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護衛艦の対艦兵装が少ないのは何故?
護衛艦の対艦兵装が少ないのは何故でしょうか。 せいぜい対艦ミサイルの4連装2基といったところで、本格的な対艦戦になった場合、打撃力が心もとないように思います。 そもそもそういった状況は想定していないのかもしれませんし、何より搭載スペースが無いのもわかりますが、対艦戦闘はF2任せなのですか? アジア諸国の海軍との会戦を想定すると、対艦兵装の充実は必要な気がしますが、実際のところどうなのでしょうか。 どなたかご存知の方いらっしゃったら教えていただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
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- tenpurateishoku
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サンフランシスコ(平和)条約は、日本の独立を認めた条約で軍縮とは関係がありません。 軍縮の条約なら主力艦についての「ワシントン海軍軍縮条約」、補助艦についての「ロンドン海軍軍縮会議」がありました。両方とも第二次世界大戦突入とともに日本は脱退しておりますし、事実上無効になっております。 自衛隊が空母を持てなかったのは実質的に日本を支配してきた米国が認めなかったからです。ただし現在は米国もオバマが世界の警察官の立場を降りると言っておりますし、中国が力による平和バランスの変更を画策しておりますので、東アジアの米軍撤退後の空白を埋めるために日本の軍拡を認め始めているようです。 したがって、これからは自衛隊の空母保有に米国の圧力がなくなりますので固定翼機の搭載可能な大型航空母艦の製造も始まると思われます。
- noct_nik
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No.3氏 なるほど、補足ありがとうございます。 戦艦や巡洋艦の時代ではない今、実質空母を保有できないということですね。 空母の話が出ましたが、専守防衛である我が国の場合、日本国土自体が不沈空母のようなものですね。 こちらは守り一方ですから、せめて来る敵が不利になるのは目に見えているかと思います。 対艦攻撃も、陸上からは地対艦ミサイルが、空は前回も書いたF-2戦闘機やP-3C哨戒機の対艦ミサイルがあり、敵艦艇がこれをかいくぐって日本に攻め入ることは容易では無いでしょう。 護衛艦の対艦兵装は、世界的に見ても標準的な内容です。
- river1
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サンフランシスコ条約 敗戦国の日本は、口径8インチ砲以上の軍艦(重巡洋艦・戦艦)を保有出来ません。 固定翼機の航空機を積む、航空母艦の保有が出来ない事となっています。 サンフランシスコ条約に、中国とロシアは、調印していないので、米国と英国の承諾・承認があれば航空母艦の保有が可能となります。 海上自衛隊のヘリ護衛艦(ヘリ母艦)は、固定翼機では無いので保有できるのです。 サンフランシスコ条約は、現在も有効に働いています。 ご参考まで
- noct_nik
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現代の海軍(海上自衛隊含む)は、艦対艦戦闘はあまり想定されていないからです。 というより、第二次大戦の時点で、大和VSアイオワ級という戦艦VS戦艦の戦いは幻となり、水上艦VS水上艦の戦いより、VS潜水艦、VS航空機という戦闘のほうが多かったですから。 自衛隊も、長らく対潜重視でしたし、アメリカも70年代後半にハープーン対艦ミサイルを開発するまでは、対艦(専用に開発された)ミサイルを装備していませんでした。 フネの敵はフネではなく、潜水艦や航空機なのです。 アメリカ海軍はイージス艦「アレイバーク」級の最新型では、ハープーン対艦ミサイルは搭載していません(必要に応じて搭載自体は可能)。 これも、普段の戦闘で対艦攻撃する可能性が想定されないからです。 アメリカなら、空母艦載機からも攻撃できますし、世界中にある基地からも対応可能です。ですから、1隻の艦艇がそう何発も対艦ミサイルを搭載し発射する必要もありません。 諸外国でも、せいぜい多くて16発ですが、おおむねどの海軍も搭載は8発程度ですし、平時はもっと搭載数は減らしていますね。 日本の場合は、空からはF2戦闘機やP-3C哨戒機の対艦ミサイルが、あるいは海自の潜水艦も必要とあらばハープーンを発射できます。(もっとも潜水艦は魚雷による一撃必中がメインですが) 仮に艦対艦戦闘になったとしても、8発あれば十分で、1隻の艦艇が何発も発射するより、複数の艦艇が1,2発ずつ発射したほうが効果的です。相手にとってはその方が対処が難しくなりますから。 No.1さんのサンフランシスコ条約云々は初めて聞きました。現在でも有効なのでしょうか? もしそうなら、最新の護衛艦「あきづき」なんかは、汎用護衛艦としては諸外国と比較しても相当大きな艦なのですが… イージス護衛艦「あたご」なんかは、アメリカのタイコンデロガ級イージス巡洋艦並みの排水量ですし。 なにか制約を受けているようにはとても見えません。 また、戦時になった時に最新の兵器を積むともありますが、本来想定していない兵器をいきなりなんかは積めませんよ。 最新兵器とはなんでしょう? それを戦時になってから、どこから購入するのでしょう? すぐに納品されるわけでもありません。 戦時になってから買う、では遅いです。ですから、普段からの備えが大切なわけですね。 空母保有も、今となっては、条約云々よりは、国内の左翼勢力と国家財政によるものの方が大きいとは思います。 そういや、実質ヘリ空母の護衛艦「ひゅうが」型の次の、通称22DDHも、当初は固定翼機も搭載するプランもあったとか… 話が脱線しました。 要するに、対艦戦闘があったとしても、現在の8発搭載が現実的な数字であり、単純にたくさん積んだから打撃力が強いということにはならないのです。 某隣国は、初めて買ったイージス艦というおもちゃにたくさんミサイルを積んで、日本のよりたくさん積んでいるから強い…なんて言っていたようですが。
- river1
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兵器の進歩は、日進月歩で最新の兵器を積み込んでも、3年後には旧式となります。 海上自衛隊の護衛艦の場合、第二次大戦中の戦訓とサンフランシスコ条約により、艦艇の規模規制も受けています。 なので戦時になった場合に最新式の兵器を積み込めるように、余裕を付けて設計されています。 第二次大戦中の我が国の駆逐艦は、米国の駆逐艦と比べ重装備であり、対空、対潜水艦戦に苦労した苦い経験もあり、艦の設計思想が昔とは変っている為です。 中国に備える為にも、サンフランシスコ条約の規制が無くなって、空母保有が出来たら良いなと思っていますよ。 ご参考まで