こんにちは。元家電メーカーのサービスマンです。
テキストは#3の方が書かれていた内容の試験用のテキストと問題集があります。
ただ、試験勉強のためのものなので、試験だけでは不十分です。日頃から、電気関係の基礎となる本を勉強したり、実際に半田ごてを持って何かを作ってみるとよりわかってくると思います。
電気回路、電子回路を勉強するには、秋葉原の「秋月通商」などの店で定電圧電源のキットを買い、トランスやケース、電圧計、電流計、ビス、ナット、ゴム脚などの小物なども一緒に買って付属の回路図や組立図を見ながら積み立てて、ちゃんと動くととても勉強になるし、自分で作る「自作」の楽しみを合わさって、分かってきて自信になります。
電源回路は基礎なので、どの製品や回路にも関係してくる物です。その中で、電解コンデンサーやトランジスタ、三端子レギュレーター、抵抗、ヒートシンク、プリント基板などの知識が少しずつ溜まってくると、自分の知識の財産になります。この自作はできるだけ多くのいろいろな物を作ると良いと思います。最初は簡単な物から初めてみましょう。私も低電圧電源、ラジオ、真空管式メインアンプ、太陽電池式充電器、プリアンプ、アッテネーター、モデム、タイマーなどいろいろ作りました。プリント基板もエッチングで作ったこともあります。
専門的に学ぶのであれば、専門学校に行くのも良いでしょう。高校卒業者対象の2年制の専門学校は全日制とと夜間制があります。テレビ修理だけの6ヶ月程度の専門学校もあります。基礎はこういうところで勉強した方が就職も斡旋してくれるので良いと思います。
家電修理は資格がなくても可能ですが、現在は認定試験で、有資格者の方が優遇されます。私も家電修理の資格と、メーカーの修理技術者認定資格も取りました。
実際の修理は、#1の方が回答している通り回路によっては、デバイス実装基板交換レベルの作業が多くなってきてもいますが、パーツが小さくなったとは言え、LSIやチップ部品交換も行われています。
また、ビデオデッキやDVDデッキなどのメカと電子回路の融合したメカトロ家電は、ビデオヘッドやモーターなどの消耗品があり、これを交換、調整にて修理するオーバーホール的な修理もあります。
家電製品でも「白物」の冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの電化製品のジャンルはメカの修理、冷凍サイクル修理などが主体なため、力仕事もあります。これが修理できると、車のエアコン修理もできるようになり、電装修理会社としても独立が可能です。
好きでなりたいのでしたら、専門学校に行き、職員に相談してみると詳しく親切に教えてくれますので、入学するしないは別としても、実態を知るのにも良いと思います。それと、最寄の希望のメーカーのサービスセンターに飛び込みで行ってみるのも実態を知るのには良いと思います。そこの責任者、所長に会いたい、見学したいと言えば見せてくれるところがきっとあると思います。
私は5年位メーカーのサービスセンター修理をしていましたが、今は別のメーカーのサービス部門にいます。キャリアが評価されての事で、ある程度修理の実力が身に付くと、スキルアップやステップアップで転職も可能です。
これからは、IP関係でバソコンサーバーだけでなく、ネットワーク、イーサネットやVoIPなどの知識を得ておくとより有利だと思います。このり辺りは、コンピューター&インターネットのカテで質問すると専門家が詳しく回答してくれると思います。
私の経験を含めていろいろと長くなりましたが、何か多少でも参考になれば幸いです。頑張って下さい。やる気があればきっと優秀なサービスマンになれると思います。
お礼
なるほど、為になりました。早速近くに専門学校があるか調べてみます。サービスセンターの見学も面しろそうですね。いろいろ難しそうですが、頑張ってみます。専門的なアドバイスありがとうございました。