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こんにちは。 こういった質問には大いに主観が関わるのでお気に召すかはわかりませんし、 おそらくご存知かもしれないと思いますが・・映画ファンとして参加させてもらいます。 質問者さんはいわゆるグロ系やびっくり箱系は趣味じゃないとの事なので なるべく外しつつも・・・・邦画から参りましょう。 あまり内容には触れずにおきますね・・。 --- 『ドグラマグラ』 同名の小説の映画化作品。 記憶の遺伝をテーマに見ている者を煙に巻く幻想的作品で、夢野ファンでも評価は両極である。 いずれにしても邦画ならではの色彩と雰囲気が好きです。 『予言』 つのだじろうの漫画、「恐怖新聞」をモチーフに構成された作品。 原作とは違う方向だけれども、子を失った親の苦悩や葛藤がいい味を出している。 今となっては珍しい酒井法子出演作と言う点でもお勧めしたい、 あの事件が無かったら酒井嬢のホラー作品はもっと出てたろうに・・。 『叫』 昨今のはっきり見える「幽霊」というJホラー潮流にあたる一作。 大御所の役所広司が狂っていく男の心理を怪演している。 怨念が発端ではあるが、ひそやかで暗く悲しい部分に訴えるテーマ。 理屈ではなく感性で受け入れろという突っ放した構成が気に入りました。 名作ではないけど、なんだか忘れられない一品。 『CURE / キュア』 役所広司といえばこれも外せない。 随所にちりばめられた象徴や伏線は一度見ただけでは気付かないだろう。 現実と内的世界が交差する演出はエヴァンゲリオンを思い出す。 意味を求めるタイプには合わない作品だが、私は非常に好きな一品である。 『雨の町』 これはホラーというよりSFに近いんだけども・・。 ある町で内臓が無い子供の死体が見つかるが、医師と刑事の前で起き上がり去って行った・・。 調べてみると過去の集団失踪事件のうちの1人だと判る。 その謎を追って山間の町へ行き、たどり着いた真実とは? 全編のじっとりした雰囲気は邦画独特で、秋の夜長にお勧めしときたい。 ---- では・・、邦画以外のものをいくつか。 あまりメジャーでないところを推してみます。 『ダークフロアーズ』 原題:DARK FLOORS、2008年 フィンランド/アイスランド 病院のエレベーターを降りるとそこは異界だった。 なにやらサイレントヒルな雰囲気をたたえた作品です。 実はこれ・・あちらのメタルバンドのいわゆる・・アイドル映画なんですが、 日本とは比べ物にならないクオリティ、立派にホラー作品に出来上がっているかわり種です。 異界に放り込まれた者達の心理劇も含め、けっこうひきこまれて見てしまいました。 『ミッドナイト・ミート・トレイン』 原題 : The Midnight Meat Train 原作 : クライブバーカー 監督 : 北村龍平 同名の短編小説の映像化、いやもうクライブ氏原作という事で無条件に見たくなるでしょ? しかも北村監督のハリウッドでのお仕事ですよ・・・。 グロはお嫌いかもですが、ここでは人肉は本当にただの肉でしかない・・・・。 地下鉄での失踪事件に関わったカメラマンが行き着いた場所とは? もともとライオンズゲートの内紛で公開が危ぶまれた経緯を持つので、ファンなら見ておくべき。 『ザ・アイ』 原題:the EYE / 見鬼 2002年 香港 (2003年日本公開) 『アイズ / The Eye』 2008年 アメリカ この二本はいわゆる原作とハリウッドリメイクの関係にあり、見比べると面白いので推します。 幽霊が「見える」表現などは日本ホラーの影響が見えますが、なかなかグっときますよ。 目の手術をしたら、なにやら見えるようになってしまった女性の物語。 私は香港版の方がいいと思いますが、それぞれのラストのつけ方が対照的で笑えます。 やっぱりハリウッドはねえ・・・・。 『11:46』 原題:「End of the Line」 2007年 カナダ これ、『0:34 レイジ34フン (原題:Creep)』とまぎらわしいのですが別物です。 いわゆる邦題で有名路線を真似ちゃったタイトルゆえスルーされがちな不幸な作品。 でも、中身はぐいぐい引き込まれて面白かったです。 幻覚を見る女性、地下路線に閉じ込められた一行、追ってくる怪しげな一団・・。 地上へ出たらそこには!! 脱出の過程がRPGゲームのようなシナリオで、ラストもマルチエンディングっぽく見るものに委ねられる。 ぼ~~っと見つつも、見終わった後に色々と考えてしまうのが楽しい。 『マスターズ・オブ・ホラー(2005)』 映画ではなくTVシリーズですが、DVDとか出てるはずです。 12人の監督がそれぞれ作品を担当したもの。 どれも面白いのですが、ホラーという観点なら この一編、『世界の終わり』 原題:Cigarette Burns/ジョン・カーペンター っがお勧めです。 『リサイクル/死界』 これは「the EYE」と同じ監督、主演女優なので見てみました。 最初は心霊もの? っと思わせてホラーというよりファンタジーかなあ。 新作を書こうと苦悩する作家の周りで奇妙な現象が起こり始める。 だが、それは小説のためのメモ書きと関連する事に気が付く。 ある日、エレベーターを降りるとそこは異界だった。 ここから出るにはどうしたらいいのか、自分の小説とどう関係するのか・・・。 少し眠たい部分もありますが、女優さんの演技にほんわかと全編楽しめます。 『519号室』 原題:THE ECHO、2008年 アメリカ これも有名な「1408」から邦題をパクったための不遇の作品です。 内容も似てはいるんですが・・・私はこっちの方が好きでした。 出所し、亡くなった母の住んでいた部屋に住み始める主人公。 前科者という苦悩や世間の風当たりという心理と、 そのアパートで起きてゆく不可解な騒動の二本柱でストーリーが進みます。 実は脚本にリメイク版呪怨に関わった「シンタロ・シモサワ」がいて、どことなくJホラーの雰囲気がする不思議な作品です。 ホラーというだけでなく社会批判要素も入ったアメリカらしさも混じり、Jホラーとうまくミックスされた感想を抱きました。 --- 番外編 『死霊の盆踊り』 いやもう説明はいらないですね・・、でもとりあえず書いておこうっと・・・。 コレを見ればもう怖いもの無しですよ。 映画ってなんて素晴らしいんだろう・・・・そう実感できます、逆の意味で!! --ー ふうふう、いかがでしたでしょうか・・・。 見たことが無い作品は触れてみて下さい。
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- jugger
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ホラー映画はたくさん作られていますが、どれもこれもパッとしない作品ばかりですね。 「ダーク・フェアリー」 下のサイトで予告編をどうぞ。予告編は怖くて面白そうなのですが、それほどでも有りません。でも多少は楽しめます。 http://darkfairy.jp/ 「マンイーター」 巨大な人食いワニの恐怖を描いています。わりと楽しめました。予告編をどうぞ。 http://www.maneater.jp/ 「トライアングル」 無限地獄に落ち込んでしまった女性。どうすれば脱出できるのだろう。話がややこしいのが難点ですが、良く出来ている作品だと思います。予告編をどうぞ。 http://www.triangle-movie.com/ 「インシディアス」 パラノーマルとSAWのスタッフが一緒になって作ったホラーと言う触れ込みですが、それほど怖くはないし、それほど面白くも有りません。話のネタにはなります。予告編をどうぞ。 http://www.presidio.co.jp/archive/insidious/ 「ザ・ウォード監禁病棟」 遊星からの物体Xのジョン・カーペンター監督作品が売りのホラーです。これももう1つです。予告編をどうぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=GkULpsfoUm0 「デッド・クリフ」 立ち入り禁止の山に登山しますが、唯一の吊橋を通過後に、この吊橋が落下し下山できなくなります。この山には何かがいる!予告編をどうぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=KrPFavXhrKk 「フローズン」 男女3人が深夜のスキー場のリフトに取り残されてしまいます。高さ15m気温マイナス20℃。いつまで生き延びることが出来るのだろう。予告編はCMをスキップしてご覧ください。 http://www.youtube.com/watch?v=xL333cPp-qo 「ネスト」 新しい家に引っ越してきますが、そこは悪魔の巣窟(ネスト)だったのです。予告編をどうぞ。 http://www.facebook.com/video/video.php?v=115876551815854 「屋敷女」 この映画はホラー至上NO1ですね。それほど怖いです。それでいて良く作られています。あまりの凄まじさゆえ、ラストの映像が黒塗りされているのが残念です。予告編をどうぞ。 http://www.cinemacafe.net/official/yashiki-onna/ 「クライモリ」 このシリーズはご存知でしょうか。たくさん作られましたが、やはり1作目が一番面白いです。予告編をどうぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=bff7LG8dRS0 「バイオレンス・レイク」 デートに森の中の湖の訪れますが、そこには地元のワルガキ共が。からかってくるのですが、それがエスカレートして行き、ついには殺人へと向かっていきます。これは面白いですよ。予告編をどうぞ。 http://curse.jp/horror-movie/20081113151414.html とりあえず思いついた作品を書きました。まだでしたらご覧ください。 「リヴィッド」が先頃公開されました。DVDになる日を待っていますが、期待外れになるんでしょうか。 http://www.livid.jp/
お礼
たくさん紹介していただけて嬉しいです。そうなんです、あまりパッとしない作品が多いというか…ホラーって難しいんですかね。 この中で観たことがあるのは『ダーク・フェアリー』だけでした。この監督が創り出す世界が好きですぐに借りて観ましたが、結構満足出来ました。 近所のレンタルビデオショップで見かけて気になっていたものもあったので、借りてみようかと思います! 回答ありがとうございました。
- alterd1953
- ベストアンサー率20% (239/1173)
ホラーはあんまり観てないんですが 「ぼくのエリ 200歳の少女」は大傑作でした。 エグいシーンも効果的でしたし 少女がイケてました。(別に美人じゃないですが。笑) ラスト近くは、ほとんど「様式美」すら感じましたね。
お礼
『モールス』という映画を観たのですが、『ぼくのエリ 200歳の少女』のリメイク版だったことを今調べて知りました! 『モールス』はなかなかの作品だったので、こちらの原作にも興味を持ちました。今度観てみようと思います。 回答ありがとうございました!
お礼
私の好みを考慮して下さり、ありがとうございます。 興味の持てるものがたくさんありました!楽しみです。『予言』って『恐怖新聞』がモチーフだとは知りませんでしたよ。 回答ありがとうございました。