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躁的防衛とは何ですか?
- パワハラで仕事を辞めた後、頑張りすぎて脳の過労状態に陥ってしまいました。
- 弱音を吐くことが苦手で、辛い時にこそ頑張りたくなるという行動は異常な心理なのでしょうか?
- 躁的防衛とは休むことを無視して頑張ることを意味しますが、実際の意味はどうなのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
臨床心理士です。 大変な目に合われましたね。 心中お察しします。 自分自身の心、とくに自我を無意識に守る仕組みに,「防衛機制(defense mechanism)」というものがあります。 これは、フロイトに始まる精神分析の領域で、提唱されたもので、たとえば、抑圧(イヤな記憶を無意識に押さえ込んで、いわば忘れてしまう)とか、合理化(寓話のイソップ物語で、葡萄に飛びつけなかった狐が、能力不足を棚に上げて、「あの葡萄は酸っぱいからいらない」といった)などがよく知られています。 これらの防衛機制は、自分自身を守るために、誰しもが、多少とも使っています。 「躁的防衛(manic defense)」も、こうした自分自身の心理的安定を守るための仕組みの一つです。 ただし、普通の防衛機制に比べ、かなり次元が低いものとされます。 躁的防衛とは、例えば、自分自身にとってとても大切な方、家族や親友などをなくしたとき、普通であれば悲しみに暮れるという反応が起きますが、そうではなくて、こういう通常の悲しみとはまったく関連がないかのような、気分が一気に高揚した状態を示すことがありますが、そういう状態に陥ったときをいいます。 もう少し具体的に書きますと、単に明朗であるとか、活発であるとか、強がっているとかではなく、それをはるかに超越してしまった状態でになります。 すなわち、その大切な方を失ったこと自体を否認するとともに、空想的な自己誇大感や楽観主義、快楽的な行動への浸ってしまう、仕事への没頭などによって、悲哀の心理や自分自身の死の不安を心から追い払い、いわば、現実への逃避を行うことにより、心の安定を得ようとするのです。 「ハイ・テンション」という良い方がありますが、これに沿えば、普通に「ハイ・テンション」といえる状態を遙かに突き破ってしまって、「異常に」といえるほどのハイ・テンションになっていると思われれば、想像がつくかと思います。 この重要な方を失った場合に起きる躁的防衛の例について、私がある本に書いたもの(表10-3)を添付させていただきますので、ご覧ください。 ご質問のように、「辞めた次の日からスーツを着て就職活動を開始しました。昔から、弱みを見せるのが苦手で、きつい時にこそ頑張らねばと頑張りすぎてしまうことがありました」は、かなりの方にもある特徴だろうとは思いますが、あまりにそれが行きすぎますと、躁的防衛であるといえる可能性もあります。 今回不調に陥られたのは、そういう危険な状態に陥ることに対するいわば「警告のサイン」だったとご理解になるのがよろしいのではないでしょうか? 主治医がおっしゃるように、こういう躁的防衛に陥っている方や、過剰に適応してしまって、疲れていることなども自覚できていない方は、案外多いと思います。 少しペースダウンされ、主治医のご判断で治療が必要ということになれば、それにしたがわれることが望ましいように思います。 また、これを機会に、大げさにいえば「生き方」について、考え直してご覧になってはいかがでしょう?
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- k28w
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こんばんは。 世の中、情報があふれていて、 自分の素直な感情を抑えるのが当たり前になってるんですよね。 協調性なのか、我慢なのか、よく分からないことも多くって! 質問者さまは、抑えていたものを出す時期かもしれません。 何かが起きないと、真剣に自分と向き合う機会なんて、そう有りませんもの。 怠けることに罪悪感を感じるの、とても良く分かります。 私も、似たようなこと考えてます。
お礼
我慢に我慢を重ねてついに爆発(ガス欠?)した感じです。 昔からこんな感じで常に疲れていたように思います。 アドバイスまでしていただけて本当にうれしかったです。 ご回答ありがとうございました。
- りな(@rinarina0301)
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躁的防衛は 本当はつらいけど 色々と元気な行動を取ることを 言うそうです。 細川てんてんさんの夫 ツレさんはライブに入り浸っていたそうです。 私の場合は 学校がイヤでしたが 皆勤賞です。 適応障害の者です。
お礼
辛いけど頑張るからガス欠を起こすのですね・・・。 こういう傾向があることを受け止めて怠けることに専念していますが、逆にそれが難しいです; のび太に本気で憧れています。 rinarina0301様もどうぞご自愛ください。 ご回答有り難うございました。
お礼
専門家からのご意見を有り難うございました。 頑張っていることはつまり現実逃避から来ているのですね。 辛い現実を受け止めて、それを乗り越えてから次へ・・・というステップを踏まずに強がってさあ次!という風に考えてる傾向があったのでそれが自分を苦しめていたような気がしてきました。 なので、あれもこれもしなければで完全にキャパ越えしていたように思います。 こんな辛い生き方を変えようと思っています。 目標とする人間像はのび太です。辛い時には辛いと言い、適度に休み、困ったことがあればもっと人に頼れるようになりたいです。 たくさんの事例と解説がとても分かりやすかったです。ご親切に有り難うございました。