「歌が上手=良い歌手」なのですか?
私の前の彼氏は、歌手を目指しています。その世界ではそこそこ名のある先生の元でボイストレーニングを受け、ほぼ毎日自宅で歌の練習をしているそうです。実際に聞いても、カナリの歌唱力でプロ顔負けです。歌い方もすごく伝わってくるものがあります。彼も歌には相当自信があるらしく、一緒にTVを見ていても、誰かが歌ってたりすると「この人下手やな。俺の方が勝ってる」とよく言ってました。彼曰く、歌がうまくなかったら歌い手としてはダメ、だそうです。私が好きなミュージシャンの話をしたら、「あぁ、歌は下手やけどな~」と言ってくるんです!! とにかく、歌がダメな人は彼の眼中(耳中?)には入らないみたいです。そんな彼と一緒にいるうちに、私の耳も肥えてしまったのか、今までなんとも思わず聞いてきたミュージシャンの曲も、「あ、この人意外と歌下手やな」と感じてしまうことがあります。
そこで思ったのですが、歌が上手いってそんなに大事なことでしょうか? 私が思うに、彼は歌の上手さに懲りすぎなんじゃないかと…。確かに上手いにこしたことはないですけど、上手くなくても何か伝わってくる歌い方の人はいるし、歌じゃなくて演奏の方ですごさが伝わってくる、ということもありますよね。
それと、彼は音楽の経験値みたいなのが足りない気がするのです。音楽のこと何も知らないし、自分のやりたい方向に合う曲ばかり聴いて、いろんなジャンルを聴こうとしないんです。私はもっといろいろ聴いたら、どこかで何かに役立つはずだからイイと思うよって言ってたんですけど、関係ない、と言われてしまいました。技術とかじゃなくて、歌唱力で伝えたいみたいです。
彼をがっかりさせたくなくて「がんばれ」とずっと言ってきましたが、正直なところ、そんなんでやっていけるのかな…と思います。良い歌手って、どんな人なんでしょう??
皆さんの意見が聞きたいです。