補足を頂きました。
記された食生活を見ても、朝と昼の食事内容は感心できません。夕食まで心身を働かせるエネルギーは全く足りていません。それだけではなく、タンパク・ビタミン類・ミネラル類も欠乏状態と思います。
この食生活を長く続けてこられたとすれば、体には機能的変化が現れても不思議はありません。
その機能的変化の一例として、以下記します。
タンパク・ビタミン・ミネラル、及びエネルギーの不足から、体はエネルギーを生み出すために「糖新生」というエネルギー産生システムを働かせます。
それは、体のたんぱく質を壊して糖エネルギーを作り出すことを言います。体タンパクとは、血液中のタンパク質や、ヘモグロビン、筋肉、酵素等々です。これらが活発に壊され出すと、体格の衰え、体の機能的変調、時として精神的変調(イライラ感や抑鬱的等)
しかし、この変化は生命維持の購いであると考えられます。・・・命を守るために、症状を発して危険を訴えているサイン、と受け止めてください。
もう少し説明を続けます。
糖新生される時(血糖を上昇させる)、必ず放出されるのが”アドレナリン” ”ノルアドレナリン”と云う、元気ホルモン・やる気ホルモンです。叩かれても、窮地に追い詰められても、このホルモンは人に遂行意識を高めさせるのです。だから何でも出来てしまうのです。
パン(高糖質食)、コーヒー(砂糖入り?)、果物(果糖)は一気に血糖値を高めます。高血糖になると、インスリンが放出されて血液中の糖がエネルギーに変換され、血糖値は低下傾向になります。そうして血糖値が下がると、体に再びエネルギーを作らせようと糖新生が進みます。
この繰り返しは体質的に、機能性低血糖と云う、ある種の体質変化を引き起こさせてしまうのです。
その結果引き起こされる低血糖によって、様々な症状を生むこともあるのです。
低血糖について少し記述しておきます。
低血糖に伴うさまざまな症状と病 (「アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書1977」を作成した、マイケル・レッサー博士の調べによる低血糖症状です)
うつ病、 / 統合失調症、 / 低体温、 / 低血圧、 / ぜんそく、 / アトピー、 / 鼻炎、 / 関節炎、 / 出社拒否、 / 不登校、 / ひきこもり、 / ADHD(注意欠如/多動性障害)、 / LD(学習障害)、 / 校内暴力、 / 非行、 / 性格異常、 / 異常かつ極度の疲労感、 / 集中力欠如、 / ひどい物忘れ、 / 昼食後・日中の眠気、 / 朝起きられない、 / 起床時の疲れ、 / めまい、 / ふらつき、 / 眼のかすみ、 / 目前暗黒感、 / 日光が眩しい、 / 眼の奥が痛む、 / 怒り、 / 敵意、 / 暴力、 / 恐怖感、 / 自殺観念、 / 強迫観念、 / 不安感、 / カッとなりやすい、 / キレる、 / イライラ、 / 泣きたくなる、 / 落ち込み、 / 感情不安定、 / 偏頭痛、 / 頭がしめつけられる、 / 筋肉痛、 / 手足が冷たい、 / 手足の筋肉の痙攣、 / 手指のふるえ、 / 失神発作、 / 幻聴、 / 幻覚、 / 狭心症発作、 / 心臓がものすごくどきどきする、 / 頻脈、 / 月経前緊張症、 / ためいき、 / 呼吸が浅い、 / 生あくびをする、 / むくみがある、 / 吐き気、 / 下痢、 / 便秘、 / 胃腸が弱い、 / 胃痙攣、 / 腹部膨満、 / 口臭、 / 甘いものがむしょうに食べたくなる、 / 肥満、 /
これらの低血糖症状は、全く現れない人もいれば、多くの症状が当て嵌まる人もいます。また、ほんの僅か3つ4つだけが該当する人もいます。
そこでもう一つ突き詰めて言えば、この機能的変調は巷の一般病院では発見してくれません。
ではありますが、機能性疾患の症状だけではなく、器質的(解剖学的)疾患も軽視できませんので、第一アプローチとして内科受診をお勧めしました。
補足
日常の食生活、病歴は 朝はパン コーヒー果物程度。 昼は食べたり食べなかったり 夜はご飯に野菜お肉お魚と ふつうに食べてました。 九月から突然 おかしくなりました。 それまでは46キロほどで 出かけたり元気でした。 さいわい今も 動くのは元気に 家事とかできています。 小食なのに動けているのが 周囲からは 不可思議に映るようです。