この手の質問、二度目の回答になりますがよろしくお願いします。
実は、自分、結婚してから住んだ貸家が一軒家だったのですが、とにかく古くて汚ない家だったのです。
でも、どんなに外見は古くても中はそこそこ、まず家賃がとても格安であったので、大家さんを交えて家の間取りを見に行った際に、即決で借りると決めさせて頂きました。
しかし、その時は、大家さんが先に家の中にいて自分らが来る事を待っていたので、まだその段階では気付かなかったんですよ。
その家の玄関のカギが「南京錠」である事は。。。
ちなみに南京錠って知ってますかね?
よく昔の小屋のカギに使われていたり、宝箱などにぶら下がっているアレです。
ですので「ハイ、これ家のカギね」と言って、大家さんに南京錠を手渡された時は、事態の把握をするのに少々時間がかかり、把握した時には何だか股間の辺りがざわざわして来た事を覚えています。
家の玄関のカギが南京錠って。。。
今の時代にこんな代物がまだあるのかよ。。。
でも、まぁ住めば都と言いますからね。
その内、慣れれば何とかなるだろうと思って使い続けていた訳です。
しかし。。。これが本っっっ当に使いづらい!!
南京錠そのものを紛失するわ、内カギするわ、通常の玄関の鍵閉めにはあり得ないような問題が発生して、これは本気でどうにかしなくては!と思った訳です。
そこで、何とか大家さんに掛け合って、この南京錠でなく、他の物に交換してもらおうと思って交渉する事にしました。
でも、玄関のカギを正規の物(?)に交換するとなるとカギ穴ごと替えたり、けっこう金額がかさむので了承してもらえないのではないだろうか。。。
そんな不安もあり、相手の大家さんも人の良い高齢者でありましたので、かなり悩んだものの、お金を出して借りているんだから気を使うだけ無駄、言うだけなら言って見ようと思って、勇気を出して大家さんにお願いして見ました。
「すいません。実はこのカギでは、やっぱりちょっと。。。
本当に我儘なお願いだとは思うのですが、出来る事なら他の新しいカギと交換してもらえませんでしょうか。。。」
今思えば、かなり弱気であったと思います。
しかし、当初カギを自分らに渡す時点で、大家さん自身も薄々気付いていた、ような事を言ってくれたのです!!
「やったー!!やっぱり言ってみるもんだな!そうだよな~、確かにこのご時世、いくら古いとは言え、南京錠はねーぜ!」
と喜んで、カギが新しくなる日を今か今かと心待ちにしておりました。
交渉してから2週間。
玄関に大家さんがやって来ました。
新しい南京錠をその手に持って。。。
日本語って難しいねっ!って事を思い知らされた出来事でした。。。
あれ?もしかしてすべりました?