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世界的な等級制=日本のモノクラス制度?
- 諸外国の等級制の料金体系が気になりました。
- 諸外国の場合も、運賃に特急料金が上乗せされるだけで、根っこの運賃は不変ということでしょうか?
- 「世界的な等級制=日本のモノクラス制度」について、YES or NO かをお聞きしたいです。
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ヨーロッパの場合は1等と2等とで運賃そのものが違います。等級別運賃です。 そして、原則として急行料金や特急料金は不要です。 ただし、1等運賃が2等運賃のちょうど2倍ということはないようです。 たとえば、スイスのチューリヒ中央駅~ジュネーブ駅の運賃は 1等 CHF140 2等 CHF82 です。 (スイス国鉄のサイト http://www.sbb.ch/en/home.html で調べました) ユーロスターやTGVなどの高速列車はネットでの早期購入割引もあったりするようなので、一般列車とは違った運賃体系をとっているのではないかと思います。 この点については私はあまり詳しくありません。 申し訳ありませんが他の方の回答をお待ちください。 次に東南アジアについて。 タイは等級別運賃の上に特急急行料金、寝台料金、冷房料金が加算されます。 バンコク~ハジャイの運賃 http://www.railway.co.th/Ticket/ChackPrice_TrainGo.asp?Sta=%A1%C3%D8%A7%E0%B7%BE&Fin=%AA%D8%C1%B7%D2%A7%CB%D2%B4%E3%CB%AD%E8&IdTrain=171&NFee=%E0%C3%E7%C7&Ori=Bangkok&Dep=Hat%20Yai%20Junction&lenguage=eng 料金一覧 http://www.railway.co.th/home/srt/passenger/fee.asp マレーシアも等級別運賃です。 急行は普通に比べてやや切符が高く、寝台利用だと更に高くなりますが、運賃+料金なのか急行運賃・寝台運賃といったものがあるのかはよくわかりません。 http://www.ktmb.com.my/ をよく探せばどこかに書いてあるかもしれません。 最後に東アジア。 台湾と韓国は列車によって運賃が違います。 速達列車ほど運賃が高くなります。 その代わり、同じ種別の列車の車内設備は原則として単一です。日本のように同じ列車に普通車とグリーン車があるようなことはありません。 例外として台湾高鉄、韓国KTX、韓国在来線のセマウル号には同じ列車に2種類の車室があります。 中国は等級制運賃です。 1等に当たる「軟席」と2等に当たる「硬席」で運賃が変わります。 ここに特急料金や寝台料金が加算されます。 もっとも、最近開業した高速鉄道は違う運賃体系かもしれません。 以上、私が乗ったことのある鉄道についてお答えしました。 結論として、日本のように運賃が1種類しかなく、それに特急料金や上級車室料金を加算する運賃体系は世界的には珍しいように思います。 ご質問への直接の答えは「No」と思います。 鉄道大国のインドはどうなんでしょうか? 私は行ったことがないのでわかりません。
お礼
すばやい回答ありがとうございます。 TGV等も正規料金や割引運賃どちらも平均して日本円で5千円程度の差額で乗れるようなので、そこまで差は無いらしくちょっと意外でした。なにせ高速列車の一等はビジネスクラスに喩えられたりしますし。 なるほど、基礎運賃に付加として特急料金を設けるのでは無く、等級によって適用される運賃が違い各種料金はココに含まれている、と言うことなのですね。 海外の鉄道で旅をする方のサイトを眺めていると、「運賃体系の低い?列車でこの座席はお得感がある」なんて言う記述があったので、基礎運賃からして違うのかな~なんてぼんやりと思っていたので、謎が解けた感があってすっきりしました。 モノクラス制を導入している日本で過ごしていると、等級や種別によって運賃が変わってしまうのは、ややこしくもあり不思議な感じもします。あれっ?等級制だけど日本とあんまりかわらないじゃん?なんて思っていたのですが、表面上はそう見えるだけで、実際には非常にややこしい運賃体系なのですね。