本来、ブラウザと Java VM との間で特定の組み合わせを強制されることはありません。
つまり、どのブラウザを使おうがどの Java VM を使おうが関係なく、ブラウザと Java VM がそれぞれひとつずつあれば Java アプレットは動くはずなのです。
ブラウザを複数インストールすれば、複数のブラウザで同じ Java VM を共有でき、逆に Java VM を複数インストールすればひとつのブラウザで複数の Java VM を使い分けることもできるのです。
ところが、現実はそうではありません。IE以外のほとんどのブラウザでは、Microsoft Java VM は使えないのです。代わりに、ブラウザをインストールすると自動的にサンマイクロシステムズ社の「J2RE」という Java VM もインストールされるようになっていることが多いです。
ネットスケープも例外ではなく、ネットスケープのインストールと同時に「J2RE」もインストールされます。(裏を返せば、ユーザーが別途 Java VM をインストールする必要はないということです)
実のところ、Microsoft Java VM はこれから先使われなくなってゆき、サンマイクロシステムズの J2RE への一本化が進む傾向にあります。
マイクロソフトはすでに Microsoft Java VM の配布を中止しています。
マイクロソフトの Java VM は、いろいろな理由から嫌われるようになってしまい、その結果として本家のサンマイクロシステムズの Java VM を広めようという風潮があります。
さまざまなブラウザが強制的に J2RE を使わせるのも、このようなことがからんでいます。
ということで、
> ネスケでアプレットを使用する場合でも他のVMをダウンロードする必要があるのでしょうか?
ネットスケープをインストールしたときに自動的に J2RE がインストールされるので、別途 Java VM を用意する必要はありません。
> JAVA VMはブラウザによって違うのでしょうか?それとも統一されているのでしょうか?
IE では、Microsoft Java VM も J2RE もどちらも使えます。両者を切り替える設定はかなり複雑ですが。
IE 以外のほとんどのブラウザ(ネットスケープやオペラなど)では、J2RE しか使えません。従って、
> Micosoft VM JAVAをダウンロードした時、これはネスケでも使えるのでしょうか?
に対する答えは NO になります。
> ネスケでJAVA VMがインストールされているかどうかの確認方法
ネットスケープをインストールした時点で Java VM もインストールされるので、あえて確認する必要はないと思われます。
実際に確認するにしても、アプレットがネットスケープで動くかどうか調べるだけです。
以上、ちょっと長くなってしまいましたがお許しください。