まず、中古品に「定価」は存在しません(ま、今時は、新品でも「メーカー希望小売価格」という”参考価格”表示が普通ですが・・・)。
中古車も例外ではなく、”相場”を睨みながら、仕入れ価格に店舗運営上の経費や利潤を乗せた価格を表示しています。
「値引き」というモノは利潤を削るコトになりますから、多目に利潤を見込んだ価格を表示していれば値引き枠が確保できることになりますが、他の中古車店と比較して高めの価格が表示されていたら・・・質問者サマはそんなお店に入ります?
大抵は「お店に来て貰わないと話しは始まらない」とのスタンスで、アイキャッチとしてギリギリに近い値付けをするんじゃないか と。
そうなると、値を引くというコトは「身を削る」行為に等しいので、新車と同じレベルの値引きが期待できないのはもちろんで、多少の交渉の余地はあるでしょうが、場合によっては”端数切り”でもキツイかもしれません(人気の高い絶版車だと「他にも客はいる」と強気で行けるので、値引きゼロも珍しくないらしい)。
あと、忘れちゃ行けないのは「中古車は総額商売」ということ。
税金や自賠責と言った法で金額の決まった経費以外の”手数料”は販売店が独自で設定できる金額であり、ココでも時折「諸経費が高かったけど違法じゃないか」との質問がありますが、業者の手数料を定める規定は無いので、実際の手続き行為が存在していれば、手数料の金額の多寡で違法性を問うコトは出来ません(「車両本体が格安だった分、手数料が割高だったことで、トータルで”適正価格”ってオチ)。
本体価格で大幅値引きを勝ち取っても、手数料で取り戻される可能性も考えられるので、交渉は慎重に。
クルマはアフターサービスが必須で、特に中古車は乗り手が変わったことで故障するコトも多いなど、リスクが高い商品です。
既回答でも繰り返されていて、質問者サマも納得されたようですが、無理な値引きを要求して”禍根を残す”よりも、後々の関係を保つためにも”適当な落としどころ”を見つけることの方が重要ではないか と。
お礼
お礼が遅くなってすみません。 細かくお返事いただいてありがとうございます。 とても参考になりました。