイナーと手先の器用なパターンナーの 力で独自の世界を築きつつありますが、売上が数百億規模では世界での知名度は皆無。 日本発のデザインを志した山本寛斎や川久保玲の志は、設楽さんや弁の立つ粟野さんにも 窺い知ることが難しいです。 そこまで肩に力を入れずとも、もう僕らはパリコレやクラシコイタリアに張り合うつもりは 鼻からないし、創造性でなくてアパレルというジャンルの軒先を借りて商売するそういう 割り切りで生きているみたいです。 音楽の世界で、耳のいい人がいるように彼らはいい目と着こなしのセンスと知識で消費者を リードするビジネス。お宝鑑定団の鑑定士であって作家ではないのですね。 というわけ人気ブランドは ユニクロ。銀座の7丁目に11階建てのショップを構えているファーストファッション、ニューヨークにも パリ(デファンスですけど)にもショップがあるユニクロ。これが最も有名な「ブランド」であるのは 間違いないでしょう。 その昔、ボストンのJプレスと提携した樫山オンワード。最後にはブランドを買い取ったけど泣きつかれたような雰囲気もあります。 ブルックスブラザーズがトム・ブラウンを起用して、自らトラッドの壁をぶち破ったような そういう冒険をする日本のブランドは、石津謙介の薫陶を受けたらしい柳井正さん以外には まだ日本には表れていません。 レディースときたらワールドの一人勝ちのように思えます。ビギグループも人材を育てていないです。 完璧に欧州のメゾンのアパレル部門と、ファーストファッションの狭間であえいでいるようにしか 見えません。 こちらでも、センスのよさでトゥモローランドが長く人気を保っているのが救いですね。 森英恵はまだ生きていますが80歳を超えました。銀座でテーブルウエアのコレクションの監修をしていました。芦田淳とか日本のハイファッションの世界は90年のバブル崩壊で滅んでいるのかもしれません。 これは、工業国の日本のなかで素材開発がすばらしいからですね。今のレーヨンやポリエステル、アクリルの素材の幅広さは世界一ですよね。私も文化服装にいって装苑賞でもねらっていたら、こんな御託をならべていられる身ではなかったでしょう。今頃よくて古着屋の親父ですね。 「お客さん。トム・ブラウンもいいけどよくてあと3年だね。男がケツ出してあるいてもみっともないだけだとおもうけど、いいのかね。このY’s for men 着てみてよ。そうじゃないよコートじゃない。立派なジャケットだから。え、いらない。安くするからさ。」
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