「逃げる男」を作り出してしまう女側にも責任や問題がある?
女性は自分から好きになった相手や大恋愛すると振られることが多いもの。自分が好みじゃないタイプ、いや、どちらかというと嫌いなタイプに好かれることのほうが多いかもしれない。たいてい“自分好みの男とはうまくいかない……”“自分が好きになると男は逃げる”というパターン。
『女は相手から好きになられたほうが幸せ』『女は愛するよりも愛されたほうが幸せになれる』『女は男から追っかけられたほうがいい』ーーとは昔からよく言ったもので、逆バージョンの『男は愛されたほうが幸せ』とはまず聞いたことがない。それくらい女が好きになればなるほどいい方向にはいかないということか。
誰でも好きになった相手を失いたくない。しかし失いたくないと思えば思うほど空回りする。
悲しいかな、好きになればなるほど、逃したくなければなるほど上手くいかないものである。
人を好きになると、理性も知識もそれまでの経験も全てぶっとび、役になど立たない。
さほど好きでもない男になら計算もできるし駆け引きだって得意なはずなのに自分が好きになってしまった相手になど計算する余裕などなくなる。かえって逆に相手にじらされたりして自分から“会いたい”と口走り自分から“都合のいい女”を申し出てしまい……そして失敗する。
また恋に落ちると、「これは運命の出会い」「これが最後の恋かも……」となどと執着してしまったり、「この年になってこの恋(この人)を逃したら、もう次がないんじゃないか?」と、怯えて不安になる。そして相手を、自分をも結果的に追い詰めてしまったりする。
己の感情に振り回され制御できない。焦燥感でいっぱいいっぱいとなりつい追ってしまう。そして相手は逃げ出したくなる。
本来、男は女よりもストライクゾーンが広い。男は女ほど異性や人の評価には厳しくないし、あーだのこーだのイチイチ注文つけたりはしない。余程のことがない限り“男性の方から女性を嫌うことは少ない”ともいえる。
……なので男が「もう無理」「ウザイ」と思うのはまさに重くなった時である!
男と女の脳が違うのは知っていても女は好きな人には自分をわかってもらおうと躍起になってしまう。好きな相手にアレコレ伝えようと、自分をさらけ出してしまいがち。時としてそれが男にはNGだったりする。
面倒な事が嫌いな男はフェードアウトする。基本的に男は話し合いが出来ないし好きではない。追い詰められるのが苦手なので厄介なことからはそそくさと退散する。
逃げ足の早い遅いはあるだろうが、「コイツといたらヤバくなるんじゃねぇか」と危険を感じると尻尾を巻く。
それが一般的な男の生態である。
ようやく掴みかけた恋、やっと出会えたのに……もう少しでうまく行きそうなとこで逃げられたら元も子もない。
つまりここで考えなくてはならないのは「逃げる男」を作り出してしまう女側にも責任や問題があるかもしれないということだ。そういう男を作り出さないような対応をし男に逃げられやすい女にならないように気をつけたい。
■「彼のため」が口癖。尽くしすぎる女
「彼のため」が思考パターンになっている恩着せがましい女。特に、彼から頼まれもしないのに、彼の世話をやき過ぎる。「きっと喜んでくれるに違いない」という思いこみでいそいそお弁当作ったり料理を届けたり、彼の部屋に上がり込んで掃除したりと世話女房気取り。男にとって、これは実は全然ありがたくなかったりする。
しかも自分が好きで勝手にやったにもかかわらずそれに対してお礼や感謝の言葉を催促し「私はあなたのためにこんなに尽くしているのに!」「こんな頑張ってるのにわかってくれない」的な態度に出る。男にとって、そんな恩着せなどうっとうしくて仕方がない。「あなたのために……」それを面と向かって口に出してしまうと、その瞬間、男は「こいつとはやっていけない」と逃走を決心するはず。
■男の行動を監視したがる「メールのしつこい女」
何かトラウマでもあるのか、頻繁にメールを送りつけて、それに返信しないとグチグチいってきたり、毎日の帰宅時間や行動範囲をチェックしようと試みたり、挙句のはてには、彼の携帯電話を盗み見ようとしたりなど、“束縛したがり女”には無責任な男でなくともどんな誠実な男でも逃げたくなる。
また束縛系女である当人は、男の首をシメているとか束縛しているという自覚がなく「疑われるようなことをしている彼のほうが悪い」「やましいことがなければ何でもオープンにするべきだ」などと自分の行為を正当化する。
「男の少しのつまみぐいくらいは多目にみたる」「ちょっとくらいは見て見ぬフリ……」くらい度量のある女のほうが、最終的には勝ち組。
自分の行動を監視されていることほど男にとって許せないことはない。
■男の交友関係とか男同士の付き合いに対して口出ししたりでしゃばる
男はたいてい男同士の付き合いや仕事上の飲み会を大事にする。彼女や恋人がいても男の付き合いというのは絶対的である。
女のほうは、それが理解できない。
『なんで私をほっといて遊びに行っちゃうの?』
男同士の飲み会や付き合い方にくびを突っ込んでくる。しまいには「じゃぁ私も連れてってよ」とおねだりし煙たがられる。また飲み会に一緒に行ったはいいが彼女が周囲に対しての気遣いができないとこれまた最悪。彼の男友達に合わせたり男の話についていけずかえって彼の負担になったり、男友達の間でのお株がさがる。特に“男側が交友範囲が広い・友達多い”しかし“女側は交友範囲が狭い・友達少ない”というパターンだと、「逃げる男」が生まれやすくなる。男からしたら“男友達の多い女”も困るが女友達の少ない女は“俺ベッタリ”となる可能性が……。
また交友範囲の狭い女性が、「逃げる男」をつかまえたくなければ、自分と同じ程度に、「交友範囲の狭い男性」と付き合い“二人の世界”に浸ればよい。
「仕事と私どっちが大事なの?」
「忙しい、忙しい」がやたら口癖の男は、仕事を引き合いに出せば許されると思っているフシがあり自分の都合が悪くなると逃げる傾向はある。しかし、女がこのセリフを言ってしまったら逃亡する危険性大!
「あなたって器が小さい」「男らしくない」「役立たず」……など男が傷つく言葉はいろいろあるが男が逃げたくなるのは「なんでもっと私を構ってくれないの」系なのである。
「ねぇ、どっちが大事?」ーーこれはもう面倒くさい意外のなにものでもない。男からしたら、そんなの比べようがないし勘弁してよ……である。
誘ってもないのに男の職場や仕事場の近くで待ち伏せしてたり「近くまで来たから一緒にご飯食べない?」などと自分の領域に入ってくる女はオトコからしたら恐怖である。いい年して一人遊びができない女“かまってちゃん”を男は面倒になる。“ほっといても大丈夫な女”でなく、“ほっといても楽しそうにしている女”“俺がいなくても余裕ぶっかましてる女”を男は気にするものでありそういう女を男は追いかけたくなるのである。
男に逃げられないためには重くならない(負担にならない)に限る。男は自分の生活や自分の世界が侵されそうになったり脅かされた時に逃げたくなるものだ。男は自分ががんがらめになること、我慢を課せられると一目散に逃げ出すのだ。
フットワークの軽い逃げる男を生み出さないために、男の自由はある程度きかせてあげることが大事である。