- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:WAIS-R の結果と性格との関係はあるのか?)
WAIS-Rの結果と性格との関係はあるのか?
このQ&Aのポイント
- WAIS-R検査の結果と性格との相関関係について疑問があります。
- 自身が発達障害ではないかと疑い、WAIS-R検査を受けた結果、ディスクレパンシーが大きいことが分かりました。
- 他者とのコミュニケーションが苦手で悩んでおり、その性格とWAIS-R検査の結果との関連性、性格の矯正可能性を知りたいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
臨床心理士です。 ご質問文からはいくつかの疑問がおありのようですが、次の点に限って、説明させていただきます。 >「発達障害ではないがディスクレパンシーが大きい」ということと、「普通の人のようなコミュニケーションが出来ない(出来にくい)性格である」ということの間には相関関係があるのでしょうか? かなり以前には、Wechsler知能検査における、言語性IQと動作性IQの差である「ディスクレパンシー」が大きい場合、適応上の問題があったり、発達上のアンバランスがあったりするといわれてきました。 しかしながら、このディスクレパンシーの出現率を詳しく検討した結果によれば、「言語性IQと動作性IQのかなり“大きな”差は、かなりありふれたものである」という結論に達しています。 したがって、言語性IQと動作性IQのディスクレパンシーが大きいからといって、適応や性格の上で問題があると単純には結びつけられません(つまり、相関があるとはいえません)。 なお、WAIS-R日本版は、1990年に出版された検査で、すでにその改訂版であるWAIS-IIIが2006年に刊行されています。 そのため、現在では、WAIS-Rを用いるのは適切ではありません。 その理由を一言でいえば、古い検査を用いますと、評価が甘くなるということです。 知能指数でいえば、10前後、高く評価されることが知られています(フリン効果)。 また、言語性検査と動作性検査の区別は、最近では、理論的、実証的な根拠が弱いことが知られています。 現在、WAIS-IIIの改訂版であるWAIS-IVの出版準備が行われていますが、このWAIS-IVでは、言語性IQ、動作性IQの区別はなくなります。 以上、部分的で恐縮ですが、ご参考までに。
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 最近の研究ではそのようになっているのですね。 とても参考になりました。 WAIS-R の結果からは私の性格のおかしさが説明出来ないと分かったので、他の指標があるのであれば知りたいところですが、それはこの質問の範疇を超えるのでもう少し自分で調べるなりしてみます。