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ビデオキャプチャーの選び方とは?
- VHSや8ミリビデオで録画した動画をパソコン又はDVDメディアに保存するためのビデオキャプチャーの選び方とは?
- MPEG2やAVIなど様々な形式がある中、どれが最適なのか迷ってしまいます。
- ビデオキャプチャーを使って保存した動画はパソコンのパワーDVDやDVDプレーヤーで再生できます。
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質問者が選んだベストアンサー
>MPEG2とかAVI とかの形式がたくさんあってどれが良いのかがよくわかりません。 一般的なDVDプレイヤーやDVDプレイヤーソフトで再生したいのならば、DVD-VIDEOを作成となります。 DVD-VIDEOはMPEG2PSの一部、映像ビットレート+音声ビットレートが約10Mbps以下の部分を使用した規格です。 音声形式はリニアPCM、AC-3(ドルビーデジタル)、MP1-L2(MPEG音声)が標準で対応なのですが、MP1-L2に関しては元々ヨーロッパ中心で採用され、日本ではレコーダー分野においてAC-3が採用された関係上、MP1-L2音声が再生されない機器もあります。具体的には東芝の機種は非対応です。ソニー、パイオニア、中国・台湾製の機器では再生が可能です。 映像ビットレートは最大でCBR、VBRともに9800Kbps程度まで。但しこれは圧縮音声のAC-3やMP1-L2を選択した場合。しかしPC利用でオーサリングソフトでの対応は最大9400Kbpsになっているものが多数なので、レコーダーの9800Kbps設定は使用できない。 音声にリニアPCMを選択した場合はCBR、VBRともに最大で8000~8200Kbps。 VBRの場合は最大(ピーク)値は平均値の2倍以内に設定。平均値4800Kbps以上の場合は最大値は9400Kbpsで頭打ち。 まずこの規格を頭に入れてください。 つまり基本はMPEG2です。 近年のDVDオーサリングソフトや動画編集ソフトはスマートレンダリングと言う、編集部分のみ再エンコード処理を施し、それ以外の部分はエンコードをしない方式を採用しているので、DVD-VIDEO規格内の設定ならばほぼ無変換で処理がなされて、作成時間の短縮可能で画質劣化もほとんどありません。 但しアプリケーションによっては設定でこのスマートレンダリングを有効にする必要がある場合もあります。 この場合でもフレーム単位での編集が可能です。 但しこの手のキャプチャーはDVD-VIDEO規格外の高ビットレート記録も可能となっているので要注意です。 一応メーカープリセットによる録画モードも存在する場合もありますが、その録画モードはレコーダーのものとは同一ではありません。 >この中のどれ買えば一番いいのでしょうか。 強いてあげればIOデータのGV-USB2/HQかな。 まず、仕様をチェックして動作環境とご自身のPCのスペックを照らし合わせてください。 記載URLのビデオキャプチャーは全てソフトウェアエンコード方式のものなので、PCの動作環境要求は少々高目です。 またキャプチャー時はCPUの使用率が高くなります。この時に他の作業はしない方が良いでしょう。コマ落ちや音ズレの要因となります。 通常この簡易ビデオキャプチャータイプは音声はリニアPCMしか選択できず、画質と収録時間が犠牲となります。 この機種ではキャプチャーソフトが二種類あり、PowerDerector8を使用すればAC-3も選択可能です。LightCaptureの方はリニアPCMしか音声が選択できません。 圧縮音声が使用可能ならばレコーダーのSPモードのような設定でのキャプチャーも可能です。 リニアPCMしか選択できない場合はリニアPCM自体が約1500Kbpsなので、映像部分で使用できるのは約8000Kbps以下の設定となり、高画質を望めば収録時間が短くなり、1枚1層のディスクに120分収録を望めば平均3000Kbps、最大値6000Kbps程度となるので、同じ120分収録でも画質は劣化します。ちなみにレコーダーでのSPモードは映像ビットレートは4500~5200Kbps程度の設定になっています。 VHSや8ミリビデオは画質的に劣るので低ビットレートでも構わないとの風潮もありますが、実際は大間違いです。より劣化するだけです。 元の画質をなるべく維持してキャプチャーをしようとなると、最低でも音声AC-3(256Kbps)。VBR平均ビットレートは4Mbps。最大値は8Mbpsの設定で最大135分程度の収録時間となる設定以上の画質で収録する必要があります。 これらビットレートの設定によって収録可能時間も変わります。 正直なところ、ある程度のDVD-VIDEO規格の知識やMPEG2の知識、ビットレートの知識が必要となりますので、HDD・DVD(BD)レコーダーで取り込んだ方がラクです。 編集に関してはPCの方がラクですが、画質的にはレコーダーの方が有利ですし、確実に上です。 この手のソフトウェアエンコード方式のキャプチャーには高画質回路は一切搭載されていません。 アナログ信号はノイズが多いので3次元Y/C分離回路やDNRが無い場合はノイズもそのまま量子化してしまうので、データ容量が増加しますし画質も劣化します。 またVHSの3倍モードや8ミリビデオのように、元々の信号が不安定な素材の場合はTBC(タイムベースコレクター)は必須となります。このTBCのあるなしで画面の落ち着き具合が変わります。無い場合は縦線が波打った状態になるものもあります。 これら高画質処理回路が無い場合は、マクロビジョン(コピーガード)信号誤検知で録画自体が不可となる場合もあります。 HDD・DVD(BD)レコーダーにはこれら高画質回路は標準搭載されている機能です。この面ではレコーダーの方が有利です。 編集面ではキャプチャー付属の編集ソフトやオーサリングソフトの方がスマートレンダリング(CyberLinkのアプリケーションの場合はSVRTの呼称)によるフレーム単位の編集、チャプター設定や、タイトル入力、メニュー画面作成などは本当にレコーダー以上です。 但しこのキャプチャーに付属しているPowerProducerは少々使いづらい傾向があります。ヘルプも余り参考になりません。 宣伝文句はPCで簡単にDVD作成、が多いですけど、実際はある程度の知識が無いとフル活用はできない製品群です。
お礼
細かく書いて頂いてありがとうございます。 当初PCに動画保存→DVDメディアに焼くの手順しか頭になかったので。 下の方のところにも書きましたがDVDプレイヤーの方が素人には簡単のようですね。 どちらにするかよく考えてみます。 ありがとうございました。