>犬の心臓病は治りにくい病気なのでしょうか?
拡張型心筋症であるなら、心臓疾患の多くで使用される降圧作用のACE阻害薬で、進行
を遅らせることは十分可能です。
ただし、イヌの場合は、特に発症の多くが高齢であり不整脈も併発していることが多く、
その場合【2年生存率】がおそらく10%くらいでしょうね。
平均して10%ではなく、発症直後(1~2ヶ月以内)に大多数が死亡し、それを持ち
直したおよそ8歳以下のイヌの場合には、数年もつことがある・・・といった具合です。
gusinさんの愛犬が、丁度その典型ですね。
その他、突然倒れて重篤な症状を示し、強心薬・血管拡張薬・降圧剤投与などによって
一時的回復、その数時間後に死亡・・というパターンも大変多く見られます。
肥大全般にもいえることですが、体調に変化があらわれたときには、すでに進行している
ことが多いですね。
>最新のペット医療では治癒は可能な病気なのでしょうか?
根本治療としては、【心臓移植】に依存するしかありません。
最新の医療技術をもってしても、リスクは極めて高いでしょうね。
医療用の実験としてなら、イヌの心臓移植の例はいくつかありますが、治療としてのそれ
はまだありません。
補足
おそらく病名は拡張型心筋症によるものだと思います。