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発達障害の子との接し方について
- 発達障害の子とはどう接するべき?集団の中での接し方やフォローの程度について考えてみましょう。
- 本人が判断できないことや困難なことには、本人が結論を出すまで待ったり周囲が選択肢を提案したりすることが大切です。
- フォローし過ぎるとやってもらって当然と思われることもあるので、適切なバランスを心掛けましょう。放っておくことも場合によってはアリです。
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質問者が選んだベストアンサー
質問者さんと集団との関係や集団の規模、年齢、課題が必須なものなのか、選択しても良いものなのか?などだけでもわかると考えやすいのですが・・・・・・。 (個別の補助者として、その子だけについているのであれば、その子の特性あわせた個別指導となりますが、集団の指導者であるとしてのご質問で良かったでしょうか?) >”放っておく”というというのは本当に良くないだけなんでしょうか はい。 絶対に良くありません。 状況として、「口を挟まずに見守る」というのは、場合によってアリでしょう。(というか必須です。) しかし、それは、「見守る」という関与をしています。 見守りは”放っておく”とは異なります。 見守りっているときには、危険が無いように介入できるような位置にいて、何に困っているのかを探り、今後の参考にしたり、後から声掛けをするための情報として覚えておいたり、ということをします。 これは、その一瞬で言えば”放っておく”ように感じるのかもしれませんが、内容も意識も全く異なります。 決して、発達障害者だけを見守るわけではありません。 集団として、より良い経験になるように、という意識をしながら、大きなトラブルになるまえには介入できるようにして、しかし手や口を出すのを最小限にして近くに居るという選択です。 集団として自己解決能力を育てていくということです。 後から良い点をほめ、改善可能な事柄のうち、その集団にとって受け入れ準備ができている課題については指摘しておくというフォローがあると望ましいでしょう。 発達障害の方にとって有効な手助けの多くは、普通の典型発達者にとっても有効です。 特定の子どものフォローをするという意識ではなく、全体にとってわかりやすい指示をすれば良いのです。 (典型発達ならわかるというレベルではなく、発達障害者に伝わる時には、典型発達者であれば非常に良くわかるというレベルになります。) ・全体の見通しを前もって伝える(今が、全体の中のどの場所なのかも明示する) ・音声での指示のみではなく、適切な図を補助に用いる。 ・大切なことは簡潔に箇条書きにして、見えるところに表示しておく。 ・多くのことを同時に指示しない。 ・優先順位を明確にする ・5w1H を 常に 意識・整理した指示をする ・暗黙の了解とせず、具体的に明瞭に伝える などです。 また、はじめての経験になりそうな部分については、予測できるような情報の提供や慣れ、が必要です。 >フォローし過ぎると、そのうち、やってもらって当然。 それは、フォローの仕方が間違っているということです。 やってあげるのではなく、自分でできるような準備を事前にしておくのです。 そうすれば、つねにやってあげることにはなりません。 また、普通学級に通うような発達障害者であれば、通常は典型発達者よりも優れている点があるはずです。 それを見出し、集団の中で活躍できるような「あ、すごい」と、本人も周囲も感じることのできるような場面を作っておくことも指導者の大切な役割です。 漠然とした返答ですが、参考になれば幸いです。 今は、発達障害児への指導方法に関して、多数の研究がなされていますし、実践の報告もなされています。 専門の月刊誌もあります。 http://www.nise.go.jp/cms/ 個別に、特定の子の補助員であれば、フォローの方法は異なります。 特定の子であれば、その子の保護者との綿密な打ち合わせが前提になるでしょう。
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- suzuko
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支援学校教員です。 本当に漠然としていますね。^^; 「必要な支援を、必要なだけ」なのですが… >フォローし過ぎると、そのうち、やってもらって当然。 >周囲が自分に合わせるのが当然。と思わないでしょうか? これはそうなって当たり前ではないですが? 「フォローし過ぎ」は「不必要な支援」でしょう? ただ、どこまでが「必要」でどこからから「不必要」かは、大人が総合的に判断することなので、よく小学校などで行われる「子ども同士の支援」では、ご懸念の状態になりがちです。 あくまで「支援」は、総合的に相手の状態が見えている者が行うべきです。 >”放っておく”というというのは本当に良くないだけなんでしょうか?場合によってはアリでしょうか? 困っているのに放っておかれて、いいことがあるでしょうか? 「見守る」のは必要ですが、それは「放置」とは違います。これは「障がい」があろうが、なかろうが同じだと思います。 >本人が判断できない事 >1.本人が結論を出すまで待つ。 >(質問や問題の仕方を変えてみたりしながら) >2.周囲が選択肢をいくつか提案したり、その子にとって良いと思えるものを薦めてあげる。 まったく判断できないのならば、待つのではなく保護者などに事前に確認しておくのも手です。 また、少しでも意思決定が出来るのならば、選択肢を絞り、提示する方法もあります。 その子の理解力に合わせて、選択肢の数を増やします。(ただし、どんなに多くても1度には7つまで) あと、選択肢には必ず「逃げ道」を用意してあげてください。 >本人にとっては難しかったり時間がかかる事 >1.他の子は先に済ませる。 >2.その子も一緒にやり終えるようサポートしながら行う。 他の子を待たせる必要はありません。ADHDの子などは「教室の一番前の席がいい」と言いますが、それは妙なプレッシャーをかけないためです。逆に、一番出来る子で穏やかな子を隣に座らせ「よい例」を提示してあげる方法もあります。 そして、無理な課題は適切なサポートを大人が行ってください。 ご参考までに。
お礼
ありがとございます。 日頃よく会う先生であれば、出来ることと難しいことが把握出来てると思いますが、 会う頻度が少ないとなかなかどこまでできるのか分りません。 あと、他の子も無理に合わせないといけないと察すると、フラストレーションが溜まっているようにも見えます。 調和のとり方というか。 放っておくというのは、待つと言う意味です。 (言葉の選択で悪い方へ想像されてしまいますね。)
お礼
いえ、参考になりました。ありがとうございます。 例えば、発達障害の子とペアを組まざるをえなくなった子は、 ストレスやイラっとくること、おもいっきり自分のしたいことが出来ない。など。 あると思います。 なので、その子にも解るようにしよう。その子のことお願いね。とするのも違うのかなと思えてきました。 でも、ここでは具体的にご説明できないから、イメージを掴もうとした次第です。 付き合う時間(期間)があれいいんですが、そうでなく毎回メンバーも違う一発勝負となると、事後あれでよかったのか?という気持ちが残ります。