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ベースのコンプレッサーのセッティング方法とは?
- ベースのコンプレッサーの基本的なセッティング方法を教えてください。音の粒を揃えてハードロック系の音を作るためにはどのようなセッティングが必要なのでしょうか?
- ピック弾きと指弾きの場合、どのようなセッティングをすれば良いのでしょうか?具体的な設定方法を教えてください。
- 「SASTAIN」、「LEVEL」、「ATTACK TIME」というつまみがある場合、それぞれの役割と適切な設定値について教えてください。これらの設定を上手に活用することで、より良い音を出すことができるでしょう。
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こんばんは。 ここでお会いするのは2回目ですね。 色々と調べてみましたので、限られた私の知識と経験を総動員してお答えしたいと思います。 まず、BEHRINGER(ベリンガー)CL9はギター用です。 http://item.rakuten.co.jp/shimamuragakki/4033653052481/ (ページ中ほどに説明があります) いわゆる「サスティナー」とでも言うのでしょうか、ギターの音を伸ばすエフェクターだと考えて 良いと思います。 ベースにも使えなくはないと思いますが、ベースの美味しい周波数帯や、ベース音にたくさん 含まれる倍音成分にエフェクトしているとは思えないので、貴殿が考える「音の粒が揃う」 「ハードロック系の音が作れる」と言うのはあまり期待できないでしょう。 また、ベースは元々スケール(ブリッジからナットまでの長さ)が長いこと、そして弦が太いこと から、サスティーンは良い楽器です。 つまり、サスティーンの良い楽器にサスティーンを伸ばすエフェクターはミスマッチです。 もし、CL9(ギター用)をそのままベースに使うのならば、アタックタイムを長目にして 最初からコンプレッション(圧縮)された音が出ないようにしたほうが良いでしょう。 アタックタイムとは、簡単に言うと、一定のレベルを超えた時に圧縮された音が出力されるまでの 時間のことで、この時間が短い(例えば、5ms=0.005秒)などにすると最初からつぶれたベース音 になるので、ビート感やグルーブ感が出なくてベースの本来の役目を果すことができません。 逆にアタックタイムを余り長くすると圧縮された音が出る前に次の音が鳴るので、意味がなくなって しまいます。 実際にベースを弾きながら、アタックタイムをいろいろといじくってみてください。 BEHRINGERのベース用のコンプは、BASS LIMITER ENHANCER BLE400ですネ。 http://item.rakuten.co.jp/shimamuragakki/4033653051996/ これは、リミッターとエンハンサーですので、機能としてはBOSSのLMB-3と同様と思われます。 http://www.roland.co.jp/products/jp/LMB-3/index.html 私としては、BLE400を買った方がよろしいかと思います。(値段もCL9とほぼ同等) BLE400ならば、スレッショルド、レシオ、エンハンスの各調整も可能ですし、ベース用ですから ベースの周波数帯域や倍音成分にも対応しているはずです。 因みに、スレッショルドレベルとは、音を圧縮開始するレベル(閾値)を決めるものです。 このレベルがあまり低いと全ての音がつぶれた音になってしまい、迫力に欠けます。 逆に余り高いとまったく圧縮されないため、粒が揃わないことになります。 レシオは、スレッショルドレベルを超えた信号を「どれだけ圧縮するか?」の調整です。 たくさん圧縮するのか、ちょっとだけ圧縮するのか?ということです。 エフェクターに「1:1」とありますが、「同じ」と言う意味ですので「圧縮なし」のことです。 また、「∞:1」は最大限圧縮するという意味です。 エンハンスとは「輝かせる、際立たせる、強める、向上させる」等と言う意味で、バンドの中で 他の音に埋もれてしまっているときや、スラップでちょっとギラつかせたい時などに、(確か…) 倍音成分に作用してエンハンスさせます。 私はBOSSのLMB-3を使っていたので大体わかりますが、BLE400とLMB-3がおおよそ同じような 効果作用だと仮定した場合、貴殿が希望している「音の粒が揃う」「ハードロック系の音が作れる」 のセッティングは以下の感じだと思われます。 LEVEL ⇒ 最終的な全体のボリューム調整 ENHANCE ⇒ 時計で言うと9時~10時くらい。あまり上げるとギラギラしすぎて耳障り。 RATIO ⇒ 時計で言うと8時~9時くらい。「やや圧縮するくらい」が良い。 THRESH ⇒ 時計で言うと12時くらい。前述の通り高すぎても低すぎてもダメです。 以上ですが、これは想像の域を脱していませんし、BLE400とLMB-3が全く同じ性能だと仮定しての 話しですので、誤解のないようお願いします。 実際の機器をいろいろいじくって試してみるのが一番良いです。 私も数多くのエフェクターを使ってみましたが、エフェクターの極意は「最低限にする」ことです。 つなげるエフェクターの数もなるべく少なくする。 各エフェクターの効き具合も最低限にする。 つまり、ベースギター本来の音を大切にすることが重要です。 バンド全体のサウンドの中で、他の人がベースに何を求めているのか?を良く考えてエフェクターを 選ぶと良いでしょう。 せっかくCL9を購入されたのに否定的な回答になってしまいましたが、「良い音」を出して欲しいと いう気持ちからです。ご容赦ください。 以上です。 お役に立ったでしょうか? 楽しいBass Lifeを!