草刈り機を右に持つ事が正しくて安全とされる説明書
以前に質問し、お答え頂いた方の説明資料で左に草刈り機を持つとこんなに危険だと教える資料がありました。草刈り機を使うどころか持った事もない方が頭で想像して実際に草刈り機を使う方に教えているんでしょう。どこかの教本なのかも知れませんが多くの方が信じ込むのでしょうね。添付した資料では右に持っていればキックバックした際に草刈り機は体から離れず右に回るように振られ、左に持てば体に向かって来るので危険だと説明があります。
ですが、左で草刈り機を持っている挿絵には右に振られ後方に回転していく草刈り機をどうにかして体に向かってくるようにエンジン部を無理やり左前方に配置して体に刈り刃が向かってきて大怪我をするぞと危険をアピールしています。どちらも肩掛けバンドしてるはずですから左右どちらに持っていても首からかけた肩掛けバンドは草刈り機の重心位置に操作する手の位置に合わせて調整され繋がれています。キックバックでの右に回転する最初と最後で長さが変わるはずはなくまして、回転している最終の草刈り機の位置では肩掛けバンドがとんでもないくらいの長さに伸びていないと成立しない作為的な捏造です。
この挿絵はU字ハンドルの草刈り機ですが、ループハンドルやツーグリップタイプの草刈り機だと腰フックが装備されないのでキックバックをおこすと右持ちの場合には左手が前を持っているので体から草刈り機が右方向に離れていく時には左手も離しやすく、大きく右に円を描いて回転し周りに危険が及びます。左持ちの場合は右方向のキックバックは草刈り機が腰に当たり体に沿って右に回転し右手が前を持っているので草刈り機が手から離れる事が無く、体も右に回転していく過程でキックバックの回転が減衰しますから草刈り機が大きく振り回される事もなく抑えも効きやすいです。