Q、日常の要求吠えと夜鳴きとの関係。
A、「無い」と考えて構いません。
夜鳴きも要求吠えの一種です。
しかし、日常の要求吠えと夜鳴きとを関連付けて考える必要はありません。
「無い!」という認識でよいと思います。
<要求吠えの対策は無視と主導性>
「吠えれば要求が叶う」を学習した犬は要求吠えをします。
ですから、「吠えても無視して要求に応えない」という対応が必要条件的対応。
加えて、「あらゆる行動で飼い主が主導性を発揮」する対応が十分貢献的対応。
<夜鳴きはクレートトレーニングで解決>
Step1、飼い主の寝息が聞こえる場所にクレートを置いて就寝させる。
Step2、夜鳴きしなくなったらクレートを寝室から出す。
Step3、「ハウス」の指示で自らの意思でクレートで寝るようにする。
夜鳴きは、無視では解決できません。
これは積極的なクレートトレーニングを行って解決する必要があります。
<我が家の対応>
明日で5ヶ月目の誕生日を迎えるラブラドール・レトリバーの♀。
とにもかくにも要求吠えが激しくて悪戦苦闘しています。
トイレやハウスは、我が家へ着いた2時間後には覚えました。
散歩際には、横断歩道の手前でシットして「OK」を待てる賢い子です。
人や犬、音に反応して吠えることはしません。
でも、ともかく吠えて吠えまくっています。
これまでハスキーやゴールデン、ラブ×ゴールデン等7頭の経験があります。
みんな、ウンともスンとも吠えないで育ちました。
8頭目にして初めて経験する要求吠えです。
「いけない!」、「ダメ!」という叱責は火に油で通用しません。
そういうことで、今、行っている対応の一つは「無視」です。
吠えたら背を向けて完全に無視するようにしています。
もう一つの対応は、上では書いていませんがスキンシップの重視です。
膝の間に仔犬をホールドして寝息を立てるまであやすという触れ合いです。
すでに体重も15Kgを越えつつあり4ヶ月後には23Kgに達するでしょう。
その頃には、心身ともに成長して大いなる自己主張を開始します。
この時ばかりは、「無視」だけでは制御できません。
「いかない!」の一言に従わせることが必要になります。
スキンシップの重視は、いわば4ヶ月後の毅然とした対応の準備です。
私は、要求吠えも個性ではないかと痛感しています。
それゆえに、実に粘り強い対応が必要です。
そのように、つくづく感じています。
頑張られてください。