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石灰の違い
今年プランター菜園を始めました。 初めてなので野菜専用の土を購入し、ピーマンの苗を植えたのすが出来たピーマンは尻腐れ病になり石灰を撒くといいと聞き若土石灰を撒きました。そのお陰か次からできたピーマンは無事でした。 本を読んでると土に石灰を撒くと書いてあります。 石灰にも消石灰、若土石灰、有機石灰とあり初心者としてはいまいち使い方の違いがわかりません。 石灰にも適材適所があると思うのですが、これからの土作りの為に教えていただけないでしょうか。
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若土じゃなくて苦土です。 苦土=マグネシウムのことです。 石灰類は酸性土壌を中和させるときに使いますが、同時にマグネシウムを補給する必要があるときには苦土石灰を使用します。 消石灰も苦土石灰も撒いてすぐに種や苗を植えることはできません。 土中の水分と反応して根を傷めるので、石灰を撒いて2週間は放置する必要があります。 その点、有機石灰は反応が鈍いので撒いてすぐ植え付けしても大丈夫です。 ただ、石灰類はもともとの土のPHが分からないと分量がわからないです。 また、栽培しようとする野菜の種類によっても最適なPHが違います。 高価な測定機でなくても100均で探せばリトマス紙を売っていますので、今の土の状態がどうなのか知っておくといいでしょう。 足りなければ足せば済みますが、多すぎれば抜き取ることができませんので。 http://hige-oyaji.at.webry.info/201109/article_12.html 私は畑もプランターもしていますが、個人的には苦土石灰が使いやすいです。 有機石灰は、すぐには効果が出ないため成長の早い野菜では難しいです。 苦土石灰は種を植える前に2週間という時間は必要ですが、結局はその方が効果があるような気がします。
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- tpg0
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こんばんは。 この、ご質問は趣味より「園芸」のカテゴリーのほうが適してると思いますが、分かる範囲で回答させて頂きます。 まず、若土石灰ですが「苦土(くど)石灰」のことだと思います。 苦土とは、マグネシウムのことで豆腐の凝固剤に使われる「ニガリ」と同じような成分です。 マグネシウムは、植物の葉緑素を構成する成分で欠乏すると葉が黄ばみます。 次に、石灰ですが、石灰は無機質のカルシウムなので「有機石灰」は存在しないと思います。 消石灰も苦土石灰の石灰成分は同じアルカリ性カルシウムですから、酸性土壌を中和させる土壌改良剤としての働きがあります。 この働きで根が活性化し、根の栄養素であるカリ肥料の吸収を良くしますが、カルシウムが土壌を硬くする欠点もあります。 ですから、苦土石灰はマグネシウム成分を含んだ石灰で、消石灰は単なるカルシウム成分として考えて差し支えないと思います。 従いまして、苦土石灰や消石灰は植物の補助的な肥料にもなり土壌改良剤としての働きをするのです。 石灰類の適材適所というなら、葉緑素を多く必要とする葉物野菜類には苦土石灰、根を活性化させたい根菜類には消石灰が適してることになりますが、酸性土壌でもないのに石灰類を使い過ぎると土壌がアルカリ化して植物の生育に悪影響を及ぼす恐れがあるので、あまり多用しない注意は必要です。