佐渡へ佐渡へと草木もなびく
佐渡は居よいか住みよいか 歌で知られた佐渡ヶ島
寄せては返す波の音 飛(た)つや鴎か群れ千鳥
浜の小岩に佇むは 若き男女の語り合い
『ねえ吾作さん、明日はお別れね。柏崎に帰られたら、どうせ島で育った私のことなんか、すぐと忘れてしまうのでしょうね。』
『馬鹿なことを言うもんでねえよ、お光つぁん。柏崎から漁に出て、時化(しけ)ぇ食ろうてすでに命のないところ、助けてくれたお光つぁんのお父つぁん、達者にしてくれたお光つぁんだ。今じゃこうしてお互いが、末は夫婦と固い固い約束、俺ぁ死んだってお光つぁんのことなんか忘れはしねえだ。それよりか、いつも教えてくれたおけさ節、ひとつ歌うて聞かしてくれ。ほら沖の方じゃ鴎も仲良く遊んでいるよ。』
惚れちゃならない他国の人によ 末は烏の泣き別れ
歌い終わりてお光坊は
男の胸に顔あてて さめざめと泣くしおらしさ、
雨の朝(あした)の海堂が 露を含める風情あり
よしや弥彦の山は裂け 佐渡の島山いちどきに
千尋(ちひろ)の海に沈むとも 誓いは破らじ変わらじと
惜しき別れを告げられて 吾作は帰る柏崎
後に残りしお光坊は 夢現(うつつ)にも恋人を
忘れかねてかある夜のこと 波穏やかを幸いに
盥(たらい)の舟に身を乗せて 波に揺られて柏崎
想う恋人吾作のもとへ 通いおるとは誰知ろう
知るは天地の神様と 盥を乗せし波ばかり
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*規約では歌詞の記載は禁じられていますが、この楽曲に関してはJASRACに登録がないため権利関係がすでに消滅しているものとします。
お礼
一部の歌詞でも邪魔くさい事を記載して頂いて恐縮しました。 禁止事項とも知らず質問しましたが質問する事が間違っていたのですね。