典型的な強迫観念の症状ですね。強迫…というと、とかく犯罪の脅迫と混同しがちですが、強迫とは、一般の人よりもより強く物事が気になる…という意味で、よく見て頂くと漢字が違います。
わたしたち、強迫観念に支配されていない者にとっては、ポイントカードの点数などは全然気にならないものです。ですが、当事者の方にとっては、ポイントカードの点数といえども「たかが点数が…」といった安易なものでなく、それこそ疲れ、罪悪感で悲しくなり、普通に生きることさえ苦しくなったりするものです。しかも、不幸なことに、多くの人には、そうした苦しみが理解してもらえないことです。
ですから、ほとんどの人は、こういう方に、気にするな…とか、大丈夫たよ…とか、考え方を変えてみたら…などと、心からの好意からいろいろアドバイスを送るものです。ですが、強迫観念の持ち主には、残念ながらそうしたエールもほとんど効き目がないものです。
しかし、強迫観念は精神病ではないのです。しかも、現代ではとても多い症状、会社に出勤すると激しい頭痛に襲われる、混み合った電車に乗るとトイレに行きたくなる、何度も戸締りを確認したのに施錠が気になる、生理になるとかならず貧血で倒れてしまう、そのほかいろいろな不都合で悩んでいる人はストレスの多い今日とても多いのです。
でも、安心してください。ちゃんと医師に診てもらえばかならず治るものなのですから。人によっては、簡単な診察と、精神安定剤の投与程度で完治することもありますが、多くは、神経内科で診察を受けたうえで一定期間カウンセラーと対話する、そうした治療法でほとんど完治するものです。
繰り返しますが、こうした強迫観念は精神病ではありません。それどころか、知的に優れ、感受性の豊かな人だからゆえに陥りやすい症候群であり、知性の低い人は絶対にならない種類のものです。
ですから、受診するなら精神科ではなくて、神経科です。よく間違って教えてくれる人が居るものですが、大きな病院などでは神経内科などといった科があったり、なかには強迫観念の専門科がある病院もあります。けっして恥ずかしいことではありませんから、ぜひ早めに受診して、はやく楽になってください。
お礼
詳しく回答して頂きありがとうございました。 参考にさせて頂きます。