こんにちは。
寒冷地在住、60代の現役引退整備士です。
トラックのディーラー整備工場などには、そのようなタイヤを保持する道具を置いていたことは覚えておりますが、乗用車のディーラーの整備工場などでは使っていませんでしたね。乗用車用はちょっと記憶にありません。
私も自分の車は車載ジャッキと十字レンチを使って自分で履き替えておりますが、タイヤの取り外しや取り付け時は、膝を伸ばして腰を折った姿勢ではなく、しゃがみこんだ姿勢で行なっております。
要領としては、
まずはジャッキアップを始める前に4輪全てのホイールナットを1回転程度緩めてしまいます。(5本のホイールボルトでしたら20本ですね、こうするとあとで無駄な動作が少なくなるはずです)
ジャッキアップをすると、そのタイヤのホイールナットは軽く回るはずですから、
ナットを全て外したら、タイヤと相対する位置(タイヤの正面)にしゃがみ込み(いわゆる蹲踞の姿勢です)、両手をタイヤの下の大体8時20分くらいの位置に開いてタイヤのトレッド面を両手で支え、腕(肘)はしゃがんで開いた両膝のすぐ上の太ももに置き、手というよりも足でタイヤの重量を支えるような格好で両手・両足を動かして外側にずらすように取り外し、地面に下ろします。その後もタイヤは持ち上げて移動させるのではなく、転がしながら移動させると楽でしょう。
取り付けるときも、タイヤを転がして定位置に(ハブのすぐ下まで)持って行き、そこで蹲踞の姿勢、両手は8時20分でトレッド面を支え、太ももに置いた肘をテコの原理の支点のように使って両手でタイヤを持ち上げてボルトとホイールの穴を合わせ、はめ込みます。
ホイールが収まったら、直下の地面にあらかじめ置いておいたナットで全部のボルトを仮止めし、そのまま十字レンチで奥まで仮締めまでしてしまうと、最初から最後まで腰を折る(曲げ伸ばしする)必要がありません。(ただし、普段あまり曲げ伸ばししていない太ももの筋肉が翌日に痛くなることはありますが・・・)
その後、ジャッキを下ろし、その都度ナットの本締めをしております。(そうすると締め忘れる恐れも無いと思います)
この方法は現役時代20代からほぼ40年間、リフトを使わないでタイヤの着脱をしていたときの方法です。
一度やってみてはいかがでしょうか、少なくとも腰には負担が少ない方法だとは思いますよ。
少しでもご参考になれば幸いです。
お礼
意外な方法で「目からうろこ」です。 ゴージャッキの情報も有難うございました。