現在、携帯電話に使われている電池は、リチウムイオン二次電池と言います。
二次電池とは、充電して再使用可能な電池のことです。
ご質問の答えと言いますか、ご質問内容に順番に番号を付けさせて頂いて、
>1.夜寝る時に携帯電話の充電機に入れたままで寝ますか?
>2.あるいは充電し終わってから電源を切って眠りますか?
>3.充電機に入れたままで眠ると充電寿命は短くなりますか?
正解は、1でも2でもありません。
電源を入れたままにしておくのが正解だと思います。
3は1の状態の放置ということですが、その通り寿命が最も短くなります。
ですが、2であっても、それなりに寿命は短くなります。
なぜかというと、リチウムイオン二次電池の特性として、
・満充電状態が最も電池が劣化する
からです。
また、ご質問とは関係ありませんが、その他の注意点として
・追加充電をすると電池が劣化する
・完全放電すると負極が融解して故障してしまうことがある
・絶対に強い衝撃を与えてはいけない(火災の恐れ)
・絶対にプライ・マイナスを短絡(ショート)させてはいけない(火災の恐れ)
などの特徴もあります。
さて、話がとっ散らかってしまいましたが、リチウムイオン二次電池の特性と寿命の関係を整理すると
・充電量50%を超えて充電すると劣化が顕著になっていき、満充電では最も劣化が進む。
(ノートパソコンの蓄電池が劣化し易いのはこの理由による。VISTA以降は、電池保護機能で満充電を防げる。)
・長期保存するときは、低充電~半充電の状態(概ね30%と言われています)が最も劣化が少ない。
しかし、携帯電話の場合、現実的に30%~50%の充電状態を維持するのは、通常の仕様状態では実質的に無理でしょうし、充電器に繋いでいる限り、ちょっと気を抜くと満充電近くまで行ってしまいます。
結局、それを繰り返すと、追加充電の劣化も無視できなくなって来ます。
そこで、利便性と天秤にかけ私が普段心がけているのは、
・時間を見て充電が完了する前に充電器から抜くか、充電完了してしまったら、すぐに充電器を外し、以降は充電が半分以下になるまでは電源を切らない
・一度充電したら、極力その充電は使い切り、充電の回数を減らすようにする。
という感じです。
まぁ、あと、現実的には難しいのですが
・電源を切って寝るとしたら、充電が残り1/3程度の時が最も適している
そんなところでしょうか。
最も、家族と同じ携帯を使っていた時、家族は皆平気で追加充電していたのですが、自分のは半年近く家族の電池より長生きでしたね。
ただ、あれだけ気遣って半年程度しか寿命が伸びなかったことを、どう考えるかは、人それぞれだと思います。
お礼
ありがとうございます。 7年とは驚きました。 でも予備電池をもっていないと切れるまで使えませんよね