こんにちは。
ON、OFFで消費電力が増えるのは、白熱電球のようにスイッチオン時に多大な電流が流れる「ラッシュカーレント」という現象がある場合です。
白熱電球を例にとって説明しますと、白熱電球はフィラメントという中に入っている金属の線(タングステンという金属です)が高い温度になる事によって光ります。
そして、電気抵抗は温度が高くなると高くなる、つまり電気を通しにくくなるので、明るく光っている時の方が流れている電流は小さいのです。
表記してあるワット数は、光っている状態でのワット数です。
フィラメントが暖まっていない、つまり電球が光っていない間は、その数倍~十倍程度の電流が流れます。
こういう機材では、スイッチを入れたり切ったりすると大きな消費電力が出てしまいます。
さて、テレビなどですが、ブラウン管などはこういう構造があります。
電子銃にはフィラメントが付いていて、「ヒーター」と呼ばれます。
この部分にある程度の電流を流して置いて温めておいて、瞬時につくようにしたのが余熱スイッチですね。
でも仮に10倍の電流が流れるとしてもそれにひってきするだけの電力を消費する時間、テレビを見なければ全く意味がありません。
まあ、スイッチ入れてすぐ見れるという意味がありますが。
同じ事は、フィラメントだけではなく、電源アダプターなど、コンデンサーという部品を使って、交流の電気を直流に変換する装置でも言えます。
コンデンサーは、スイッチを入れてから、規定の電圧になるまでのわずかな時間には、本来の電流の十倍~百倍の電流が流れます。
ですので、一般的に、今の家電製品はスイッチを入れたり切ったりを頻繁に行うと消費電力は増えるといって間違えありません。
ただ、こういう議論で扱う「頻繁に」ですが、10分という時間は、そんな「頻繁」な部類ではないです。
つまり、その位なら切っておいていいんじゃない?っていう時間です。
#←の経験者というのは、学生時代、この問題を研究して発表した事があります。
それで学内ですが校長賞をせしめました。(爆)
お礼
下の方達の回答でおおまかには分かりましたが、さらに詳しい理論的な説明どうもありがとうございました。