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千と千尋の神隠しで
ハクと別れるとき、千尋にハクが、門のところまでは決して振り向いては行けないというようなことを言いますよね。 もし振り向いたらどうなっていたと思いますか? 原作では何か説明があるのでしょうか? 私の感想では、物語の象徴的意味としては、「過去」を振り向かないで未来に進むということの象徴なのかなと思いますが・・・それだけ?という気もします。 憶測でも結構です。ファンの間で、言われていることでも結構です。よろしくお願いします。
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>もし振り向いたらどうなっていたと思いますか? 現実世界に帰ってこれなかったのでは? >原作では何か説明があるのでしょうか? ごめんなさい,知りません. >私の感想では、物語の象徴的意味としては、「過去」を振り向かないで未来に進むということの象徴なのかなと思います そうかもしれませんね. もし,あの世界に残りたかったのなら振り向いているかもしれませんもんね. ただ,千尋が門にたどり着いたときに(たしか)振り向きましたよね? あそこに意味があるのでは? 「過去」は振り返らないのではなく,「過去」も楽しかったけど,そこにすがりつくのではなく,過去も踏まえて,過去に起こったことを教訓として未来に進むって観点ではないかと思います. 千尋は千であったときにかなり大きな,実世界では体験できないようなことを体験して,大きく成長したように思います. 物語の初めって,転校シーンですよね. それも意味があるのではないでしょうか? 前の学校で楽しかったことを忘れずに次の学校でもがんばれよ(適切な言葉ではないかもしれません)という意味があるのかもしれませんね.
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- rankosann
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この話は宮崎さんの創作なので、この話じたいが、原作だと思います。 私の解釈は、全体的な考えなのですが・・・ そもそもなぜ、神隠しに遭うことになったのか。 きっと、転校したくないという千尋の拒絶の心が、 異次元の扉を開けさせてしまったのでしょう。 助けてほしいというハクの心が、千尋を呼び寄せたのかもしれません。縁がありますし。 欲望と混沌に満ちた世界で、流されず、自分の意思で歩くこと。 前に進む事。 それを悟った時、千尋は強くなり、 その世界をぬけだすことができたのです。 だから振り向いてはいけない。 この世界に未練を残せば、こんどこそ、戻れない。 否定しないで、受け止めて、前に進むこと。それが千尋の未来になるのだから。 この最後に話のテーマというか、答えがあると思うので、 このシーンだけじゃなくて、すべてに注目してほしいですね。 あくまで個人的な考えですけど。
お礼
回答ありがとうございます。 他に小説か何かが先にあるかなと思ったのですが、原作に監督では、他と違うことはないかもしれませんね。 皆様の回答に、さらに深い読みを加えた解釈ありがとうございます。作者もこれだけ見てもらって、きっと大喜びでしょう。私などは、主題よりも、キャラクターなどマニアックな部分が気に入っておりましたが(坊ねずみが好きです)・・・。象徴性が強いので、一回見ただけでは、おっしゃるような深いところまでは見えないかもしれませんね。繰りかえし見ている内に、あちこちに作者の主張が込められているように思いました。 皆様ありがとうございました。アニメなので、いろいろな見方があって良いと思います。敢えて聞いてみましたが、大体みなさま同じ方向性のようですね。ありがとうございました。
- alidon
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憶測です。日本神話やギリシャ神話で、死んだ人間を特別の計らいで神様に蘇らせてもらう時、その死人を迎えに黄泉の国へ行くと言う話がありますよね。無事に蘇らせたい人と再会し、現世へ戻る時の制約の一つが「後ろを振り向くな」でした。結局お話では振り向いてしまい、其処に後を付いてくる変わり果てた思い人の姿を見て悲惨な結末になります。モーゼの物語でも滅びる町を脱出した一族が、やはり神の使いから「振り向くな」と指示を受けるのですが、結果何人かが振り向いてしまい、振り向いた人々は塩の柱となってしまいます。この世ならざる物と関わる時、このフリムイテハイケナイというモチーフが何らかのお約束として浸透しているのは確かだと思います。従って「千と千尋…」もそういった八百万の神々との関りという意味でモチーフとして使ったのではないか…と。でも他の方の解釈の様に「過去を振り向くな」または「過去だけじゃなく未来へ進め」といったメッセージの方がいい解釈ですね。それから御質問のどうなるか?についてですが、振り向くと言う行為自体が人間特有の行為の為、人ならざる物達にその存在が知れてしまうといった事ではないか…と…。繰り返しますが憶測です。
お礼
回答ありがとうございます。 >従って「千と千尋…」もそういった八百万の神々との関りという意味でモチーフとして使ったのではないか…と。でも他の方の解釈の様に「過去を振り向くな」または「過去だけじゃなく未来へ進め」といったメッセージの方がいい解釈ですね。 そうでうすね。両方あるのだと思います。モチーフとしては神話等からとって、意味を監督の視点によってアレンジしているのだと思います。 >振り向くと言う行為自体が人間特有の行為の為、人ならざる物達にその存在が知れてしまうといった事ではないか…と…。 面白い解釈だと思います。
- nobuchi
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うあー、もう一度見なおしちゃったよ(^-^; 私はファンだの原作だのといった情報は持たずに見たい方なので・・、オカルト好きな私見ですが。 「黄泉平坂(よもつひらさか)」の逸話に掛けてるんじゃないかな。 イザナギが黄泉平坂を通り、黄泉の国へイザナミに会いに行って・・、ってあの話です。 車の置いてあったところに通ずる、あの細長いトンネルなどそのものですね。 この作品、見ての通り日本情緒テイストで、八百万の神々といった概念に基づいてます。 ですから日本神話の逸話をなぞった・・、と思えるのです。 「門」と「街」の間にあるのはもちろん象徴的な「三途の川」であり境界です。 水がない状態の草原、そこに点在する石像、これも「道反之大神」と同等の意味をもっているかと。 『振り返ったらいけない』、それは儀礼的に見てもうなずける言葉で、「結界をぬける際に雑念を持つな、行き先に集中しろ。」という魔術的意味を見出せます。 もちろん、「振り返ってしまったら」、異界に再びとらわれ、きっと足元には川が出現した事でしょう。 そうしたらセンは本当の意味での、そこの住人になったと思うのです。 「セン」という神様に・・。 メルヘンなくてごめんよう。
お礼
回答ありがとうございます。 >車の置いてあったところに通ずる、あの細長いトンネルなどそのものですね。 この作品、見ての通り日本情緒テイストで、八百万の神々といった概念に基づいてます 深い読みですねぇ。きっと、下敷きにそういうのもあると思います。長いトンネルというのは、異世界にいくモチーフにはよくありそうですね。私なぞは、臨死体験のトンネル体験などが、人類共通の体験にあるのが神話などにいれられたのではないかとも思います。そういえが、電車で向かう、双子の魔女の姉のいるところ、家はそうでもないのですけど、電車に乗っていた住人や電車の方向ですね、どことなく死者の世界をイメージさせなくもなかったです。「昔は帰りもあったのだけど今は行きしかない」なんて言われたし、乗っている人が薄くて無口なもんだから。でも、単に時間の流を象徴しているのかもしれませんけど。イメージの問題なんで、何とも言えませんが。 >「門」と「街」の間にあるのはもちろん象徴的な「三途の川」であり境界です。 これも深いですね。言われれば分かりますが、そこまで見ていなかったです。川も上のような臨死体験に出てくる象徴の一つになってますねぇ。アメリカ人などは、壁という答えも多いようですが。 >『振り返ったらいけない』、それは儀礼的に見てもうなずける言葉で、「結界をぬける際に雑念を持つな、行き先に集中しろ。」という魔術的意味を見出せます。 そうなんですかぁ。一言理由をなんてのは、野暮なんですかね。言われた方も、聞かないし。 >「セン」という神様に・・。 私だったら、向こうの神になっても良いかもなんて思っちゃったりして(汗)。 >メルヘンなくてごめんよう。 面白い考察ありがとうございました。
- hayama613
- ベストアンサー率52% (208/393)
ハクと別れるとき、千尋にハクが、門のところまでは決して振り向いては行けないというようなことを言いますよね。 もし振り向いたらどうなっていたと思いますか? 他の方の意見もとても参考になりますが、門を出た時に車に絡まっていた雑草はさすがに1日や1週間ではああは、なりませんよね。 ひょっとして浦島たろう見たいに何順年か月日が経っていたのかも(謎です)
お礼
回答ありがとうございます。 >ひょっとして浦島たろう見たいに何順年か月日が経っていたのかも(謎です) 私もあのシーンも、時間の経過をどう見たら良いかちょっと迷いました。たしか、サンドイッチが車中にあったはずなので、腐ってるのだろうなぁとか思ってみたり・・・しょうもないことしか覚えて無くてすみません(汗)。車の方は、経過した時間を表しているように思いますが(どっちの世界を基準に見れば良いのか迷いますが)、半年とか一年くらいとかを表しているのかもしれませんね。
- ecco90210
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こんばんわ☆ 私も、未来だけを見てゆきなさい・・・って事だと思ってみてましたよ。 宮崎作品ってドンドン面白くなりますね、ハウルに期待、大ですね・・・
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >私も、未来だけを見てゆきなさい・・・って事だと思ってみてましたよ。 あぁ、やはりそう思う方もおられるんですね。オーソドックスな見方かもしれませんね。 >ハウルに期待、大ですね・・・ 封切りされるのを心待ちに待ってます^^。
- cadillac88
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答えは一人一人が想像してくださいと言う事でしょうね(^^)
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >答えは一人一人が想像してくださいと言う事でしょうね(^^) そんなぁ~~~(T_T)。前から気になって仕方なかったのですけど、先程DVDを見て、ますます気になってしまって。。 無茶言ってますね(^^;)。でもお返事ありがとうございます。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >現実世界に帰ってこれなかったのでは? どうなってたんでしょうねぇ。しかし、いつも思うのですが、理由を言わないんですよね。こういう見るな的なご指示って。旧約聖書では、神に背いて振り向いたら、塩の柱になっちゃいました(汗)。 >ただ,千尋が門にたどり着いたときに(たしか)振り向きましたよね? 入り口のことですか? 入り口ではぐっとこらえて、振り向くのは辞めていました。すっかり門を出て、元の世界に還ってきてから、見ています。でも、出てからでも、おっしゃるような意味が込められているような気もしました。何度も見ているのですが、少女の自立をテーマに、寓意性の強い物語だったと思います。巨大な赤ん坊の「坊」も成長しておりましたし。 >物語の初めって,転校シーンですよね. それも意味があるのではないでしょうか? そうですね。そう思います。言われて気がつきました。ありがとうございました。