携帯電話の通信だと、基地局自体や基地局までの通信がダウンすると その圏内の端末が全て使えない。
1つの基地局にその圏内の端末の通信が全て集中するので、輻輳が発生する。
という点ですかね。
電源ダウンだけなら、自家発電や蓄電と、省電力化で 解決できるのでしょうけど、
基地局と上位との回線がダウンすると その圏内の端末間の通信さえできないというのは
どうにかならないものかと 思います。
また、輻輳問題は、災害時に通話数が多くなるときだけでなく、
イベント会場など端末数が集中する場合に、通信障害が発生あるのがはやり弱点だなと 思います。
防災無線(トランシーバー?)は一般家庭においてあるようなものではないので
例えば、家屋の下敷きになっていて 携帯電話ならポケットにあるのに基地局がダウンしていて
使えないというような状況の場合、どうしようもないと思います。
そこで、端末自体にWiFi中継機能をもたせたり、小型のWiFi中継器を集落内に点在設置するなどして
集落単位でWiFiの網を作り、
さらに、通話システムを、交換機やサーバー経由で通話するのではなく、
P2Pモデルで端末間が直接通話できれば、震災で孤立した集落ができても、
最悪でも 集落内の消防や親戚には電話できる ようにする ということが
できないものかと 考えたことがあります。
たとえば、
Aさんの携帯
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{WiFi}
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Bさんの携帯(WiFi中継機能)--{WiFi}--[WiFi中継器]---消防のIP電話
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{WiFi}
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Cさんの携帯
というメッシュがあれば、
Aさんの携帯から、隣に住むBさんの携帯や中継器をバケツリレーして
消防や孫のCさんに通話可能になるような感じで。
ただ、P2Pモデルの電話ということだと、Skypeでいけるかもしれないけど
WiFi網で作った上記のような広域LANが、インターネットとは切断された場合でも
通話可能なのかどうかの検証はやったことがありません。
(SkypeのID管理サーバーとの通信が必要なのでNGなのか
それを代替えするSkypeのスーバーノードが広域LAN内にあれば大丈夫なのか)
さらに
・電源ダウン時には燃料電池に切り替わるようなWiFiの中継器を隣の集落との間に設置しておく
・WiFi中継器が喪失された場合に備えて、WiFiのオートネゴ付き バッテリー式のWiFi中継機を備蓄しておいて、ヘリから山中や湖上に投下する
ということが 可能なら、
それがメッシュ状に広がっていれば、隣接集落とだけでなく世界とのネット接続や通話が可能になるので
自分の集落のインターネット接続が切断されても、
隣接する集落との通信や、 さらに その向こう側の無事な集落経由で
細いながらもインターネットアクセスもできるようにならないかと。
要は、スター型 から メッシュ型+サーバーレス化 って感じで。
(道路のITSの件で、WiFiのメッシュ化の流れがあれば、それと相乗りも可能なんでしょうけど、
どうなんでしょうね)