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アスガード7とは?
石森章太郎先生が原作で、「アスガード7」という 作品がある、と知りました。 仮面サンダーそっくりの「キリキリキッド」という キャラクターが登場する、としか情報がありません。 詳しくお解りの方、情報お願いします。
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ebiotokoさん、ご無沙汰ですね。ソリッドカラーは入手出来ましたでしょうか?(私は静岡の友人から譲り受けました。多分、これが最後の一本になると思います。貴殿と直接連絡取れれば、貴殿にお売りさせて頂けるのですが…。)←この部分削除されるかもしれません。 では、本題です。 アスガード7は、学研の科学に、昭和49.50年に掲載された 科学救助隊コミックです。 石森先生執筆は、1.2年の科学のみ。 3年の科学は、49年が土山よしき先生 50年が、ひおあきら先生 4年の科学は、49年が山田ゴロ先生 50年が、中島正利先生 5年の科学は、49年が細井雄二先生 50年が、土山よしき先生 6年の科学は、49年が細井雄二先生 50年が、すがやみつる先生 なお、49年の6年の科学は、絵物語で、イラストが細井雄二先生 すがやみつる先生は、ちゃんとした漫画です。 49年は、石森プロの「キカイダー」執筆スタッフ 50年は、石森プロのアシスタント陣が執筆しています。 中島先生の作品だけは、全く設定が異なっています。 50年に設定変更が全部あった訳ではありません。 すがや先生の作品は、細井雄二先生の設定をそのまま受け継いでいます。 アスガードセブンの由来ですが、漫画本編に、「明日を守れ、アスガードセブン」と説明がありましたので、多分これでしょう。 登場人物 1 ケン・マナブ 知力、体力、判断力に優れた、全国小学生の代表。男性・生身の人間です。 2 ロミ・オハラ アスガード組織をつくった小原博士の孫娘。 生身の人間。 この二人のネーミングは、石森先生本人。 「学研を観ろ。」のメッセージを逆にしたそうです。 3 ハヤブサ 鳥のミュータント。腕が翼。顔が鳥。飛行能力と驚異的な視力が特徴。手が翼なのに、光線銃を握れます。 4 ニンジャー カメレオンのミュータント。 へそのスイッチで、変身します。顔がカメレオン。コミックメーカーでもあり、良く鳥に変身して、ハヤブサと共に空中支援します。 5 バービー ビーバーのミュータント。しっぽもあり、どう見ても、しゃべるビーバー。水中活動が主で、ニンジャーと共に行動する事が多い。 6 キリキリキッド カミキリムシのミュータント。長い触覚は、地中を掘り進むほかに、電磁むちとして使うことができる。車両運転のエキスパート。なお、顎のおおきなクラッシャーは、見かけだけで、鉄の鎖をかみ切ろうとして欠けてしまい、マシンマンに治療してもらうシーンがあります。 7 マシンマン アスガード隊の頭脳であり、指令塔であり、医療までこなす万能アンドロイド。ハカイダーそっくり。実戦には、まず出ない。 以上がキャラクター。 アスガード基地 海星状態の要塞。七つの枝の先には、メンバー専用のホタテ貝みたいな航空機がジョイントされている。普段は海面に浮遊しているが、基地自体に飛行能力があり宇宙脱出可能。 敵「ガオス」 科学を悪用する国際犯罪組織 基地は宇宙空間にあり、サイボーグ009の「魔人像」そのものがデザイン。世界中の悪の知識をあつめた人工頭脳と、首領の生身の脳髄から構成される。ブラックゴーストそっくり。 最後は、首領の頭脳が、ケンの悪口攻撃にたえられず、「おまえのかーちゃんでべそ」の台詞に怒ってしまい、 電流を使いすぎてオーバーヒートして自爆します。(すがや先生版) これが私の知っている知識全容です。
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何度もすみません。先の回答に補足が書かれていましたので、三度お邪魔致します。 >このコミックは、一般販売されたのでしょうか。 現在、読むことはできるのでしょうか。 ⇒残念ながらコミック本化されていません。 「科学」という本誌が洋書と同様に右開きの体裁で、活字も横書きだった事、各学年本誌分、ちがったエピソードのため、一冊にまとめることは出来なかったと思います。 サイボーグ009の亜流にあたりますが、面白かったことはまちがいありません。 で、そもそもこの回答は、「仮面サンダー」が「キリキリキッド」そっくり、と回答した所から始まっています。 その点から考えると、キリキリキッドは、「仮面ライダー」みたいな活躍をしていた訳ではないので、読む機会があった場合、残念に思われるかもしれません。時々、学校の保管書籍処分で、古い「科学」「学習」が廃棄されますので、もしかしたら、古本屋で見つけることができるかもしれません。 コミック化を要望する声もネット上で見られますが、今の所、その可能性は殆ど絶望的と言わざるを得ない状況だと思います。
お礼
何度も、ご丁寧な回答、ありがとうございます。 まだ見ぬ傑作、と私の中ではイメージがかなり膨らんでいる状態です。 是非、読んでみたいので、ブックオフ等に、足をはこんでみます。 始めは、アニメだと思っていましたので、ここのカテゴリに質問しましたが、これはコミック関係なんですね。 では、これで質問は締め切らせていただきます。 素晴らしい知識に感謝します。
No.2です。 No.1回答者さんとの回答の間に若干ズレが生じて、少し混乱されているようですので、再度回答させて頂きます。 >雑誌連載は、2年だったのですか。3年だったのですか。 また、執筆している漫画家さんの担当年度にも、すこし違いがあります。⇒この部分で混乱されているようですが、連載期間は2年で間違いありません。昭和49・50年の2年間です。また、No.1さんは「石森プロ以外で作画したアスガード」を2年続けて読む環境にあり、石森先生の監修が入らない独自路線を知識として覚えてる事が原因だと考えられます。 山田ゴロ、細井雄二、土山よしき、の3先生は、キカイダーの執筆、すがやみつる先生は仮面ライダーの執筆を、それぞれ担当し、アスガードも企画時から参加している正当な石森プロです。当然、石森先生の監修が入り、物語に破綻が起こらない流れになっています。たとえば、5年の科学の読者は、次は6年の科学に移るので、物語の流れは一緒になる配慮があります。この点での弊害のように思います。独自路線を走ったので、つぎも独自路線でいったところに、丁度、No.1さんが陥っているのではないでしょうか? ひおあきら先生は、すがやみつる先生の友人で、その関係でアスガードを執筆しています。 松本零士先生のアシスタントで、朝日ソノラマ版のヤマトを執筆しています。 執筆陣に関しましては、同時期に3冊読める環境にありましたので覚えています。ただ、絶対確実か、というと絶対、とは言い切れず、多少のズレはあるかもしれません。何しろ古い話ですので…。この点はご理解下さい。 No.1さん自身、かなり詳しく回答されていましたので、回答しようかどうか迷いましたが、少し補足と言う事で、書かせて頂きました。ご了承下さい。 では、また…。
補足
ご回答、ありがとうございます。 おなじアスガード7という作品でも、掲載された雑誌によって、微妙に異なっていた、と判断していいのでしょうか。すると、当時の読者の人達は、それぞれ違った、アスガード7の思い出を持っている、ということですね。 1番の方も、アスガード7について、詳しくお教えくださっています。こちらも、当然、正解、なのですね。 本当に悩みます。あと一つ、補足質問です。 このコミックは、一般販売されたのでしょうか。 現在、読むことはできるのでしょうか。 どなたかご存知の方、 お願いします。教えてください。
- taaboo1
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学習研究社(Gakken)の小学生向け学習雑誌『~年の科学』誌上で、昭和49年から連載された漫画です。連載終了年はわかりませんが、少なくとも昭和51年3月号までは続いていました。同時に複数の誌上で(異なる学年向けに)並行して掲載していたようです。最初に私が見たのは『3年の科学』で昭和49年度に掲載されたバージョンで、ひおあきら氏が作画をしていました。まずこちらについて述べます。 ストーリーは一話完結で、ガオスなる悪の組織がもたらす地球人類への脅威に、タイトルの由来となった正義の味方の7人組が立ち上がり、科学の力で平和を取り戻すというものです。このとき登場する科学の力の理解に小学3年生の理科の学力が必要であるところがミソで、学習雑誌の面目躍如といったところです。 アスガード7は(ちなみに北欧神話の神々の国の名がAsgardであると知ったのはずっと後、大人になってからのこと…作品中に何ら説明はなかったし)つぎのメンバーで構成されています: ケン・マナブ(リーダーの青年。「学研」を逆さにすると…) ロミ・オハラ(美少女) …この二人は普通の人間で、あとの五人は異形のものたちです: マシンマン(後の特撮ヒーローとは無関係で、こちらは顔があのハカイダー(『人造人間キカイダー』)にそっくり) …他のメンバーは人間の体と他の生物の顔(それにふさわしい特殊能力も)を併せ持っています: ニンジャ(カメレオンの顔と人の体、何にでも化ける能力あり) ↑↓バイクとは無関係… ハヤブサ(ハヤブサの顔と人の体を持ち飛行できる) バービー(ビーバーであって美少女ではないw) キリキリキッド(カミキリムシの顔を持った人で、昆虫人間ならではの能力として鋭敏な長い触角を使って地中を探ったりもできる) なお、翌昭和50年度に『4年の科学』に連載されたバージョンではキャラクターデザインが大幅に変更され、全員が普通の人間になり(こちらのハヤブサは002にそっくり)、マシンマンがいなくなった代わりに博士(←定番ですなあ)が登場して7人組となりました。作品自体も、読者の年齢が上がったことを考慮してか漫画から絵物語風に(読み物が中心で、要所に漫画がはさまれている形式に)変わったり、敵がガオスでなく自然の猛威や地球外生物をふくむ様々なものとなったりと大きく変わり、題名と登場人物名が共通するだけの別作品と考えてもよいくらいになっています。 その翌年度(昭和51年4月から)の『5年の科学』では同じ石森章太郎氏による”S・Pハーレー”が始まりましたが、他の学年でどのようになっていたかはわかりません。回答者は専門の漫画誌研究者ではなく、当時”アスガード7”を夢中になって呼んだ少年(現ossan)にすぎないので。
お礼
ありがとうございます。 てっきり、アニメ作品かと思いました。 なんだか、サイボーグ009みたいな構成ですね。 掲載されていたのが、学研の本では、一般に 認識されない訳ですね。 コミックス化されていたら、是非読みたい 内容です。 気になるのは、キリキリキッドと、マシンマンです。 特撮ヒーローに似ているようなので。 詳しいご説明、感謝いたします。。
補足
補足して申し訳ありません。 もう一人の回答者さんの内容と、細部が微妙に異なっていて、とても迷っています。 これが決定的だ、という決め手がありましたら、 ぜひお教えください。 お二人とも、非常に密度の高いご回答で、嬉しく思いますと共に、とっても悩んでいます。
お礼
yama585さま、今回も回答ありがとうございます。 例のものは、あきらめました。 それにしても、物凄い知識ですね。仮面ライダー、仮面サンダーに続いて、もしかして、石森先生のマニアさんですか? ありがとうございます。 ただ、府に落ちない点がいくつかあります。 先に回答して下さっている方と、細部が微妙に異なっています。 雑誌連載は、2年だったのですか。3年だったのですか。 また、執筆している漫画家さんの担当年度にも、すこし違いがあります。 作品を見たことがないので、どうにも判断しかねてしまいます。 決定的な決め手が欲しいところです。 でも、こんなに詳しく回答してくださり、ありがとうございました。