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ジブリ 千と千尋の神隠しの謎
千とエレベーターで乗り合わせた、でっかい大根の神様はおしら様というようですが、 ネットで調べると東北地方の養蚕に纏わる馬身の神様で、ご神体は桑の木だとか…? 何故大根姿なんでしょうか? もう一つ、冒頭と最後に両親と共に通過するトンネルの途中の、ベンチと水呑場のある薄く光射す休憩所みたいな広い空間にはどんな意味があるのでしょうか? ただ暗いトンネルを通り抜けた、というだけでも映画全体のストーリーに影響は無いように思うのですが、宮崎駿監督のことだから必ず何か意味があるのではと思います。 推測でもいいので、ご意見お聞かせ願います。
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- fafa-oz
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大根は性器の神様として各地でまつられています。 そのままでも男性器、映画のように複雑に枝分かれした大根は女性器とも似ています。 日本の神話で裸踊りによって、天の岩戸が開いたように、性は神聖なものでした。 大根が白いゆえに、名前はオシラサマからお借りしたのではないでしょうか。 同じものをそのまま再現するのではなく、宮崎神話として再構成したのがあの映画ですから。 参考:『「千と千尋」のスピリチュアルの世界』正木晃著 休憩所みたいな空間は、アンドレイ・タルコフスキー監督の映画「ノスタルジア」の舞台からインスピレーションを受けたのではないかという説があります。 「ノスタルジア」の登場するイタリアトスカーニア地方の地下聖堂と似ているそうです。 自分は「ノスタルジア」からこんな理解をしたよという意味と感謝をこめたのではないでしょうか? 参考:「宮崎アニメの暗号」青井ひろし著
- ct_krai
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No.4です。お礼ありがとうございます。 >あの待合室は帰りにもありましたよ。 添付画像左上から待合室から出るとすぐ建物の外だと確認出来ます。 一方画像右上の帰りの建物の入口の様子からトンネルに入ってすぐにある筈の待合室の空間は存在せず、トンネルに沿って壁がずっと続いているのが分かります。 さらに帰りのトンネル通過中に待合室の描写はありませんでした。 次に、行き(画像下左)と帰り(画像下左)で建物そのものの形状の違いが確認出来ます。(窓の形が違うのでアングルや時間の経過を考慮する必要はないと思います) ここから行きと帰りでは次元が違っていて待合室の存在以前に油屋のある異世界と現実世界は共存していないようです。 以上から現実世界のあの場所には待合室は存在しないと思います。 >何故敢えてそうしたんだろう?と疑問に思いました(画数の節約とか大人の事情ではないと思いたい…笑) 行きと帰りで描写が同じなのは、作業効率の為の使い回しだと宮崎駿監督がインタビューで答えているのを見た事があります。 さらに、千尋はトンネルから出ると異世界の事を全て忘れている(トンネルの奥を見つめ何か思い出そうとしているように見える)ようなので行きと同じ描写で問題ないとはいえます。 あくまで私見ですが、何故異世界なのか、何故忘れてしまってもいいのかを含めこの映画のメッセージを推測すると、 何処にでもいそうな少女千尋から、人間が本来持っている筈の生きる能力が、現代の子供達では家庭環境や社会環境による過保護で潜在化している。 甘えを許さない環境(現実世界がぬるい為、異世界で表現)では本来持っているその能力が顕在化する。 たとえそういう経験を覚えてなくても、人には元々そういう能力が備わっているんだからいつでも発揮出来る、いろんな可能性があるというような子供達へのエールだと捉えました。
- ct_krai
- ベストアンサー率27% (8/29)
No.2です。お礼ありがとうございます。 補足ではなかったのですが、再回答いたします。 >では行きも帰りも、人間には見えないだけで実はあのひっそりした空間が、船待ちの神様達でごった返しているのかもしれませんね(笑) それが違うようなのです。 帰る時は船着き場の建物が古びた違う建物に変わっており、看板も待合所もなくなり、一本道のトンネルだけになっていました。 さらに、トンネルの入り口は行きは赤いモルタル状で湯屋の看板が掛っていたのに、帰って来ると白い石積み状に変わっていました。 多分、油屋の在った異世界とはもう繋がっていないという事だと思います。 全くの推測ですが、千尋一家3人共が引越していく先に乗り気でない現実世界にちょっと嫌気がさしている感じだったのが、油屋のある異世界へ迷い込んだ原因だったのかもしれません。 千尋の生きる事に頑張れるみたいな感じがもう2度と異世界へ迷い込む事はないだろうと思わせる終わり方だったと捉えています。
- kyo-mogu
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公開時の時になにかで聞いたことが有るんだけど忘れた。 ただ、名前はおしら様だけども、沢山の神々の一つとして好き勝手に作った神様の一つだったかな。 神のお面みたいなのが出てくるけど、あれは実際にあのような神のお面を付けてする神事があるそうでうすよ。 トンネルについては語っていなかったなぁ。町並みとかはあったけど。どこかにそういったトンネルがあったのかもしれないですね。ロケをしている時に。
お礼
なるほど、東北のオシラサマと結び付けるのが勘違いだったのかもしれないですね… 大根→白い→お白様って単純に宮崎駿監督が作った神様だったのかな? 曖昧な記憶ですが、そういえば以前高千穂の夜神楽を見に行ったとき、あんな面を被っていたような気がします。
- ct_krai
- ベストアンサー率27% (8/29)
>何故大根姿なんでしょうか? これは分かりません。すいません。 >ベンチと水呑場のある薄く光射す休憩所みたいな広い空間にはどんな意味があるのでしょうか? 推測になりますが。 ・休憩所みたいな広い空間には水飲み台とベンチがあった。 ・その場所には3本のトンネルが繋がっていた。 ・そこを抜け外に出るとその建物には「楽復」という看板が掛かっていた。 ・その建物は時計台風で大きな時計が2種類あった。(上の時計が現実世界、下の時計がこの世界の2つの時間という意味かもしれませんが真偽は不明です) ・親が豚にされ千尋が慌てて戻ろうとした時、千尋が出て来た建物から渡し船に乗って八百万の神々が大挙してやって来た。 以上の事から千尋が出てきた建物は、色々な世界から来た神々が、油屋へ行く為の渡し船が出る「楽復」という名の船着き場で、休憩所みたいな広い空間は船が出るまでの時間を待つ待合所だと推測しています。
お礼
うーん素晴らしい、映像を隈なく観ておいでですね。 時計や楽復という字などには全く気付いておりませなんだ…。 神様の待合室かあ~ では行きも帰りも、人間には見えないだけで実はあのひっそりした空間が、船待ちの神様達でごった返しているのかもしれませんね(笑)
- others44
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先のご質問ですが、残念ながら、詳しいことは良くわかりません。 次に、二つ目のご質問に関してですが、あのトンネル。私的には、あの世とこの世とをつなげているトンネル。 つまり、ゲートみたいな存在だと思います。 むろん、千尋達が入ってきた世界がこの世の世界。つまり、現世の世界と考えると、千がしばらく過ごした世界は、まさにあの世の世界に近い存在だと思います。 証拠に、ハク。 彼は、とある川の主。神様の類でした。 しかし、その川が、埋め立てられて死んでしまった。 でも、神様が死ぬなんてことは、あり得ないので、行き場を失ったそうした神様達が、あの世に近い存在の世界。 つまり、湯婆婆達のいる世界で、とりあえず一休み。 なんともまあ、滑稽な世界ですが、それが、あの世とこの世の世界の境にある世界だと、自分は考えています。 そして、あのトンネルの途中にあった空間とベンチ。そして、水飲み場は、時として千尋達みたいに興味本位で迷い込む人間達のために用意された小休止の場。 つまり、戻るか先へと進むか、選択の場ではないかと考えています。 証拠に、千尋が振り返ったとき、トンネルは一つのはずが三つありました。 帰り道を間違えると、また違った別の世界へと出てしまう。 あるいは、別の時間と世界へと通じているトンネルか?とっても、不思議で意味のあるシーンだと思います。 千尋達以外に、あの世界に迷い込んだ人間は、豚小屋に象徴されるように、沢山いるので、あの門は、必ずしも、一定の場所にあるとは限らないと思います。 今回の千尋達のように、何かのきっかけで、現れる門だと私は考えています。 ちょっと、不気味で怖いと思います。 あの門が突如自分の目の前に現れたりしたら。 何かの戒めの為に現れる門だと思います。
お礼
出口が三つ…? そうでしたっけ(゜∀゜;)気づいてませんでした。 それは行きの時でしょうか? 確かにそれは意味ありげですね! 行くか戻るか、考え直すための場所… なるほど、参考になりました(^O^) ありがとうございます。
お礼
再回答ありがとうございます(^O^) あの待合室は帰りにもありましたよ。 自分があの待合室が一層気になった理由が、 「千尋、あんまりくっつかないで。歩きにくいわ」 という母親の台詞からあの待合室の描写あたりが、行きの映像の使いまわし(あるいは再現)だったことに違和感を感じたからです。 油屋であれだけ立派に立ち振る舞い、冒険をして、豚になった両親を助けた千尋が、行きと全く同じように不安げな顔で母親に縋り付いている。 ついさっきまでの彼女なら、真っ直ぐ前を見つめてしっかり一人で歩けるくらいの逞しさを持っていたように見えたのに、何故敢えてそうしたんだろう?と疑問に思いました(画数の節約とか大人の事情ではないと思いたい…笑) 千尋たちが異世界に迷い込んだ理由は同意です。 あと、ハクがいたからかなと思います。 自分の事を思いだそうというハクの気持ちが、たまたま千尋を呼び寄せたんではないか、と思います。