野球好きのおやじです
岸と浅尾は両方とも細身ですが、決定的な差があります。
それは岸が「スターター」で浅尾が「セットアッパー」という事。
一週間に一度、それも7回を目安に投球を組み立てるスターターは、ざっくり言えば「点を取られても2~3点なら合格」ですが、セットアッパーは違います。
毎日ブルペンに入り、試合展開を見ながら何度も肩を作って、出るか出ないか分からないのにスタンバイしなければなりません。
しかも浅尾は勝ち試合で出る選手ですから「絶対に点を取られてはいけない」という場面で出ることもしばしば。
ましてや昨年までの(今年もですが)中日はとにかく打てない。
つまり、殆どの登板が「1点勝負」の試合だったんです。
そのプレッシャーはすごいと思いますよ。自分が打たれたらチームは負けて他の投手の勝ちまで消してしまうんですからね。
なので今年の浅尾の不調は明らかな「勤続疲労」です。
過去3年間の登板数が何と218試合!
年平均70試合を超えています。
浅尾の場合はセットアッパーですが、クローザーも「5年以上連続してはいい成績を上げられない」というのが球界の定説です。(そう考えると岩瀬は怪物級ですが)
理由は先述のような「過度の緊張」と「登板過多」です。
ましてや浅尾は高校2年に捕手から投手へ転向したので、投げ方が所謂「野手投げ」に近い。
なので「見えない疲労」が溜まって今年にそれが出たというのが恐らくの原因です。
現在は登録抹消中ですが、リフレッシュしてまた素晴らしい投球を見せてほしいものです。
お礼
詳細な解説ありがとうございます。浅尾も最初の頃先発だったことが少しありましたが、体力不足を痛感しました。楽天の青山も先発からセットアッパーに変わりましたが、頑張っていますね。ただ、青山は体重が彼らより増えましたが・・・ 3人に共通することは、イケメン投手だということでしょうか。早く浅尾に復帰して欲しいですね。 蛇足ですが、私服姿の落合元監督、渋くていいですね・・・