Linux人生が決まるということは普通ありません。
Linuxに対しての印象が決まるということはあると思います。
良くも悪くも、環境の整備が進んでいるのは
Debian GNU/Linux,Ubuntu,それにCentOSやScientific Linuxなど
主要な数種類だと考えていいと思います。
とくに、マイナーなものでは、日本語環境の整備が不完全で、手間がかかることがありますし
日本語による、情報提供が不充分なものも多いと言えます。
Windowsのように、一定のGUI環境を利用し
またOSのバージョンが変わることで、強制的にGUIも変えさせられてきた人は
Linuxのディストリビューションの選択で
GUIが違うことを、大きな問題と感じるかもしれません。
それは、Ubuntuが、この2年の間に、一番人気と言われなくなってきたことにも現れています。
ところが、実際には、LinuxではGUIを司るデスクトップ環境やウィンドウマネージャーは
任意に変更することができるものですから、そこはLinux人生を左右したりしません。
RedHat系とDebian系と、その他いくつかの系統のもので
それぞれに、パッケージ管理や、内部の構成の違いなどがありますが
これも、致命的な問題ではありません。ほとんどの差異は
WindowsMeからWindowsXPに乗り換えるよりも簡単な問題にすぎません。
短期的には採用されているカーネルバージョンの違いで
使い勝手が違ったり、性能や機能に制限が出ることはあります。
プログラマーであれば、主流となるデスクトップ環境である、GNOMEが使っているgtkと
KDEが使っているQtの違いを、無視できないかもしれません。
しかし、メモリー消費が増えるだけで、両方を一つのLinuxシステムで利用できますし
どちらも使わずに、GUIアプリケーションを作ることもできます。
Tcl/Tkのようなものもありますし、Windows用フリーソフト作者だったAzel氏のように
独自のクラスライブラリーを作成するようなアプローチもあります。
http://linux.slashdot.jp/story/12/03/21/2259202/
ですから、そういう部分についても、どのディストリビューションを選んでも
致命的に環境が制限されるようなことはありません。
なお、Linux用の開発環境では、限定的にWindowsに移植しやすい開発形態をとることもできますし
オープンソースとして公開し、他の環境への移植は、第三者に委ねることもできます。
ちなみに、QtもgtkもWindows用が存在し、いくつかのオープンソースソフトの移植に利用されています。
商用ソフトの開発を重視するなら、GPL,LGPLやBSDライセンスなど、数種類あるライセンスを
それなりに理解しておく必要があります。
Windows普及期に注目を集めたシェアウェアのようなものは
Linux系OSやFreeBSDなどでは流行りません。見かける機会がほぼありません。
むしろ、自作のソフトやシステムを、パッケージングして
コミケなどで販売しつつ、フリーダウンロードも提供しているような例がちらほら…
代表的なものでfoltiaの場合、商用版まで出ていますね。
お礼
回答ありがとうございます。 他の回答してくれた方も含めて、 どのLinuxを選んでも、大丈夫だと分かりました。