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ある男がいました。生きていても何の楽しみもない。
ある男がいました。 生きていても何の楽しみもない。 唯一の楽しみといえば、帰宅してから酒を飲むことだけ。 あぁもう死にたい・・・ 男の自殺を引き留めているのは、子供の存在。 子供が一人立ちするまではなんとか生活費や学費を稼がなくてはいけない。 朝が来れば二日酔いの据わった目つきで会社に行き、毎日溜め息をつきながら魂が抜けたような絶望の表情で仕事をする。 「お酒やめた方がいいんじゃない?」と言われれば、 「俺の唯一の楽しみを奪おうって言うのか」 「俺から酒を奪ったらいったい何が残るんだよ、アハハ!」 笑って強がってみせるが、去るときの表情は寂しげ。 このような人に対して周りの人がしてあげられることは何かあるのでしょうか? 憐れで見ていられません。 早く暗闇から抜け出ることを祈りつつ、放っておくしかないのでしょうか?
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- m_hiro86
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- anndoromeda
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