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TeX VS XMLの利点と欠点を教えてください
- TeXとXMLは文書作成の目的で使われるが、それぞれに特徴がある。
- TeXはマクロやマクロパッケージが豊富で、高品質な組版を行うことができるが、学習コストが高い。
- 一方、XMLはデータと構造を分離でき、他の分野にも応用が効くが、学習コストが低くとも注意が必要。
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> いづれにしてももともとTeXの役割であった > スタイルの定義がXSLやCSSで補えるものであるならば > 今、TeXで定義されているスタイルだって > XSL,CSSを使えばできるはず。 もともとTeXを考えた何とか博士が、それまでの表現に満足できず自分で編み出したという個性の強い(しかし多くの賛同者を得た)スタイルと、片や構造化文書から入っていき、どうしたら可塑性のある構造変換とスタイル表示がを実現できるかという汎用的を底流に持っているXML(XSL)ですので、TeXからのヒントは沢山いただいていると思いますが、源流が違うため一緒になる(組み込める)仕様ではない、と考えたほうがわかりやすいかと思います。 またXSLの策定にも定まりきらずに某大な時間がかかっており、XSLTが単独分離勧告されるなど、まだ模索、いや協議が続けられているありさまです。 まあ、現在進行形でどんどん変わるのが当面のXML関連の仕様なのかもしれませんが。 仕様がかなり固まっているという意味ではTeXの組版はすばらしいものがあると思います。 ただ、一般のレイアウトソフト(Wordも含め)がTeXの純粋なタグを使わずにレイアウトを実現してしまっていますし、ソフトも沢山世の中に存在します。 となると、今後の向う方向である、汎用性、という観点からみると、各ソフトで共通するものは文字のテキストデータとその構造(文書が構造を持っているという前提)だけとなり、あらゆる文書が世の中に存在するとき、文書の(自由かつ可塑性のある)構造の定義化かから行えるものとして、XMLは強いということです。 ベースになる構造化文書DB→ルールーに沿った自由な構造変換(XSLT)→レイアウト(-FO,CSSなど) 最初の部分がTeXだけでは、弱いわけです。TeXだと上記の一連の流れからTeXを捨て去ることができません。 でもXMLなら元の構造化文書にタグはあるものの、好きな形にテキストを書き出せるのはもちろん、レイアウトも何を使おうが自由。しばりがない、ということです。 この可塑性をいかに形にしていくか、主流になるものが出てくるのか、まだ動き出したばかり、といったところだと思います。
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- briony
- ベストアンサー率29% (323/1090)
高校生? この分野研究しても儲からないからやめたほうがいいよ。
補足
>この分野研究しても儲からないからやめたほうがいい >よ。 うん、絶対儲からない(笑) 稼ぐとすれば全然別の分野で。 (稼ぐけど儲けはしないと思う・・・) 浅はかな考えかもしれませんが、 最近、自分は各種の規格を眺めることを 楽しんでいます。 #時々もの凄く悲しく、というか むなしく感じるときもありますが(TT)
- mi-si
- ベストアンサー率35% (200/567)
一番大きな理由には、TeXには、「歴史と蓄積」があるでしょうか。既に30年の歴史がありますし、学会側であらかじめ論文用のTexの提出フォーマットを用意していたりします。複雑な数式を書くのも結構楽ですし、印刷するときもテキストで書いた文章に印刷用の定型フォーマットをくっつけるだけですから。 それにフリーソフトですべてまかなえますし、そもそも30年前のソフトなので動作も軽いですし、さまざまな環境で動作します。 特に情報系の学会では多くの論文をTeXで書いています。慣れているものからそうでないものに乗り換えるのは大変です。 それに対してXMLは、自由度が高すぎるので、論文や版組などの用途でで使うには共通の仕様と定型フォーマット、TeXをXMLに変換するアプリケーション、ビューワーなどの安定したプログラムがオープンでフリーな環境で用意されないと移行できないのでは無いでしょうか。
補足
>一番大きな理由には、TeXには、「歴史と蓄積」があるでしょうか。 >既に30年の歴史がありますし、 >学会側であらかじめ論文用のTexの提出フォーマットを用意していたりします。 「歴史」は無視しても問題なさそうだ。 歴史がどうあろうと 現状で良い点は良いし悪い点は悪いことは変わらない。 重要なのは「蓄積」ですね。 自分もそれは実感していたところではあります。 化学用のXML等のCMLやX3D等もあまり 普及しているがしないし。 >複雑な数式を書くのも結構楽ですし、 >印刷するときもテキストで書いた文章に >印刷用の定型フォーマットをくっつけるだけですから。 高校生なのでTeX自身使っていないのですが ※注1 やはりこの部分は納得がいきません。 XMLであっても 印刷するときに印刷用にXSL-FO(使用経験なし)を スタイルシートとして指定すれば良いだけの話ですから ※注1 使うのは大学入ってから・・・というイメージがあります。 偏見の可能性があるのは承知の上ですが。 >それに対してXMLは、自由度が高すぎるので、 >論文や版組などの用途でで使うには共通の仕様 これは思うより簡単な気がします。 一番自分が身近だと思っているのがMathMLなのでそれを例にとれば http://washitake.com/MathML/put/ 等でMathMLを見るためのXSLが公開されていますし。 >そもそも30年前のソフトなので動作も軽いですし、さまざまな環境で動作します。 これには大賛成です。 確かにXMLが流行らなかった理由として 当時、通信環境がさほど整ってなかったことも あったでしょうから しかし現在の環境とあらばさほど苦労はしないかと。 それゆえ、XMLが最近になって台頭してきたわけですし。 (もちろん、PC等の購入サイクルは最低2~3年くらいだと思うので 全員が全員現在のスペックのマシンを持っていないのは承知しています) >それにフリーソフトですべてまかなえますし、 >TeXをXMLに変換するアプリケーション、 >ビューワーなどの安定したプログラムが >オープンでフリーな環境で用意されないと移行できないのでは無いでしょうか。 この件に関してはさほど問題と感じていません。 他人事のように言って申し訳ないのですが、 世の中、いろいろなものがフリー(オープンソース込)で公開されています。 自分でもOpenOfficeを知ったときにはびっくりしましたし。 Mozilla等も有名です。 そういった規模の大きなものを考えると、 「誰かしらこういったものをフリーで作る人がいる」という風に思えてしまうのです また、TeXをXMLに変換するソフトならもう世の中にあると思います それにビューアは、ほぼブラウザでしょうが、 これらはもうすでに普及しています
XMLとTeXは目的が違いますので、ノートと画用紙の優劣を比べるようなものです。 XMLはご存知のように、汎用のデータ交換フォーマットです。TeXのような、スタイル付き文書表現という特定の目的ではありません。 XMLという汎用フォーマットを特化したものとして、たとえばTeXと同様の用途になるXSLというものがあります。こちらのURLをご覧下さい。
補足
>XMLという汎用フォーマットを特化したものとして、 >たとえばTeXと同様の用途になるXSLというものがあり >ます。こちらのURLをご覧下さい。 XSLの存在は一応 http://www.cityfujisawa.ne.jp/~yanai/xml/index.html を読んでいたので知っていました。 またその魅力も十分思い知ったつもりです(大袈裟かな?) いづれにしてももともとTeXの役割であった スタイルの定義がXSLやCSSで補えるものであるならば ちょっとひどく言えば 「じゃあTeXいらないじゃん! 何で残っているの?早く浸透すればいいのに」 と言えてしまうような気がします。 今、TeXで定義されているスタイルだって XSL,CSSを使えばできるはず。 よく知らないけど確かにCSS3で搭載「予定」の 縦書きなどはきついかもしれないけれど。 (もちろん、XMLとHTMLの橋渡しとしてXHTMLが あるように、全員が全員すぐに変われるわけでは ないことは分かっています) どちらかといえば今のところ(#1,#2を読んでいて) XMLが優勢なのは変わっていません。 まだちょっと締め切るつもりはないです TeX側を強力にサポートできる意見 を待ってみようと思います。
- briony
- ベストアンサー率29% (323/1090)
XML Schemaは、文書データの構造を定義します。 文書の表示(レイアウト)については、XSL-FOやブラウザの場合CSSなどで、文書の表示スタイルに変化を与えることができます。 TeX(LaTeX)は、そのものが組版(およびレイアウト)向けの仕様だったと思います。。 文書や文字要素の、順序・字詰め・行数・字間・行間・位置など定義し、出力します。 組版や数式を扱えるソフトウェアを指してTeXと言ったりもするようです。 ですのでもともと方向性やニーズが異なっていると思いますが、今後アウトプット環境が、多彩になっていくと思いますので、XMLは大きな可能性を持っていると思います。
補足
>TeX(LaTeX)は、そのものが組版(およびレイアウ >ト)向けの仕様だったと思います。。 自分でいくつかのサイト回ってみて これはなんとなく実感できたような気がします。 数式にしてもMathMLが presentation記述以外にContent記述があるのに対し TeXを探してもそういうのが まったく見当たらないので。 >今後アウトプット環境が、多彩になっていくと思いま >すので、XMLは大きな可能性を持っていると思います。 これについては#2様への補足としたほうが 書きやすそうなのでそちらにまわします ご了承ください。
補足
>仕様がかなり固まっているという意味では >TeXの組版はすばらしいものがあると思います。 ということは逆に言えば XSLが確定してくればTeXに 圧勝できるということになる。 何年かかるだろう・・・? >ただ、一般のレイアウトソフト(Wordも含め)がTeXの>純粋なタグを使わずにレイアウトを実現してしまって >いますし、ソフトも沢山世の中に存在します。 Word等では実現しづらいものもあるので (TeXお得意の数式や化学式など) TeXやXMLの方に圧倒的な魅力を感じます。 >となると、今後の向う方向である、汎用性、 (失礼ながら中略) >ら行えるものとして、XMLは強いということです。 今、いろいろなものがXML化していますからねぇ 年賀状ソフトも1~2年前に連携を取ったようですし。 >この可塑性をいかに形にしていくか、主流になるもの >が出てくるのか、まだ動き出したばかり、といったと >ころだと思います。 元になったものが違うとは言え、 やはり汎用性の高さのほうが魅力が大きい。 #1~#4を読んできて 完全に整っていないとは言え、 XMLのほうが優勢な感は抜けず。 一日待ってみよう。