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CANON ip4300の印刷不調について
- CANON ip4300の印刷不調について、2ヵ月前に印刷結果がおかしくなり、インクの調査をしてもらったが再び不調になった。
- テストページ印刷の段階でエラーオレンジランプが出たり、クリーニングをするとインクが消耗するため、修理か新しいプリンタ購入か迷っている。
- CANON社に持ち込むと修理費が高くなるため、有識者の意見を求めている。
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プリンタの修理屋です。 単なる言葉の使い方の問題かも知れませんけど、この世にリサイクルインクとか、リサイクルトナーなどというものは断じて存在していません。 そういったメーカーが耳に聞こえが言いように「リサイクル」と言う言葉を使って(それは一時期かも)、ユーザーが思い込んでいるのでしょう。 あったとしてもケース類のリユース程度のことで、リサイクルしているなんて言うところはひとつもありません。 リサイクルというのは、素材レベルまで戻して新しい製品化することです。 本題ですが、 非純正インクの弊害は、以下のような報告があります。 http://cweb.canon.jp/e-support/information/printhead.html また、比較的イーブンン立場の機関が、以下のようなレポートを出しています。 http://jp.allion.com/test-report.html 私はこの二つを見ていただければ充分だとも考えているのですけど、実は非純正インクの弊害をあげつらうような資料はほとんど無いのが現状です。 うかつにそういうものを広めると営業妨害となり、大変なことになるからです。 あくまでも、今回の件に関しての話、5回の点滅が10回になったという事まで含めると、 症状の出始めのごく初期は、インクメーカーの言うとおり、インクの供給不良によるカスレだったのでしょう。 ただ、個人的な見解ですけど、空気が入ったのではなく、空気が流れなかったのが原因と思います。 キヤノンのこの時代のインクタンクは前半分くらいにフェルト状のものが入っていて、新品の場合上のほうはインクが染みていなくて、白くなっています。 ところが、詰替えインクでは、完全にインクが染みて白い部分がなくなっています。 純正品でも、長期保存するとインクが染みて来ます。 取付推奨期限を大きく越えたものは、白い部分がなくなっています。 白い部分がなくなってしまったインクタンクはエアが抜けなくなるのか、インクが全くでなくなることもあります。 詳細の原理は公開されていませんし、インクメーカー独自の理屈があるのかも知れませんけど、これを知っていると、販売店で売られているインクは100%不良という判断です。 100%不良という事も無いでしょうけど、プリンタに対してのダメージは非常に大きいと考えられます。 最初の症状が出たときに純正インクに戻していれば、こんなことにはならなかったかも知れません。 インクメーカーからの指示で、クリーニングを執拗に繰り返したために、プリントヘッドの安全回路などがダメージを受け、5回点滅。 「ヘッドを取り外して掃除」がどのような作業化わかりませんけど、インクの影響で内部のショートが発生したとしても不思議ではありません。 プリントヘッドの制御はほぼメイン基板から直接行っていますので、メイン基板が過電流のダメージを受けてしまった。 このようなシナリオが書けます。(あくまでも個人の偏見に満ちた意見ととらえてください) 10回の点滅が出た場合は、ヘッドとメイン基板をセット交換する指示が出ています。 ただ、残念ながら、iP4300もサポート末期となり、メイン基板は在庫がなくなっていて、修理になると新しいものと交換になります。 当然、iP4300などありませんので、現在の機種での対応になります。 修理センターの対応は読めませんけど、担当者によっては定額でそのままやってしまうかも知れませんし、人によっては修理拒否といううわさも聞いています。 私のところでは、痕跡が見つかれば、通常の部品代+技術料の料金に切り替えて見積もりを出します。 (現品交換の機種の場合は、定額にしてしまいますけどね) こればかりは、出してみないと判りません。 後は、インク代ですが、そういう安いインクを使わなければいけないほど大量印刷されるのでしょうか? それとも、(失礼ながら)経済的に逼迫しているのでしょうか? おそらく、どちらでもないと想像します。 世間ではランニングコストという言葉が使われますけど、これは自動車で言う燃費と同じこと。 燃費がよい車でも、無駄に走り回れば燃料代は喰います。 あまり走らない人が、大枚はたいて超低燃費車を買うのがお得なのでしょうか? プリンタもそれと一緒で、トータルの金額で考えるべきです。 使用量に関しては、個々に異なることですが、私の基準は一ヶ月に1,000円程度。 普通の人なら500円程度でしょうね。 それを越すようでしたら考えなければいけませんけど、そのくらいは許容してもらえると、気持ちがぐっと楽になり、ゆったりした気分で使えると思います。 ちなみに、私は、仕事でiP4600、MP630、BJ S500の3台のプリンタをPCに接続して使っています。 用紙の種類の違いで相していますが、ほぼ毎日のように何か印刷しますが、一ヶ月に1~2本程度。 多くても3本のインクを交換しています。(3台で) タンクが小さくなった機種はインクが大食いと悪評が高いですけど、普通紙の文書に限って言えばむしろ小食になっている感じです。
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- 4G52GS
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プリンタの修理屋です。 こういう質問はスルーしているのですけど、少しだけ・・・・ 大きな間違いが2つあります。 どうして、最初に印字不良が出たときにプリンタメーカーに問合せをしなかったのでしょうか? インクメーカーのほうがプリンタをよく理解しているという勘違いでもあったのでしょうか? まあ、インク不良だから、インクメーカーに責任を取らせよう、と言う思いがあったのかも知れませんね。 結論はそのときに(ほぼ)出ているわけです。 もうひとつの間違いは、インクメーカーの指示に従って作業を行ったこと。 メーカーの指示(取説上)では、クリーニングは2回まで、強力クリーニングは1回やって変化がなければ、電源を切って24時間以上待ってから行うとなっているはずです。 キヤノンのプリンタは、インクをヒーターで加熱して瞬間的に沸騰させてそのときの泡の勢いで噴射しています。 通常はインクも流れてきてそれで冷やされますし、常にすべてのノズルに通電するわけではありませんので、加熱と放熱のバランスが取れています。 ところが、クリーニングの場合、ポンプで吸引されるのですけど、それと同時に全ノズルを噴射させます。 一時的には、ヘッドがオーバーヒートしてしまいます。 回数や時間の制限を付けるのは、そのためです。 ですから、そんなことを執拗に繰り返せば、廃インクも大量に発生しますし、ヘッドにも過大な負荷がかかります。 修理代は、7,350円の定額で、後は送料が必要になるかも。(近ければ持ち込めばよいですけど) iP4300は今年の夏で修理サポートが終了して、それ以降は修理を受け付けてもらえません。 「買い直すに値する金額ですし・・・」、あなたがそう思うのでしたら、きっとそうなんでしょうけど、同等の機種は、そんな金額では入手できないと思います。
お礼
早速のお返事に心から感謝いたします。 実はこの1時間くらいの間に動きがありまして、とうとう電源が入らなくなり、何度か抜き差しする間に、今は、緑のランプとオレンジのランプがくり返し点滅(10回)する状態となっています。ヘッドを取り外して掃除もしましたが、まったく変わらず、これ以上まったく進めない状態となり今に至ります。 おっしゃるのはごもっともで、不調発生の時点でJITでなくCANONに問い合わせればよかったのですね・・・保証期間がとっくに切れていることと、リサイクルインクを使用している負い目みたいなもので、考えが及びませんでした・・・。 >同等の機種は、そんな金額では入手できないと思います。 と伺うと(最近の機種はランニングも高いようですし)、やはり修理をしようかと検討中です。 もし差し支えなければ、1点だけうかがわせてください。 今回の不調は、事象的に、ヘッド等「部品の寿命」によるものなのか、「リサイクルインク」を使用したことによるものなのか、過度な「クリーニング」によるダメージなのか・・・ご意見いただけると今後の勉強になりますので大変助かります。 我が家のプリンターはずっとCANONでして今までもう何台か利用してきておりますが(4~5年毎に故障の時点で買い替えてきました)、正直ずっと純正インクで過ごしているわけではないので、もしリサイクルインクが故障に少なからず影響しているのであれば、きっぱりと縁を切らないといけないなぁと感じています。 貴重なご回答まことにありがとうございました。
お礼
詳しい解説まことにありがとうございました。 心から感謝いたしてしております。 修理の件もご提案ありがとうございます。 比較的近くにCANONがあるので、まずは そちらをあたってみようと思います・・・。 インクの件、たいへん勉強になりました。 自動車のたとえも参考になります。 (当方あまり走らないくせして超低燃費車を 選びそうなタイプですので気をつけます・・・) 今となっては2ヶ月前の対応が非常に 悔やまれますが高い授業料を払ったと思い 諦めたいと思います。 このたびは本当にありがとうございました。