- ベストアンサー
「へん」と「ひん」のつかいかたについて
京都・大阪・兵庫・奈良の言葉がわかる方に教えていただきたいです。 語尾につく「へん」と「ひん」は否定のときに使うのかと思うのですが、どちらを使うかは気分なのでしょうか?それとも正しい使い方があるのでしょうか?また、県によって使い方が違うのでしょうか?おしえていただきたいです。 ご回答よろしくお願いします。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No7です。 お礼読ませてもらいました。 おっしゃる通り、「はる」の過去形は 「~してはった」「~したはった」で正解です。 あるいは「~しゃはった」とも言います。 今、これを書いていて気付きましたが、これらの用法は 「入院してはった」=入院していたが既に退院している 「入院しゃはった」=入院して今も病院にいる という違いがあります。我ながら難しいですね。 ・・・・・・ 京都人が冷たいのか…という問いはよくあるのですが、 他の関西人からすると、京都の人間は「ホントのことを言わない」と 思われる傾向がありますし、実際に言いません(笑)。 例えば、貴方が京都弁を話しているのを聞いたとして、 典型的な大阪の人間なら「そんなん、ぜんぜん京都弁ちゃうで!」とツッコミます。 これは決してダメ出しではなくて「頑張ってるけどまだまだだね」という 励ましのニュアンスが含まれます。 しかし京都の人間はそういう波風が立つ(かもしれない)言い方を避けるので、 「ちゃんと京都弁使えてはるよ」と言うのです。実際は思ってなくても… 大阪の人間からすると、この「実際は思ってもいない」部分が分かるので、 「ホンマのこと言わへん」「冷たい人間や」「腹割って話さへん」という 評価になってしまいます。 京都の人間は、おおむね波風を立てたり言い争いになるのを嫌います。 これは議論が嫌いとか気弱とかではなく、単に「そういうのは下品だ」という 妙な美学のせいです(笑)。つまり本心に関係なく、当たり障りのない言い方で お茶を濁してしまうのです。 なので、特に関西の他の地域から見ると「冷たい」「意地悪」と言われてしまうのです。 きっと貴方が京都に来て京都弁を話していても、京都の人は ニッコリ微笑んで「上手にしゃべらはるね~」と言ってもらえると思います。 「どこかおかしいところがあれば言ってください」と言ったとしても、 「いやいや、おかしいとこなんてあらへんよ~」と言うはずです。 そういう「言葉の裏にある本心を気にせずに」という意味で、 「冷たい目に負けずに」と言いました。 頑張ってみてくださいね。
その他の回答 (7)
- uri5109
- ベストアンサー率34% (241/697)
京都人男性です。 楽しく読ませてもらいました。 言われてみれば難しいものです。 当然のことながら、意識して使っていないので…。 「へん」「ひん」は、No1の方がおっしゃる通り、前に付く言葉(音)によって 変わる気がします。い行のみが「ひん」に活用するのだと思います。 ついでと言ってはなんですが、この際、ぜひ「はる」も合わせて 使えるようにしてみてください。 「はる」は意味的にはやや尊敬語になるのですが、これを組み合わせれば ぐっと京都風に聞こえます。ただし説明も用法もかなり難しいのですが… 例えば、進行形の 「食べてる」は、「食べてはる(=食べたはる)」 「歩いてる」は、「歩いてはる(=歩いたはる)」 「行く」は、「行かはる」 などとなります。 余談ですが、この「はる」は、絶妙な距離感が表現できるので、 京都的イヤミの表現にぴったりなんです(笑)。 「えらい、急いではるわ」(=そんなに急がなくてもいいのに急いでて滑稽やな) 「まだ残業してはるよ」(=いつまで仕事してるつもりなんやろう) 「部長、昼食一人で食べてはるわ」(=寂しい人やなぁ) というニュアンスを伝えられます。 この、「はる」に「へん」を組み合わせられると、より京都的な風情が出せます。 例えば同じく 「食べてない」は、「食べてはらへん(=食べたはらへん)」 「歩いてない」は、「歩いてはらへん(=歩いたはらへん)」 「行かない」は、「行かはらへん」 などとなります。 さらに上級で、「~しない」の場合などに、 「挨拶しない」を「挨拶しはらへん(=挨拶しゃはらへん)」 「運転しない」を「運転しはらへん(=運転しゃはらへん)」 などと言います。 いずれも少し目上の人、あるいは先述した様に「少し突き放して」表現する時に使えます。 僕の経験上、「うわぁ、京都の人っぽいなぁ」とよく言われるのは、疑問形です。 これは文字では表しにくいのですが、仕事で地方に行った時は 「○○さん、お昼、もう食べはりました?」などと聞くと、よろこんでもらえます(笑) この場合「はりました?」の部分を、きれいに優しく語尾を上げてください。 ついつい長くなりました。 京都人の冷ややかな目に負けずに、 頑張って勉強してください~。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「はる」はとても京都っぽい感じがしますね。丁寧語にも、ちょっとけなしている風にもなる便利な感じですね。 「はる」を過去形のものに使うときは「~してはった」「~したはった」でよいのでしょうか? 京都の人の冷ややかな目とありますが、いろいろな人がいるとは思いますが、基本京都の人は大阪とかよりも冷たいのでしょうか?
- ohioan4506
- ベストアンサー率48% (447/921)
こんにちは。兵庫出身です。 No.3のかたの「やん」で思い出したことがあります。「しなくていい」を「しやんでいい」という言い方は大阪の親戚や友達が使ってたと思います。 「しなくていい」「来なくていい」が、京都ではわかりませんが、地元では「せんでいい(ええ)」「来(こ)んでいい(ええ)」という言い方になるでしょうか。「しぃひん」「きぃひん」はこの場合は使わないです。 ちなみに「するな!」は「しな!」、「言うな!」は「言いな!」です。 例)「そんなことしな!」「そんなこと言いな~!」
お礼
ご回答ありがとうございます。 大阪では言葉の間に「やん」が入るのですね。兵庫では言わないんでしょうか? 関東で「しな」言うたら「しなさい」と言う意味で逆の意味になってしまいますね。
- meihans
- ベストアンサー率42% (8/19)
ちょっと違うところがありますね。 「きいひん」「けえへん」「こーへん」は一人で全部使います。 例題:バス停でバスが来るのを待ってます。 バスの到着予定の時刻になりました。 「バスきいひんなぁ…」(まだ余裕あります) 5分ほど経過しました。 「まだけえへんのかいな!」(ちょっとイライラしています) 10分過ぎました 「もう、バス全然こーへんやんか!どないなってんねん!!」(怒り爆発) こんな感じで使います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 感情によっても変わってくるのですね。
- hiroki033
- ベストアンサー率39% (711/1788)
こんばんは。 お礼もろておおきに。 私の回答を評価してくれてはるのが3人もいやはるってことは、おおてますのやな。(笑) 私は京都ですし、どっちも同じような意味の時は「ひん」の方がよお使いますえ。 「へん」を使わはるのは、大阪の人とちがいますか? 京都のお人は、関西弁とちごて、「京ことば」を使いますやろ。そこまちごうたら怒られますえ。 って再回答でいかがでしょう。(笑)
お礼
こんばんは。 何度もご回答いただき、ほんまおおきに。 京都の方は京都弁ゆうより京言葉と言われたほうがいいんでしょうか? 京都弁=一般の方が使う言葉。京言葉=一般にはあまり使われない芸子はんが使う言葉なのかと思っていて、質問の際には京都弁と言わせていただいているのですが。 京言葉でのご回答きゅんきゅんしながら読ませていただきました。
- hoosyun
- ベストアンサー率50% (1/2)
面白い質問ですね。考えたこともなかったです! No.1の方が回答されたように語尾が「い段→ひん」であとは「へん」で否定されたら問題ないと思います。 ちなみに前述の例題にもあるように “しない”→「しいひん・せえへん」 “こない”→「きいひん・こおへん」 と単語によってはどちらにも変化できるものがありますが、比較的に京都が「ひん」を多用しますね。 質問者様の出身は存じませんが、基本的に流暢でない関西弁を関西人の前で使う事はタブーですよ。特に関東出身の方なら尚更です。親しい仲でもイラッとさせるパワーがあります。 言葉では説明しにくいですが冷やかしに感じるというか、関西弁をしゃべるだけで「オレ、おもろいやろ!」というニュアンスに捉えてしまうというか。。。 自分は和歌山出身なのですが、、入ってませんね(涙目) 確かに和歌山の否定は「へん・ひん」より「やん」をよく使います。「しやん」「こやん」みたいな。 あと和歌山、滋賀は関西人に言わせると“近畿”らしいです。 蛇足にて失礼しました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私は関東のものですが、関西圏、特に京都の話し方が好きで、話せるようになりたいと思っていてこういった地元の方はあまり気にしないような細かいことを質問して勉強しております。 まだまだ勉強中なので今はイラっとさせてしまうかもしれませんが、真剣に使っていけばちょっとは上達し、冷かしではなく本気なのが伝わる位になればいいなと思っています。 和歌山ではどのような話し方をしているのか知らなかったので、質問に入れられませんでした、すいません。 「やん」は肯定のイメージがありましたが、和歌山では否定になってしまうのですね。旅行の際には気を付けます。
- 0621p
- ベストアンサー率32% (852/2622)
先の方の回答にもあるように、「へん」を使うほうが多いですね。 例えば 動かへん、持てへん、食べられへん、書かへん などは「ひん」は使えないですね。 では「へん」でも「ひん」でも使える場合はと言うと、例えば でけへん、できひん けえへん、きいひん などですかね。 この場合「へん」のほうが少し乱暴な言い方の感じがしますね。例えば「でけへん→でける」「できひん→できる」ですが、「でけへん、でける」は男ならいいですが女性が使うとちょっと下品なような気がします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 今回この質問をした理由の一つが「ひん」のほうが響きが綺麗だと思って、なるべく「ひん」を使いたいと思ったからです。 「へん」のほうが少し乱暴な言い方の感じがするということで、感覚が合っててよかったです。
- hiroki033
- ベストアンサー率39% (711/1788)
おはようございます。 京都からです。 前につく文字で変わってきませんか? 例えば「しない」だと。 「し」に着けると「しいひん」で、「せ」に着けると「せえへん」 「来ない」だと。 「き」に着けると「きいひん」で、「け」に着けると「けえへん」、「こ」に着けると「こおへん」になります。 「へん」の場合はよく使いますが、「ひん」の場合は、前につく文字が「い」の列だけのような。 「落ちひん」とか「見いひん」など。
お礼
わかりやすいご回答ありがとうございます。 「しいひん」「せえへん」や「きいひん」「けえへん」同じ意味の言葉ですよね? 二種類の言い方ができる言葉は、どちらを使うかは使う人の気分で使い分けてよいのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 「しやはった」とかは聞いたことあるような気がしますが、「しゃはった」とかはあまりイメージにないですね。 「はる」は自分のした行動とかに使うことはないですよね? 冷たいのではなく、穏やかで、上品、優しいという感じでしょうか? 観光で行った人がちょっと真似して話して、「あってますよ」言われたら嬉しかもしれませんね。観光で行くならとても良いところですね。 「ホントのこと言ってください」と言っても言ってくれないのはちょっと寂しいですね。