こんばんはー。
お答えしましょう。
単に「いつから有名になったのか?」と問われると、そもそも有名というものの判断基準が人によって変わりますので答えにくいです。
しかし、質問者様は具体的に「風は吹いている」の時ですか?とお尋ねになりましたので、これならお答えしやすいです。
端的に申しますと、答えはNoなんです。
もっと早い時期に国民的アイドルになっているんです。
昨年の年明けすぐぐらいに作成されたと思われる、NHKのドキュメンタリー番組を観ました。リアルタイムで。
その中でナレーションを努めているのがAKBのリーダーであるたかみな、高橋みなみさんなんですが、彼女の言葉の中に「いみじくも国民的アイドルとまで言われるようになったAKB48ですが~云々~」というくだりがあるんです。
つまり、少なくともこの時までには、当の本人達自身が「国民的アイドル」と呼ばれていることを自覚しているわけです。
シングル曲という観点で言うと、後述いたしますが18作目の「Biginner」の時になります。
AKBがブレークしたのはいつなのか?
これにつきましては諸説あるようですが、私は「ポニーテールとシュシュ」をターニングポイントと認識しています。
選抜総選挙の投票用シリアルナンバーが封入されたこのCDは、重複投票目当てでそれまでのシングルよりも大幅に売り上げを伸ばしました。
AKBの素晴らしかった点は、この時の盛り上がりを一過性のもので終わらせず見事に”ステップアップ”のステップ、起爆剤にしたことなんです。
選挙が終わった後も、メディアがAKBを好意的に取りあげてくれたわけですが、この追い風を見事に活かしました。
雪だるま式にファンが増えたのです。
以下に、3年前からの略歴をお示ししますのでご覧ください。
2009年
8月 AKB48新内閣の発表---3期までのメンバーは加入期ごとにチームが分かれていましたが、これを加入期と無関係にシャッフルすると発表。
10月 14枚目のシングル「RIVER」がオリコン週間チャートで1位を獲得。(AKB初)
12月 第60回 NHK紅白歌合戦に2度目の出場。 2年ぶりに紅白へ復帰。
2010年
2月 15枚目のシングル「桜の栞」が初動売り上げで30万枚越え。女性グループとしては7年ぶり。
2~7月 旧チームKの解散を皮切りに各チームの組み換えが実施される。
5月 第二回選抜総選挙の投票用シリアルナンバーが封入された16枚目のシングル「ポニーテールとシュシュ」発売。初動売り上げ50万枚越え。女性グループとしては9年5ヶ月ぶり。
5~6月 第二回選抜総選挙実施。前田敦子2位後退、大島優子が1位に輝き各メディアに大きく報道される。
8月 17枚目シングル、大島優子センターの「ヘビーローテーション」発売。2作連続となる初動50万枚越え。これは、女性グループとしては初の記録。
8月 25日に発表された「レコチョク」の週間チャートにて、着うた・着うたフル・ビデオクリップ・着信ムービー・着信メロディの各分野で1位となり、5冠獲得。
9月 第一回じゃんけん選抜実施
10月 オフィシャルショップ 海外初出店。一号店は香港に。
10月 18枚目のシングル「Beginner」がミリオン達成。(AKB初)5作連続の週間チャート1位獲得。21世紀になって最高の初動売り上げを記録。また、このことにより、AKB48がシングル年間1位を獲得。
12月 3度目となるNHK紅白歌合戦への出場。
2011年
1月 オリコンの週間シングルチャートに4作同時トップ10入り。女性グループとしては初の記録。
また、この状況が3週続きオリコン史上初の記録に。
2月 20枚目のシングル「桜の木になろう」が初動売り上げ94.2万枚を記録。初動90万越えは11年9ヶ月ぶり。また、女性アーティストとしては宇多田ヒカルの「Addicted To You」に次ぐ歴代2位。 ここまで7作連続1位獲得は女性アーティストとしてはピンクレディー以来の記録。
3月 上記「桜の木になろう」がミリオン達成。
5月 第3回選抜総選挙投票用シリアルナンバーが封入された21枚目のシングル「Everyday,カチューシャ」が、発売第一週で133.4万枚を売り上げ。
5-6月 第3回選抜総選挙実施。前田敦子が首位に返り咲き。また、柏木由紀の8位から3位への躍進が各メディアに大きく取りあげられる。
8月 22枚目のシングル「フライングゲット」を発売。発売初日にミリオン達成。
10月 23枚目のシングル「風は吹いている」を発売。デイリーチャートで前作を上回る104.6万枚を記録。
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AKB48とは夢のショーケースである。
これは、総合プロデューサーの秋元康さんの言葉です。
一人ひとり異なる夢を抱いた女の子の集合体がAKBです。したがって、あっちゃんの後もここを巣立っていくメンバーは間違いなく出てきます。
ただ、あれだけ人数が多い割には、あまり人事異動(移動)がないと言いますか、出たり入ったりがないのが人気の理由の一つだと思います。
AKBはメンバー数が多いがゆえに、通常歌番組に出演する際には選抜チームを組んでいるわけですが、この十数名に限って見ると顔ぶれが安定しているので落ち着いて応援していられます。
やっぱり、アイドルのファンと言うのは、自分のお気に入りメンバーだけでなく、その子を軸として”線”や"面”で応援する人が多いと思うんです。
「あつみな最高!」とか、「りのりえはガチ」みたいなことは、よく言われます。
そういうことを考えると、この、メンバー間の”絆”というのは非常に大事なことでして、しょっちゅう「新生○○」と銘打っているユニットよりも、AKBの方が観ていて安心感があります。
また、姉妹グループの人気メンバーをAKBの選抜チームへ参加させるという陣構えも、なかなかおもしろいプロデュースだと感じています。
お礼
どうも回答をありがとうございました。