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地政学や軍事学って外国では一般的な学問なんですか
非軍人の大人が大学で何を学んだんですかって聞かれたとき地政学ですor軍事学ですって答えても日本以外の国では違和感無く普通ですか?
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「地政学 geopolitics 」確かこの言葉を日本で使い始めたのは“イチ・キューカット”で知られる竹村健一だったと記憶しています。彼が何かのおりに造語的に使い始めたのが最初のケースだったと思われます。 竹村氏といえば保守派(悪く言えばマスコミに登場するアジ演説家)で彼をはじめ当時の堺屋太一やら渡部昇一と共同歩調をとっていましたが、著書の殆どが使い回しだったことが発覚し全ての執筆活動と言論活動の表舞台から姿を消しました。 現在もこの言葉を使うのはタカ派の論客(それも政治学や国際関係論とは全く無縁な領域に属しているケースが多い)が殆どです。政治の世界でも学問領域でもあまり使われるケースはありません。使っているとすれば、それは逆に学問的には根拠がないとの証にもなりえます。日本の方がむしろ異常ですね。 法学部では「国際関係論」と呼んでいます。また同時にこの「地政学 geopolitics 」は冷戦下の状況を前提とするものであることから現在ではその地位を失っているともいえます(『EMPIRE』および「9.11」に象徴される枠組みなき相手の存在)。
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- bismarks0507
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EUでは違和感は抱かないだろう そもそも、自由主義諸国は、個人の学問の自由に対する意識が高いので、「へぇ・・そんな学問を学びたいんですかぁ」程度の認識で終わるのである 極論すれば、他人の学問の指向性に対して、淡白なのである。 逆に言えば、日本は、何か定型的な学問・認識するレベルでの建設的学問、に対する意識が偏って高い傾向にある その背景があるが故に、極めてマイナーが学術研究が日本ではほとんど隆盛しないし、予算もつかない。 ちなみに、ある意味では違和感を持つかもしれない・・・ 諸外国では、”○○学を学んだ”というようなザックリした回答はしない つまり、もっと具体的に ○○について△△△から~~の視座で~~の仮説の元で研究しました という返答するのが相場である あくまでも自由主義諸国の場合であって、それ以外は分からない 以上
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いやあ,専門家に楯突くのはびくびくものですが・・・。国立国会図書館の蔵書検索をすると,もっとも古い日本語文献は, 森 武夫 1954 インドシナの地政学 とでてきます。ぼくが学生時代の1970年代にも授業で習いましたので,竹村の造語ではないと思います。新しいほうでは今年(2012年)の出版もいくつもありますので,廃れた用語ではありませんし,政治的に偏向した内容とは限らないはずです。
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地政学 geopolitics は,世界的にはそれほど「際物」とは思いません。政治学や国際関係論の一派で,地理学っぽくもある,そんな感じじゃないでしょうか。軍人用とはかぎりません。 日本は,地続きで国境を他国とは接していませんから,地政学にあまりなじみがないかもしれません。しかし,戦前は有力だったはずです。現在でも,研究者はいないわけではありません。 軍事学のほうは,兵隊さん専用なのか? 知りません。日本では防衛大学校なら教えていそう 笑。
お礼
ありがとうございました
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