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謎の西船橋始発南船橋行き
マニアックな質問です。 たまに、西船橋始発の南船橋行きが有りますが、あれの存在意義、というか、存在理由をご存じの方、そして、あれは、武蔵野線扱いなのか、京葉線扱いなのか、ご存じ方、いらっしゃったら、教えてください。
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まず線名ですが、正式には西船橋以南は全て京葉線です。市川塩浜~西船橋間も、西船橋~南船橋間も、東京~蘇我間も全て京葉線です。ただし西船橋~南船橋間は武蔵野線用の電車しか走っていませんし、運転系統上も南船橋で折返すことが多いですね(時々新習志野行や海浜幕張行もありますが)。駅の案内表示や車両の表示も「武蔵野線」となっていることが多いようにみえますので、運行上および案内上の名称としては「武蔵野線」であると捉えても差し支えはないでしょう。 さて、その西船橋~南船橋間についてですが、2010年12月のダイヤ改正で、武蔵野線からの東京行が大幅に増発されました。といっても武蔵野線内の本数はそのままで、西船橋~東京間が増発になった区間です。つまり武蔵野線側からみると、従来の南船橋行の一部が東京行へと行先変更したわけです。 しかしそうなると西船橋~南船橋間が減便になってしまい、武蔵野線・総武線などの各駅から海浜幕張方面へ行くのが不便になってしまいます。そうならないよう、西船橋~南船橋間の区間便を設定して本数の維持を図ったわけです。西船橋~南船橋間は市川塩浜回りでも行けますが時間がかかりますし、そもそも京葉線は1986年に西船橋~千葉みなと(当時は千葉港)間で開業したのが始まりですから、もとからあった区間の本数が大幅に減るとなるとサービスダウンになってしまいます。 それからもう1つ、存在理由といえるかどうかわかりませんが、武蔵野線の全電車の車両基地は新習志野にあります。したがって「西船橋発新習志野行」「新習志野発西船橋行」のような電車も時々あります。武蔵野線内から直接車庫に出入りせず、「武蔵野線→南船橋→西船橋→新習志野(入庫)」のような走り方をするのでこういう電車が時々あるのですが、その理由は上述のとおり、西船橋~南船橋間の区間便を設けて本数の維持を図るためです。しかし最終的には新習志野の車庫に入るという存在理由もありますので、これも一因といっていいでしょう。 西船橋~東京間については「西船橋で乗って東京で降りる」のだけがニーズではありませんし、そもそも東京発西船橋行というのは(異常時や増発列車以外では)ありません。全て武蔵野線との直通電車です。新木場・舞浜などの行楽地からみると武蔵野線方面への直通ニーズは相当なものがありますし、直通ニーズだけでなく西船橋で乗り換えて総武線・東西線・東葉高速線方面などへのアクセスも便利です。一方、新浦安など乗降者数が増えている駅から東京都心方面への輸送力増強も必要です。これらを総合的に判断した結果が「西船橋~東京間の増発」につながっているのではないかと思います。 ちなみにJR東日本では、『他の鉄道会社との乗換駅を多く持つ東京圏の環状線群=武蔵野線・京葉線・横浜線・南武線』を「東京メガループ」と称して利便性向上に努めており、近年のダイヤ改正でもこれらの路線群が必ず増発の対象になっています。したがって、今後もこれらの路線で輸送形態に何らかの動きがあるかもしれません。
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- TooManyBugs
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武蔵野線-東京直通列車との接続用とその折返し。 路線名称としては京葉線ですが運転上の扱いは武蔵野線です。
補足
回答、ありがとうございます。 それは、想像したんですが、そう考えた時に、東京始発の西船橋行きの存在意義が引っかかるんですよ。 と、言うのも、自分世代の感覚では、東京から西船橋に行くなら、総武快速で市川に出て、各駅に乗り換える手が有ると思うんですよ。 ただ、これは、総武快速→各駅乗り換えより、乗りっぱなしで西船橋に行ける、という利便性で存在意義は理解出来るんですが、そういう捉え方で良いんでしょうか? ちなみに、京葉線扱いなんですね。それはよく分かりました。
お礼
詳しくご回答いただき、ありがとうございました。大変、参考になりました。