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DTQWTとは?
- DTQWT(Dipole Transmission Line with Quarter Wave Transformer)は、特殊なキャビネット構造のスピーカーです。
- QWTやTQWTの製作経験があり、スピーカーキャビネットの動作方式に詳しい方には興味深いかもしれません。
- DTQWTは、音の方向性や特性を活かしたクリアな音質を実現することができます。
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正直なところ、よく分からない方式です。 QWTは、理屈自体は単純ですが、思い通りにコントロールするのは難しい方式です。本来であれば開口端は完全に解放されていなければなりませんが、多くの作例では蓋をして小さめの口になっているのも、その表れでしょう(TQWTと称しつつ、単に平行面の少ない大型バスレフ化している)。 というか、QWTは、エンクロージャーによるドライバの制動が期待できない割に強烈な共振が起きるので、「もともとじゃじゃ馬」です。これを手なずけようとすると、けっきょくTLSに落ち着くのではないかと想像します。 その点では、Troelsの作例は「本来的な意味でのTQWT」に近いとは思います。しかし、たとえば「ミッドレンジから見たウーファー側の閉口端がどのように作用するのか」は、ちょっと想像がつきません。全く影響がない訳ではないはずですが、どのように影響し、どのようにコントロールすれば良いのか、かつ、それが「ウーファー側のQWT動作」にマイナスの影響を及ぼさないように、となると、話はそう簡単ではないでしょう。 ですので、個人的には「方式としては使えない(理論として未完成)」と思います。言い換えれば、Troelsの作例以外のドライバを使って、自分で設計したDTQWTの箱を作ったところで、まともな音が出る可能性は低いと思います。まだまだ「方式」ではなく「ノウハウ」のレベルでしょう。 しかし、もちろんTroelsのことですから、それぞれの作例の完成度はかなり高いでしょう。その意味で、「作例のコピーなら使える」と思います。
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- nokata
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tyo0911様、再びおじゃまします。 回答へのお礼、ありがとうございました。 オカルト?ではないような気がします。 構造は一見ホーンに見えますが 変形バスレフに近いような気もします。 バスレフ箱内の対面の壁をお互い斜めに して反射と共鳴をいるのではないでしょうか? しかし、バスレフにしてはDTQWTもシグネチャーも 下部スリットの幅が異様に大きくバスレフとしての 空気ダンパーの役目を果たしていないのではないかと 思います。 今までの理論では計算できない何か別の作用が あるのかもしれませんね。 余談ですがこのような音の通り道に オリフィスを設けてバランスの良い 美しい響きを持たせている和楽器が あります。 フルートやケーナなどの歌口のついた 楽器の筒の内部形状はストレートの穴に なってます。 でないと音階が狂い、共鳴の規則的 調律ができません。 ところが尺八の内径は「ロ」(ド♯)の穴の した近くで一度絞り込んでオリフィスを 形成してます。 このオリフィスがあるとないとでは その音質に大きな質感の差を感じ取ることが できます。 もちろんなぜ「くびれ」がつくと 美しく聞こえるのか謎は解けていません。 今回の構造もそんな、現在の音響解析でも 解けない謎があるのかもしれません。 これぞオカルトでしょうか? ちなみにtyo0911様はシグネチャーの 音をお聴きなったことがおありでしょうか? もしお聴きになっていらっしゃらなかったら 是非試聴をお勧めします。 神奈川県のViV試聴室で試聴できます。
お礼
nokata様、重ねてのご配慮、誠に恐れ入ります(礼)。 実はnokata様、今回お話しを頂戴致しました観点、これは以前に当方、とあるシステムで、チト諸々カット&トライを行った経験がございます。 こちら、今回ご回答賜りましたiBook-2001お師匠のお話しにありますところの ・基本、ネットワークを備え ・加えて本格ウーファーを用いる形であるのに ・敢えて共振に依る低音へ走るのは「?」 と言う、正直あまり意義を見出せない感の形態(まさに、iBook-2001お師匠の仰る通りです。苦笑)。実はこれに近い中身の自作QWT箱において、最終的に共鳴管の一部をかなり絞り込む方向で、たまたま偶然「思わずニヤリ」と言った印象の音に仕上がったケースがございました。 ※あくまでこの一度だけでありまして、まずもってまぐれ当りです(苦笑)。今考えてみますと、使用したユニットの、群を抜く制動力の高さ。これが間違いなく、好結果に繋がった一要因と愚考致します。しかしその後、まさにiBook-2001お師匠のご見解そのものの展開となり、結局単純なバスレフ箱に作り変えてしまいました(爆笑)。 本DTQWTにおいても底板開口部の調整、これは実に興味深くありますので――― よってこちら、nokata様より再度頂戴致しましたところのお話し。「理詰め」の世界と言うよりは、むしろ感覚的な判断で「落としどころ」や「ツボ」を見出す面白さとして、こちらもぜひ一つ、諸々楽しんでみたく思いますです(礼)。 ※ちなみにnokata様、自作系スピーカーにおいては、下の構造。これは今回nokata様のお話しに、一部該当するつくりかもしれませんですね(下の7番です) http://www.nexyzbb.ne.jp/~tanbashikki/essay41.html なおnokata様、様々な楽器に大変造詣の深いnokata様に比べますと・・・ 基本お馬鹿お間抜けの当方などは、まさに下の質問に代表されるよう、何ともミョ~な方向性であれこれ単純に喜んでおる次第でございますが(しかも息子も巻き込んで。爆笑) goo http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6941032.html OK http://okwave.jp/qa/q6941032.html しかし「音」の探究に対し、もう少し真面目な姿勢(そして自身も呆れる、諸々無節操ぶりへの反省)。ちょっとこれが当方には、必要かもしれませんですね(苦笑。nokata様のお話しを拝見して、再認識でございました。礼)。 改めましてnokata様、重ねてのお心配り、こちら誠に誠にありがとうございました(礼)。 追伸 いやーnokata様、当方残念ながら、未だevanui signature、拝聴叶っておらんのですよ(泣)。 当方、関東エリアからは、ちょっと距離のある場所の住人でして(苦笑)、やはり様々なケース、機会に恵まれる事が多いものと思われる都会は、この点、実に羨ましく思いますですね。 またチャンスがあれば同システム、必ず拝聴致したく存じます(礼)。
補足
これはnokata様、再度のお立ち寄り、誠に恐れ入ります(礼)。 ちなみにnokata様、先の当方御礼で自身「オカルト」的と勝手に評した構造形態、これは御手数ながら、今一度御礼文をお読み頂ければ、こちらご理解賜れるものと愚考致しますが――― 同対象、あくまで我が国のアマチュア層に散見されるトコロの、様々独自の新思考スピーカー形態を指す自身の勝手発言でございます(独断と偏見、かなり入っておりますが。苦笑)。 またnokata様、このトーエルス・グラベゼン博士設計DTQWTに関しましては、まず基本的には「共鳴管動作」に分類される構造形態(QWT)でございまして、その中において紛れもなくTQWT方式のシステムでございますね。 一般的にTQWT方式、ホーンやTLSの要素も同時に幾分は含まれるものと愚考致しますが、ちなみにこのDTQWTにおいてはバスレフ的動作の要素、これは総体的に、かなり低いものと自身は愚考致しておる次第でございます。 しかしながら同構造、あれこれ頭をヒネってみても、いやはや誠に多々「読めない」構造でありますですねぇ(苦笑)。
- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4188/8705)
はじめまして♪ またまたユニークな物を見つけ出したようですねぇ。とても面白そう♪ BHなどでも違うドライバを用いて、途中から同じホーンに合流など、Hi-Fi思想とは違う楽しみ方の一つでしょう。 TQWTのドライバ部が2種でダブルって意味でしょうかねぇ。 リンク先の内部図面を眺めていると、前後ユニットの排圧が相互のユニット動作に影響をかなり強く与えてしまうんじゃないかと思ってしまいましたよ。 そもそも、同じ共振サイズのものに多数のユニットを取り付けて、はたして理論的に正しく共鳴現象を起こしてくれているのか疑問も出て来ます。 本来、この方式では理想的駆動点はピンポイントのはず。 実際に中学生の頃にFE-83で1.8mの直線型を造った経験が有るのですが、ユニットの穴の位置を間違えて左右でユニット位置が10cmほど違ったら、かなり違う音が出た記憶が有ります。 (その後、45度ずつで切って、でんでん虫のように巻いた形に改造、お父さんは「絶対に無理だ」と言ったのだけどノコギリで切ってみたら見事に合わなくて、失敗に終わったのは言うまでもありません。爆笑) また話が脱線、もうしわけありません。 さて、元のリンク先をもう一度眺めてみて、、、、 クオーターチューブの共振を多少利用して、BHの要素もあり得ますが、後面開放との中間くらいのサウンドにチューニングしているのかなぁって想像してみたりします。 いろいろ試してみながら、制作者としては、音的に良かったと言う事かと思います。 実際に聴いてみてそれが良ければそれで良いだけ。私には同じ形態を真似た別物実験と言う興味は残念ながら出て来ません。 そもそも、ネットワークも備わったきちんとしたウーファーを用いて共振に依る低音感を得ようと言い感覚が私には理解しがたいのです。低域が出にくいユニットで共振や共鳴を利用してまで低音の量感を得たいという場合にはバスレフもBHもTQWTもそれぞれケースバイケースで好ましい状況では有るでしょう。 実験や遊びなら、私も大好きです。ダブルバスレフどころかトリプルまで試した(まぁ、有り合わせの物で遊んだだけ。)経験も有るのですが、単にそれだけ。 DTQWTと言うより、この基本構造から発展させて、四方、又は六方、八方などへフルレンジユニットを向けた無指向性のサウンドポールとでも言う様な形の方が面白そう。(でも構造はかなり複雑で実現はこの製品と似た様な前後だけの物までかなぁ。苦笑)
お礼
iBook-2001様、改めましてご回答、深く御礼申し上げます(礼)。 まさに「ユニーク」「面白そう」の極致、大変興味深いスピーカーシステムでありますね(笑)。 しかしお師匠、やはり自身でオリジナルを目論む方向と相成りますと、これはYorkminster様のお話しにもあります通り、見事に難問山積でございます。 今回ご指摘頂いた数々の点、当方も今一度、考えてみました。 ・ユニット相互干渉 構造上、間違いなく、必ず起こりますですよねぇ。 これらのデメリットと、一方で同構造が持つ各利点。おそらくグラベゼン博士も、天秤に掛けた上でのとりまとめと思われる次第ですが――― ただこちら、当方などですと、同構造において重用と思われる吸音材の処理。この対応にて、上の問題へも、一応の配慮とするしかなさそうであります(苦笑)。 ・ドライバの複数駆動、及び駆動点に関する問題 お師匠、まずもってこの作例、ドライバの最適ポイントは各ユニットとも見事にズレております(苦笑)。 特にウーファー部、これはある意味、点と言うより「面」での駆動に近い域でありますので、基本的にQWTとしては、決してベストなユニット配置ではございませんですね。 ちなみにお師匠、一本のパイプ構造に、ドライバを複数配置するQWT。これは当方も、BOSEのパクリ等で一部遊んでおりますが、しかしこちら、残念ながらアマチュアレベルでは、厳密な解析は到底不可能と痛感致しました(定断面QWTでも色々と難しくありますので、ましてやテーパー型となると、もう収拾がつきません。しかし世の中は広いですから、これはあくまで浅学当方の「限界」でございます。笑)。 まずは実際の音の塩梅、ここで良否判断する以外、手段が無いのかもしれませんですね。 ・そもそも、なぜ厳密なネットワーク? いやはやお師匠、こちらは仰るところ、当方も大変大変良くわかります(笑)。 根本的に「鳴りっ放し」上等のQWT系において、微に入り細に入りのユニット制御(及び調教)を行うこと自体、当方もその意義は正直チンプンカンプンでございます(TLSならば、まだわかりますけど。苦笑)。 ※余談ではありますがお師匠、例えばこの作例、仮にメイン2ウェイの低域をスパッと切り落とす様な方向でありましたら、これは当方も諸々の興味、全く起きなかったと思いますですね(構造自体の意味が無くなってしまいますね。笑) こちら、浅学当方では、ネットワークに関するグラベゼン博士の意図も全くわかりませんので(苦笑)、よって自身のトライにおいては、当然フルレンジ(スルー)+ウーファー(オクターブ12dB落ち程度のハイカット)の形で、お気楽に遊んでみようと思う次第です。 と言う訳でございましてお師匠、今回皆様より頂戴したご助言を再度しっかりと踏まえつつ、お遊び用のオリジナル設計をまとめてみました。 お師匠、自身はこのQWT類、アマチュアで特に深く詰めることが可能なポイントは ・各断面積の設定 ・そしてテーパー形式では、音道の広がり率 の二点と考えておりますので(管の長さについては、極めて単純明快でありますし。苦笑)、やはり今回のDTQWTにおいても、その観点で、以後カット&トライを楽しもうと思っております。 こちらお師匠、誠にお手数ではありますが、現段階で「ここは○○にした方がいいんじゃないか?」的なご感想等ございましたら、ひとつ何卒、諸々ご経験よりのご判定、よろしくよろしくお願い申し上げる次第でございます(現状は雲を掴む様な段階でありますから、例えばアラ捜し的な見方や欠点のご指摘等、大変参考となりますです)。 http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=27755947 ちなみにお師匠、この試案に関しましては、当方以下の思考をベースにまとめております。 ・8~10cmフルレンジ+16cmウーファー。フルレンジはスルー、ウーファーはオクターブ12dB落ち以上のハイカット ・キャビネットの高さは900mmを基本とする ・各ドライバ位置、教科書通りの配置 ・ドライバ位置の関係上、TQWT構造もこれに応じた方式(グラベゼン博士のシステムではメイン部をフルテーパー方式としておりますが、こちらは通常一般的な方式) ・またユニット自体の体積分を考慮した取付(サブバッフル併用)とし、音道内でのよりスムースな動作を心掛ける(各QWT、突き詰めて行きますと、そもそもユニットの存在自体が、動作の妨げになっちゃいますものね。イヤハヤ、困ったもんであります。苦笑) ・底板開口部は博士の作例と同様、床との隙間調整を可能とする ・あらかじめキャビネット内部に適宜ダンプ(タイルカーペット等)を施した状態を、初期設定の「基本形」とする。吸音関連の調整は、以後随時対応 以上でございます(礼)。 お師匠、ご検分の結果は、もういつでも結構でございますので、ひとつお時間に余裕がある際にでも軽くお目通し、我儘ながら何卒よろしくお願い申し上げます(申し訳ありません。苦笑)。 お師匠、ご回答重ねて御礼、今回もご助言、誠にありがとうございました(礼)。
補足
iBook-2001様、御礼参上遅れておりまして、こちら誠に申し訳ございません(汗)。この度はご回答、誠にありがとうございました(礼)。 いや、しかし、お師匠の諸々お話し。本来「基本」たる原理原則等、これは実に大切な部分であるものと再認識でありました。 様々なキャビネット構造、まず動作上の基本を押えた形で事を始めませんと、結局以後のカット&トライは迷走状態になりますものね。 実はお師匠、ただいま当方、同構造のテキトーな試案をまとめておるのですが(苦笑)、こちら大変お手数ながら、もしよろしければ図面を見ての率直なご感想、何卒お願い出来ませんでしょうか。 同構造、現状においては詳細を一応理解している人間、非常に少ないものと思われますので――― 当然ながらこちら、自身の設計に対するご感想ご批評等、もう思い切りアバウトなご判断で結構でございます(笑)。 同図面、近日中にはお目通し頂けるよう段取致しますので(汗)、誠に勝手ながらお師匠、ひとつ何卒、ご検分よろしくお願い申し上げます(我儘、すみません。苦笑)。 それではまた後日、改めて御礼参上致します(礼)。
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4811/17776)
なるほど~ 実質は3ウエイダブルウーハーですね。 リアにダブルウーハーを、フロントにツイーターとミッドレンジ あるいは、フロントでツイーター+ウーハーの2ウエイにより下の低音を出すためにリアにダブルウーハー といったところでしょう。 実際、いい音が出るんじゃないでしょうか? こちらがこのスピーカーの本来のトップページですね。 http://www.troelsgravesen.dk/JA8008_DTQWT.htm 製作者の総合トップページのようです。 http://www.troelsgravesen.dk/ 他にもスピーカーを色々作っているようですね。 あと、真空管アンプも自作みたいですね。
お礼
nijjin様、またもやお世話になります(苦笑)。いやいや今回もご回答賜りまして、当方こころよりの御礼を申し上げる次第であります(礼)。 しかしこちらのDTQWT、実に面白いコンセプトでありますですね(たまらんですね、こういった世界。笑)。 構造自体も非常にシンプルでありますし、加えて過度に複雑な動作を想定した印象も全くございませんので、まさにお話しにありますところの 「実際、いい音が出るんじゃないでしょうか?」 このご意見に、当方も、多々同意でございます。 ちなみにnijjin様、当方の様に、基本小さなユニットで、最低域までのカバーを目指すハコづくりばかりでありますと、逆にこの場合での様々欠点。こちらもまぁ否応無しに、時折痛感させられる次第でございます(苦笑)。 他方、無理のない構造による小口径システムへ、何らかのプラスウーファー的要素を加える形。これもまた、今後は楽しんでいこうと考えております(長岡先生の作品においてもこのスタイルのシステム、意外と多いですよね)。 実はnijjin様、当方このDTQWTを知る以前には、Martin Audioのサブウーファー(WLXやWSX等)の小型版を画策しておりました。 http://www.google.co.jp/search?q=Martin+Audio+WLX&hl=ja&prmd=imvns&source=lnms&tbm=isch&ei=VWnLT9aYF5HNmAXlyLSEDw&sa=X&oi=mode_link&ct=mode&cd=2&ved=0CEUQ_AUoAQ&biw=1284&bih=647 ※自作系定番のASW等、ちょっと飽きてしまいまして(苦笑) ただ、どう考えても、諸々チト複雑でありますので(汗)、やはりここは一発、シンプルかつ大変興味深い発想の同DTQWT。こちら以後、ぜひオリジナルに、失敗覚悟でトライ致したく思います。 改めましてnijjin様、ご回答、重ねて御礼、誠にありがとうございました(礼)。
- nokata
- ベストアンサー率27% (134/493)
tyo0911様、おじゃまします。 お久しぶりです。 またまた目の付けどころが素晴らしいので 感心してしまいました。 この手法は今まで聞いたスピーカーの構造の中でも ひときわ低域のナチュラルさに驚かされること 間違いないと思います。 ウーハーこそついてないもののその基本構造は ViVLaboのシグネチュアそのものだと 理解しています。 シグネチュアにおいては低音から高音までの バランスの良さと誇張のないナチュラルな音質は 無歪のユニットがなせる技なのですが、付け加えて 当該構造の下向きラッパによる低音の豊かさには ピュアオーディオの極みを感じさせますね。 本構造も下向きホーン構造なので一般に 感じるホーン鳴きやホーン歪は感じ取れません。 おそらく最も自然に低域のブーストができる システムではないかと想像します。 この下向きホーンもどき構造は制作して 聞いてみたいスピーカーシステムの最有力候補です。 おそらく床との隙間を調整することによって チューニングするものと想像します。 http://www.vivaudiolab.com/evanui_signature-j.html この構造使えると思います。 ハイ!!(^_^)
お礼
いやはやnokata様、この度はご回答、厚く御礼申し上げます(礼)。 ちょっと最近は当方、自宅へ持ち帰りの仕事が増えてしまいまして、以前ほど自由な時間が無くなってしまいました(苦笑)。 本サイトにおける自身愚問での御礼、また各回答に関しても多々遅れ気味のご返事となっておりますこと、この場をお借りしお詫び申し上げます(申し訳ございませんです)。 そして本題DTQWT、こちらnokata様におかれましては、かなりの高い評価とお見受け致しました。 実はnokata様、この作品に関しましては当方、とにかく何と申しますか色々な意味で「熟練」的イメージたる手際の良さ(音づくり、各種ポイントに関し、要所要所へ適切かつ無駄の無い対応)。これをあちこちに感じる次第でございます。 近年では、様々独自の発想に基づく、自作スピーカーの構造形態。正直申しまして、少々オカルトに近い理論構築(例えばDBH、まず基本となる構造での徹底した「詰め」自体に、当方多々疑問がございます。加えて過剰と思える様な効果効能の喧伝も、一部の方の主張に感じます。同代表格、ファ○○○ダクト。爆笑)も幾つか見受けられる印象でして――― よってその観点から致しますと、このトーエルス・グラベゼン氏の各設計。上記オカルト系(もしくは「理論が伴っていない」形と言ったトコロでしょうか)とは一線を画す、様々「現実」を巧みに扱った大変興味深いスピーカーシステムと考える次第です(QWTにおける部位ごとの適宜吸音材使い分け等、浅学当方から見てもまさに「完璧」と言う印象でございます)。 しかし残念ながらまず浅学当方では、動作上の観点で、どうにもよくわからない点が幾つがございまして(苦笑)、そのため現状においては当方、こちらニヤニヤしながら眺める形で、ただいま様子見しておる次第でございます。 ※こちら例えば、長岡先生のBHやDBの様に作例自体がかなりの数ですと、それを分析することで素人なりにも各種の「ツボ」が見えて来る印象でございます。しかしグラベゼン博士のTQWTやDTQWTにおいては、データとして考証が叶うだけの作例数までは当方把握出来ておりませんので、この辺りが現状、チト諸々「良く見えてこない」状況でございます なおnokata様、管開口を底板面とし、アジャスターにて調整が可能な形。これは底板開口構造自体をあまり用いない当方としては、素直に「なるほどねぇ」の印象でありました。 様々な自作システムの作例、過去には井上良治先生の作品にて一部似た構造は拝見したことがありましたけれど(この場合は本体部と底板部にスペーサーを挟むことで、スリットを形成するバスレフでございました)、しかしこのDQWTにおいては ・管開口、基本は絞り込みナシとし ・本体と床面との空間部、この隙間調整で一部音づくり と言う形かもしれませんですね。 しかしながらnokata様、これは例によって当方、また自身独自のDTQWT設計案と申しますのをアレコレ画策しているのですけれど(苦笑)、しかしやはり、まさにYorkminster様が仰る通り、確たる理論的なバックボーンが設計に整わない点。まずここで、端から悩んでしまいますですね(いやー、ホント、わかりません。苦笑)。 しかも本作品以外のグラベゼン博士の各スピーカー、同じユニットの2ウェイにおいても、ハコの構造が変われば同時にネットワークも変えていますから、これはもう当方などのお気楽単純フルレンジマニアには、博士がそれぞれ細かに意図するところへの理解、完全にお手上げでございます(爆笑)。 こちら、何とか、構造及び動作の正味(特に共鳴管の共用となる箇所、断面積の設定に非常に興味がございます)だけでも、ある程度は把握理解したく、以後また当方、無い知恵絞って、あれこれ分析思考致してみたく存じます(苦笑)。 改めましてnokata様、この度はご回答、誠にありがとうございました(礼)。
補足
これはnokata様、お久しぶりでございます。 早速のご回答、いやはや誠にありがとうございました(礼)。 実はnokata様、まあとにかく当方、自身愚問においては、毎回過度の脱線話で大変ご迷惑をお掛け致しておりますが(苦笑)、しかし今回はこのDTQWT、少し真面目な視点で、諸々考えてみたく存じます。 御礼においても技術的な観点、ここに的を絞って送らせて頂きたく思いますので、よって御礼参上、こちらまた改めて、お邪魔させて頂きたく存じます(またよろしくお願い致します。礼)。 そしてこの場をお借りしYorkminster様、nijjin様、iBook-2001様、この度はご回答、厚く御礼申し上げます(礼)。 同DTQWT、原則的な設計手法が確立しているQWT方式の中においては、構造的に多々面白い印象でございまして、以後皆様、お手数お掛け致しますが、一つ脳内での諸々分析にお力添え、何卒何卒よろしくお願い申し上げる次第でございます。
お礼
いやはやYorkminster様、今回はご回答、誠にありがとうございました(礼)。 当方、諸々、相変わらずの調子でございますが(苦笑)、こちら素晴らしきご助言賜り、重ねて御礼申し上げる次第でございます。 Yorkminster様、このDTQWT、当方の印象と致しましては ・まず最初、ベースモデルのTQWTシステム有りき ・そしてこれを、なるべく効率の良い形で強化 と言った風ではないかと受け止めておりますけれど、しかしながら基本の2ウェイTQWT、この箇所もDTQWT化に合わせ、断面積の設定変更等、幾つか手が入っておりますですね。 グラベゼン博士の同システム、「理詰め」の要素以上に、適宜「現実」を見ながらのカット&トライにて練り上げられた構造と思われますので――― やはりYorkminster様の諸々お話し、イヤハヤさすがのご見解と、当方感心しきりでございました(まさに、その通りと思いました)。 ※ちなみに当方自身は各QWTでのトライ、ドライバ位置は常に教科書(公式)通りの形でございまして、そして開口端における絞り、これは約四割程度のマウス開口が、毎回定番化しております(こちらも一つ、古典的な設定と愚考致します) しかし、お話しにありますところの、メイン部とウーファー部の各閉端側。この各パイプが、互いにどの様な作用をもたらすのか(決して意図する形ではなく、あくまで結果として発生する「作用」と、個人的には愚考致します)。これはホントに「?」でありますですね。 こちら、全体の構造を考えれば、互いにレゾネーターとして働く可能性も考えられますし、そして何より当方と致しましては、構造上共用となる音道部。この断面積設定の塩梅が、誠に誠に興味深いトコロでございます。 まずもってスピーカーシステムとしての「まとまり」を求める方向であれば、現状は間違いなく、完全コピー以外の選択肢は無いものと考えますし(苦笑)、そしてもしドン・キホーテ的にオリジナルへ挑戦と相成りますと、これは端から失敗覚悟の実験的思考。その心構えが必要なものと、今回Yorkminster様のご助言にて当方再認識でございました(礼)。 ・・・さりながらYorkminster様、やはり下手の横好き工作マニアと致しましては、こんなに面白いネタ、放っておく手はございません(爆笑)。 またこちら、当分先のお話しとは思いますが、折を見てぜひぜひ、一度風車に突撃致したく存じます(苦笑)。 Yorkminster様、重ねて御礼、ご回答誠にありがとうございました(礼)。
補足
Yorkminster様、補足の場をお借りし再度御礼、この度はまさに「ご見識」と思われるご意見を頂戴致しまして、当方非常に有難くありました(礼)。 実は当方ただいま、またまた知人から、とあるスピーカーの設計依頼を受けまして(苦笑)、よって同DTQWTへのトライ、もう少し先のお話しとなりそうでございます。よってもうしばらくは、紙の上での設計練り直し。この形でアレコレ駄案を描きたく存じます。 と言う訳でこちら、ダメモト前提のお遊び感覚にて、以後オリジナルを楽しんでみようと思います(苦笑)。 またこの場をお借りし、今回ご回答賜りました皆々様、再度の御礼改めて申し上げる次第です(いやはや、ありがとうございました。笑)。 nokata様、nijjin様、iBook-2001様、そしてYorkminster様、この度はご回答、誠にありがとうございました(礼)。