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漢方薬が乾燥している理由
漢方薬の元である生薬って乾燥させてあることが多いですが、 その理由は保存のためですか? それとも他にも乾燥させる目的はありますか? よもぎ、ビワの葉などを食べたりお風呂に入れたりする健康法を試すなら 生がいいかとは、それぞれのものによりますか?
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- okiamimania
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漢方薬が乾燥している理由のもっとも大きなものは質問者様がおっしゃっているとおり、保存のためです。 また、現在漢方で使われている生薬というのは日本で生産できるものというのは少なく、多くを輸入に頼っているのが現状です。たとえば、漢方の処方にもっとも多く使われているという「甘草」という植物なんかはほぼ全量を輸入に頼っているような状態だそうです。そのような植物を乾燥させないまま日本に輸入し、利用するというのはかさが増えるため輸入コストもかかりますし、きっと保存も効かず無駄になる量も増えるでしょう。結果として漢方薬の値段は上がってしまうため、西洋医学の薬に対する漢方薬の魅力の一つが価格の安さであるということを考えれば、生のまま生薬を持ってくるのは現実的ではないといえると思います。 漢方薬を煎じる際には、乾燥させた生薬よりも、乾燥させていないものの方が効果が高いものもあるようです。質問者様があげている植物の効果や、乾燥させたほうがいいかなどについてはわかりませんが、漢方薬を煎じる際に関してのみ言えば乾燥させたほうがいいのかどうかは(現実的にそれが可能かどうかは別にして)生薬によるといえると思います。
保存もそうですが、乾燥させたほうが効果が強く出る、と先生から聞きました。
- dogday
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昔の流通と保存のため。冷蔵庫も宅急便もない時代の医学ですから。 季節のものもあり、学問と成立するためには、他の漢医学者と同じ薬草を共有しなくては、学問が蓄積しなかったのです。 いろんな治療をしますから、徒歩で沢山の種類を品切らせないで持ち歩くのには、乾燥させないと運べません。 あと、乾燥させると、水分が飛んで薬効が濃縮されます。水溶性の効能は失われてしまいますが。 お湯で煎じて飲むのが基本ですから、インスタント食品のようにお湯で戻せば戻ると思ったのかもしれません。 でも、乾燥生薬だけでなく、薬草酒のようにアルコール抽出や、油で煮て抽出した軟膏なんかもあります。 これらは成分が水に溶けなかったり、成分が壊れたりを経験的に編みだした保存方法。