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パールグラスについてのお悩みと解決策
- 水草水槽のパールグラスが徒長し、根元部分が変色してしまう問題について、その原因と解決策を教えてください。
- 低床材としてソイルを使用している水槽でパールグラスを育てているが、徒長や枯れが生じている問題について、その原因と改善方法について教えてください。
- 60cm水槽で育てているパールグラスが徒長し、根元の変色や葉の落ちる問題が発生しているため、その原因と対策についてアドバイスをお願いします。
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・可能性としては、原因は、やはりソイルだと思います。 パールグラスの育成には、硬度が必要です。 ソイルにはフミン酸やタンニン酸が含まれるため、水槽水は軟水になります。 このため、ソイルはパールグラスの育成には向いていません。 絶対にソイルでパールグラスが育たないわけではありませんが、ソイルでは育てづらい水草です。 新品のソイルほど、フミン酸やタンニン酸が多く含まれるため、パールグラスの育成にはキビシイ。 マメな水替えを実施している水槽に敷いた、時間の経過したソイルならば、フミン酸やタンニン酸の量が水槽水に溶け出し減少するため、パールグラスも育成しやすくなります。 もちろん、砂や小砂利ならば、表面のカルシウムやマグネシウム成分により低床部分の硬度は高まるのでパールグラスは育ちやすくなります。 > その後持ち直し生長は続けていますが、ヒョロヒョロが気になります。 ・持ち直したのならば、現在のソイルでも育つ可能性が出てきました。 =ヒョロヒョロと育つ場合の対策について= 水草が光合成に使用する光の波長は、主に赤色と青色の2色のみ。 (橙~赤色)波長:600~700nm この色の光は、光合成、日長作用ともに最も有効な波長域です。 水草をグングン伸ばす(大きく成長させる)作用があります。 (青~青緑色)波長:400~500nm この色の光は、葉や幹などを厚く、ガッシリと育てる作用があります。 この作用は、植物のカロチノイド、フラビン蛋白、リボフラミンなどの色素に働きます。 これら色素は、植物の葉や幹など形態形成に大きな効果があります。 ヒョロヒョロと育つ場合は、青色系の照明を2ヶ月くらいとか、期間限定で追加してみることをオススメします。 上記の通り、青色の光はガッシリと水草を育てる光ですから、ヒョロヒョロ育つ場合に効果が望めます。 例えば下記ランプは「420~520nm」のスペクトルを照射する蛍光管。 http://www.shopping-charm.jp/ItemDetail.aspx?tid=14&catId=1115351800&itemId=12063 パールグラスが育つまでの一時的な使用ですから、このランプを価格の安い蛍光灯照明器具に装着し、サポートランプとして使用するのが比較的低コストなのでオススメです。 http://www.shopping-charm.jp/ItemDetail.aspx?tid=14&catId=1115302000&itemId=45461 もちろんブルーLEDでも構いませんが、臨時設備として考えると、、、値段が・・・・オススメ出来る価格にありません。
お礼
いつも本当にありがとうございます。 なるほど納得です。 照明の際でもお世話になりましたが、このパールグラスに関しては以前の水槽(今よりも低光量の照明と経年使用のソイル)の方がきれいに育っていました。 上記回答により本当にわかりました。かなりのすっきりです。 パールグラスは好きな水草なので、このまま育てられる可能性を信じて育成を続けていきたいと思います。 また、固いものを好むというのは水質の「硬度」のことだったのですね。いやはやいつもの完璧な回答にただただ恐れ入るばかりです。 本当にありがとうございました。